♪うり♪のうりゃぁ！！！

突然ですが

３月１５日にウチのパパが亡くなりました。


昨日　告別式が終わり

お骨になったパパが帰ってきました。


３月１３日までは普通に仕事をしていたパパ。

いつも通り遅い帰宅で私は子供たちと一緒に眠っていました。


その日の夜中。正確には１４日の午前１時半ころに

「ちょっと肺が痛いからタクシー呼んで」

と揺り起こされました。


パパは以前自然気胸という病気を３回ほどやっていて、

まさか今回も？？と思いつつ電話の前に立ちましたが、

半分寝ぼけていたのでタクシー会社の番号をどう調べればいいのか

モタモタしていました。


見かねたパパに「救急車呼んで」と言われ、

そんなに辛いの！？

と驚きすぐに救急車を呼びました。


隊員さん達が来て、血圧を測ったり、心音を聞いたり・・・

その間も胸元を押さえてうずくまるパパ。


でも、自力で救急車に乗って、搬送先の病院が決まるのを待っていました。

なかなか病院が決まらず５件目でようやく近くの病院に搬送。


私は子供達が眠っていたので、同行せずにパパの母に連絡し、
行ってもらいました。


このときはまだ、まさかこんなことになるとは思ってませんでした。

翌朝、子どもを学校と幼稚園に送り出してから病院に。

どうやら痛みが治まらず、朝まで眠れなかった様子のパパ。

入院時の検査の結果を説明してくれたお医者さんは

「気胸ではないけど、ＣＴやその他の検査の結果を見てもまだわからない」

と言ってました。


点滴で痛み止めを打っていたので、少しずつ眠れるようになったらしく、

少し安心して「翌日の検査で原因がわかるといいね～」と母とも話していました。


夕方、子供たちと一緒にもう一度病院へ。

パパに気を遣って、小さい音で子供達がテレビを見ていたら。

「聞こえないでしょ？音大きくしていいよ～」

と言ってくれたパパ。

でもまだ痛かったらしく、時々うなっているので、背中をさすりました。

手足が冷たかったな・・・・

水が飲みたいというので、飲ませてあげたら「ありがとう」って言ってくれた。

子供達がお腹が空いたというので、

「じゃ、また明日来るね」

と言い。

子供達も「パパおやすみ～」と声を掛け。

パパもちゃんと頭を上げて「おやすみ～」とこたえてくれた。

私はお休みのチューをして、病室を後にした。


それが最後だった。


翌朝。８時３０分。

病院から「急変です」と電話。



意味が分からなかった。


何言ってるんだろう？？？



慌てて子供達を着替えさせ、ダッシュで車に乗った。


病室の前に行くと、ドアが開いていて、心臓マッサージを受けてるパパが見えた。


「嘘でしょう？」


涙が出たけど、子供達を怖がらせちゃいけないと思い。

廊下の端に移動して「大丈夫だよ！」と声を掛けた。


後から聞いたら、夜はぐっすり眠っていて、朝７時半ごろに
「まだ少し胸が痛いのでシップが欲しい」とナースコールしていたそうだ。

その後８時２０分ごろにパパの母が病室に入ったら、
ベッドの横に倒れていたんだって。

１時間くらい蘇生措置してくれたけど、戻ってこなかった。

耳元で「しっかりしなさい！」「早く起きて！」って叫んだけど。

帰ってこなかった。


子供達を呼んで、長男に「パパ死んじゃった」と母が告げた。

うわ～～～ん！！！と泣いた。

私も泣いた。

娘は怖がって私の後ろにしがみついてた。


泣きながらも意味がわからなかった。

今もわかんないけど。



直接の死因は「解離性大動脈瘤破裂」

心臓からの大動脈の内側が少し裂け、そこから血管の膜の中に漏れ出した
血液が瘤となり、それが破裂して血圧が下がり心停止したそうだ。


パパを最初に見てくれたのは心臓外科の先生だった。

でも、CTを見せてもらって説明を聞いたけど、まったくその予兆が
写ってなかったそうだ。

この症状は普段から動脈硬化などがある人が普通はなることが多いらしい。


先生もそこまでに至った原因がわからない。
ということだったので、他の病院で病理解剖してもらった。

