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カテゴリ:台湾棒球
今オフの職棒界は、「戦力外」になったと報道される選手がほとんどいません(もしかしてゼロ?)。今年から基本的に自前の選手だけで二軍を作らなければならず、選手を増やさないといけないからでしょうか。
でも象の黄佳明投手など引退する選手はちらほらいらっしゃいまして、そして年明け早々に立て続けに個人的に非常に残念な選手の引退が報じられましたので、今日はそれで。 ●陳連宏選手 若い頃からベテランみたいな風格を漂わせていた獅隊の陳連宏選手、引退して二軍の打撃コーチに。 →[記事]陳連宏退休 轉任二軍教練(自由時報)(中文)(1/1) これまでにも病気や故障で選手生命のピンチと何度か報じられましたが、その度に乗り越えてきた陳選手。38歳までおつかれさまでした。 (2008年のアジアシリーズで本塁打したとき。左側に映っている元蛇族は今年も頑張ってください) ●張家浩選手 猿の張家浩選手は2度目の自主退団。今度はもう引退みたい。中時の記事がいちばん詳しいですかね。 →[記事]張家浩解甲 婉拒引退儀式(中時)(中文) 引退の原因は、新しい選手がたくさん入ってきたのと、コンディションが以前ほどではなく、仕事を変えて新しい生活に適応するため、とのこと。プロに戻るときも、もともとプレーするのは2年間と決めていたのだとか。 前に牛を退団したときは「自転車屋さんを開く」みたいなこと言って辞めたんでした。新しい仕事っていうのはそれかしらん。 (2009年、札幌アジア選手権にて) (記事中で張家浩選手に似ていると書かれている孫耀威さんってどなたかしらと思って検索したら、こんなん出てきた。のりピーっていろいろやってたのね) ●莊景賀選手 そして莊景賀選手も引退。 →[記事]中華職棒/統一獅陳連宏、莊景賀轉任教練(NOWNews)(中文)(1/1) プロとしてプレーすること11年、TML時代からレギュラーだった年は一度もなかったんですねぇ。成績だけ見てたら良くここまで長くできたという気もします。 実際、獅隊に移籍したのは蛇隊を戦力外になったからでした。その翌年には蛇改め暴龍隊がああいうことになりましたので、そのままもう1年、蛇隊に残っていたらどうなっていたか…なんて考えるとちょっと背筋が寒くなります。 蛇時代からチームの台所事情が苦しいときには投手に戻ったり、怪我人が続出したときには慣れないながらも空いたポジションに入ったりしながら地道にプレーを続け、先日のアジアシリーズでも元気に出場。結果的にあれが最後の試合だったんですねぇ。 現役を退いて二軍のトレーニングコーチになるそうです。おつかれさまでした。 (2006年、淡江大学にて) 6年前、私が家族旅行のついでに淡江大学に行って蛇隊のサイン会にお邪魔したとき、参加していたのは李明進・陳致鵬・陳元甲・莊景賀・楊睿智の5人の選手。生で見た莊景賀選手は、軽い感じの瞳が綺麗なお兄ちゃん、みたいな印象でした。 その後まもなく、この5人の選手たちは戦力外になったり、例の黒い事件に巻き込まれたり、蛇隊改め暴龍隊が解散したあとで他チームに拾ってもらえなかったりして次々と職棒界を去ることに。 社会人チームに入っていた李明進投手も去年から高校野球のコーチに転身、5人の中でもう現役で頑張っていたのは莊景賀選手だけになっていたのですが、これで5人すべて、選手としては思い出の中ということになりました。 蛇隊の選手もだんだん減って行きます。寂しくなります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年01月04日 00時58分54秒
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