パチンコで　“ガッツリ勝つ”　ブログ

今日は自分ごとで稼働が出来なかったんでパチンコ店の事について書いてみたいと思います。
　店の事がわかっていると、今後その店がどういうふうになっていくのか、使えるのか、使えないのか、等が予想出来るようになってきます。
　まずは店の稼働率についてです。この稼働率というのはパチンコ店の設置台数（１００％）に対して、終日何％の台数が稼働（実際に誰かが打ってるって事）していたか？っていうことです。
　よく打っている最中にその店の店員や近隣の店舗の店員が客の数を数えているのを見た事があると思います。（これを統計、頭取りなんて言い方をする）少し具体的に例をあげて内容を説明していきます。（お店によってやり方は多少違うと思います）
　A店パチンコ１００台、スロット１００台。営業時間は朝１０時から夜１１時とします。これを朝１０時開店から１時間ごとにどの台に何人座っていたかを数えていきます。
　大海が５０台あったとして、
　１０時の飛び込みで１０人
　１１時に１５人　１２時に１５人　１３時に２０人　１４時に２０人　１５時に２０人　１６時に２０人　１７時に２５人　１８時に３０人　１９時に３０人　２０時に２０人　２１時に１０人　２２時に５人　２３時に０人
　だったとします。大海５０台が朝から閉店までずっと５０人が打っていると稼働率は１００％になります。
　５０台×１４時間＝７００　朝から満台だと1日で７００人となりますが、上の場合だと合計で２２０人なんで、
　２２０÷７００＝０．３１４　×１００（％）　をするとこの店の大海の終日稼働率は３１．４％っていうことになります。
　店全体で見るとその店の稼働率がわかります。このことをふまえ上で店の経営状況を考えていきます。
　店舗のテナント料、人件費、光熱費、遊戯台の購入費用、雑費、広告費等があります。
　まずテナント料なんですが、大体パチンコ店は駅前のいい場所にあることが多いです。しかもかなりの面積が必要となってきます。この事を考えると、地域によってもだいぶ変わりますが月数百万単位でしょう・・・　今回は２００万くらいで考えます。
　次に人件費ですが、朝ホール１０人カウンターに１人　夜ホール１０人カウンター１人、清掃スタッフ３人、事務員２人、店長含む役職２人。これくらいでしょうか？これだけでも２６人と清掃員３人の計２９人。一人最低の２５万と考えて
　２５万×２６人＋清掃員月３万×３人＝６５９万　　まぁ解りやすく大体７００万で考えましょう。
　光熱費は実際僕絡んだ事がないので確実な数字はわからないんですが、月々３０万くらいでしょうか？相当高いはずですよ！だって、電気代もかなりするはずやし、エアコン、暖房ガンガンやし、ネオンビカビカ・・・
　新台入れ替えは月二回、パチンコ２０台、スロット２０台だとすると、パチンコ台が大体１台２０万前後、（ウルトラセブンとかバリ高かったらしい・・・）スロットが３０万前後だとすると、
　２０台×２０万＋２０台×３０万＝１０００万　もっと入れ替えするところだと・・　
　雑費はホールによってさまざまですが、ポップの作成やブラックボード、ペン、台の修理費等で月１０万くらいで考えます。
　広告費も店によってさまざま。大型ホールなどではTVCM、ラジオ等でバンバン流してますし、小さなホールでも新聞折込等で月２０万～５０万程でしょうか？（僕もやったことないんで・・・）今回は２０万で考えます。
　これらを全部たしていくとホールは月々・・・

　　“１９６０万円”

　最低でも店を運営していくのに月々２０００万のお金が必要となります。今回はかなり甘めで設定しているので実際はもっといくでしょう。（大型ホールだと倍以上？？）
　これを日にちで割ると、２０００÷３０日＝６６．６万円　これだけホールは回収しないと潰れてしまう計算になります。しかも利益も上げないといけないんで・・・
　ここで稼働率の話に戻しましょう。
　さっきの条件の店で終日稼働が２０％だったとします。２０％の稼働で毎日６７万円を回収しなければならないとなるとどういう釘調整、スロットの設定になるかを考えてみてください。客１％あたりの負担額は２２０００円位。必ず１％あたり２２０００円負けないといけないんです。そりゃー“持って帰らせてたまるか！”っていう調整になるでしょう・・・
　これが終日稼働６０％（かなり流行ってる店）くらいになってくると客１％あたりの負担額は１万ちょっと。こうなってくると店側も調整にメリハリがつけやすくなるんではないでしょうか？そこそこ出てる台があっても他の台で回収出来るから。こういう店ならプロが少々出しても店側も“うまく使ってくれる”んですが、稼働薄の店だと・・・うるさく言われる理由はここです。出されたら困るからです。出された分の回収が出来ないから。
　パチンコ店っていうのは回収するだけではすぐに客は来なくなってしまうので還元もしようとするならば普段はさらにその分も回収しなければならない・・・
　っていうことは、客も少ないのに入れ替えばっかりしてるとこっていうのはどういう調整か？　・・・わかりますよね？
　ちょっと今回は話が難しくなってしまいましたが、こういう部分を考えながら稼働していくと今までと違ったところが見えてくるんじゃないでしょうか？
　ホールの必要のない打ちたくない新台費用、無駄なギラギラネオン等の電気代、効き過ぎの冷暖房、役に立たないスタッフの給料等はすべて、ホールに打ちに行ってる“みなさん”の財布から出てるってことを忘れないように・・・