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カテゴリ:台湾棒球
FA宣言していた許銘傑(ミンチェ)投手、ユニフォームを着替えることが決まったそうです。台湾での記事によれば、出来高含めて2年最高で1億5千万円ですか。
→[記事]日職/許銘傑與歐力士簽2年最高1億5千萬日圓合約(NOWNews) 元の年俸を考えれば結構な高評価って感じですが、許投手は宣言したときから年俸には不満がない、欲しいのは保障と言っていたようですのでやはり焦点は「争取複数年」、西武は複数年を渋ったということなのでしょうか。 しかし初交渉→即決とは素早い展開、まだ心の準備が…。私も長いこと西武ファンやってますのでこういう流出には慣れてるつもりだったんですが、許投手はFA宣言自体が不意打ちだったのでかなりの喪失感。まだ気持ちの整理がつかない感じ。しかも同じリーグに移籍っていうのは実に複雑。 オリックスが許投手に目をつけていると報じられたのは今回が初めてのことではなくて、2007年にも日本の夕刊紙で記事になったことがありました(→これ)。これが本当なら、言わば5年越しのアプローチが実った形。 とはいえ今とは違い、許投手は成績が振るわなくてほとんど二軍暮らしな上に、起用法が定まらずに苦しんでいた頃。 当時の台湾でのインタビュー記事のメモを見てみると、「トレードして欲しいと思ったことは一度ではない」「他球団のテストを受けさせてくれと西武球団に申し出たが受け入れられなかった」などと、なかなか刺激的な内容が掲載されておりました。 が、その年のオフに台湾のことをよ~く知ってる渡辺久信新監督に変わると、翌年に4年ぶり先発勝利など、徐々に復活への階段を上っていったのはご存知のとおり。 もちろん監督交代が全てではないだろうけども、これが許投手にとって良い契機になったのは間違いないところ。それ以降、雑誌の取材記事などでは「チャンスをくれた渡辺監督にはとても感謝している」みたいなコメントをいつも出しているくらい。 なので許投手がリラックスしてプレーできて、そして持っている力を最大限に出せるという意味では、引き続きナベQ監督の下でやるのがいちばん良さそうだと思っていたのですが。移籍となるとそのあたり、ちょっと心配だったりします。 まぁでもご本人は当然、そんなことは覚悟の上でしょうから大丈夫かな。オリックスにはどのくらい知り合いの選手や関係者がいるんだろう。オリックスのキャンプ地にはいい釣りスポットはあるんだろうか。 あ、維娟ちゃんは転校しないといけないのかな。新しい環境にも早く慣れますよう。 奥様はこの記事などを見るに東日本の放射線をかなり気にされていた様子なので、西日本に行くのなら多少なりとも安心できるのでは。こういうのは理屈じゃないでしょうから。 移籍しても許投手一家が幸せでありますよう。 そして移籍するからにはしっかり活躍して、今年みたいにたくさんの人から応援してもらえる許投手でいていただきたいと思います(西武戦のときはほどほどに…)。って書いててもまだ実感湧かないや。 (とうとう西武から台湾人選手がいなくなっちゃいましたね。オリックスは余文彬投手以来10年ぶりですか) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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