細胞を取って、検査してもらっていて、まだ結果は出ていない。


先生は「私の専門分野だったのに、こんなことになってしまいました。
初見でわからなかったとはいえ、私の責任もあります。
訴えていただいてももちろん結構です。」

って言ってたけど、訴えてもパパは帰ってこないよ。


その先生が言ってた。

「もしかしたらマルファン症候群かもしれません。」

それは先天性の病気で、二十歳を過ぎてから気胸を繰り返す
背の高い男性に現れる遺伝性の病気だそうだ。

それも、検査の結果でわかるだろうけど・・・
もしそうなら、子供もそうかもしれないから気をつけるようにって。


その後知らせを受けた、実家の両親や、夫の妹夫婦や、のんべすが駆けつけてくれた。



病理解剖してくれた病院に「着替えを持ってきてください」と言われ、
スーツを持って行ったら、ママ友達が来てくれてた。

地下の霊安室に行くと、キレイになったパパが眠ってた。

前の日はあんなに痛そうだったのに、

家で昼寝でもしてるときみたいにノンキな顔して眠ってた。


でも、冷たかった。

口にキスした。

冷たかった。


ごめんね。パパ。


私があの時救急車なんか待ってないで、車でもっと大きい病院に
連れてってあげれば、家にかえって来られたかもしれなかったね。

夜遅くまで働いてたのに、いつも子供と眠っちゃっててごめんね。

家の中、いつも汚くてごめんね。

Ｙシャツのクリーニング、たまに忘れててごめんね。

無駄遣いばっかりしててごめんね。



ごめんね。


愛してるよ。


大好きだから。





帰ってきてよ。




パパ。明日は私の誕生日だよ。
今年の誕生日は日曜日だから、一緒にお祝いできると思ってたんだよ。



息子はあまりにも突然で解りたくないのか、普段どおりに元気にしてた。
娘は大好きなおじいちゃんおばあちゃんやのんべすが来てくれて、
素直に喜んでた。


パパが亡くなった当日は、病院から戻った後、
頭痛とめまいと吐き気で動けなくなって、倒れてた。私。


こんなヘナチョコな私に子供２人残して、
先に行っちゃうなんて、ひどいな～。



昨日のお通夜には本当にたくさんの人に来てもらった。

４００人くらい来たそうだ。


会社の人、パパの友達、私の友達、息子の学校の同級生や先生・剣道の仲間
娘の幼稚園の同級生や先生・・・・


パパと私は一緒の会社で働いていたので、懐かしい同僚や先輩・上司も
来てくれた。

なつかしいね。パパ。


生きてる時に会いたかったよね。



なんで私が喪服着て「喪主」なんて書いてあるリボン付けてんの？？

どうして子供たちに黒い服着せなきゃいけないの？？

娘はピンクが好きなのに、黒い靴が気に入らないみたいだよ。


来月温泉行こうって言ってたじゃない。

また、海外も行こうって言ってたよね？


車のタイヤ交換。誰がするの？

息子の兜、重いから私一人で飾れないよ。

こないだパパが息子に買ったサッカーボール。

まだピカピカなのに、誰が一緒にサッカーするの？

娘が結婚する時、誰が一緒にバージンロード歩くの？


ねぇ？パパ？？




昨日は家族４人で霊柩車に乗って、火葬場に行った。

最後のドライブが霊柩車かよ！！！


火葬の前。

最後の対面で、息子にも娘にも「またね！」って言わせた。

私も「またね！」って言った。


「さよなら」なんか言わない。



私たちだって必ず、パパと同じ場所に行く日が来るから。


その日まで。


「パパ！またね！！」










長文。読んでいただきありがとうございました。


まだまだ、心の整理はできません。実感も多分わいてないんだと思います。


でも、少しでも自分の気持ちを整理したくて、

まだ亡くなったばっかりだけど、書きました。



もっとたくさん書きたいことあるけど、それはまた今度書きます。



幸いなのは、息子も娘も元気にしていること。

私も食事ができるようになりました。睡眠もとってます。

大丈夫。

いつも家にいなかったパパが、ずっと家にいてくれるので、
大丈夫。

ありがとう。パパ。