■歴史の勉強法
歴史の受験勉強の方法はいろいろありますが、こんな方法もあります。
それは、現代から過去に逆行して勉強するという方法です。
歴史の勉強では、縄文→弥生→古墳・・・と過去から現代に向かって進めていくのが普通ですね。
しかし、最後の明治・大正・昭和あたりまで到達できず終わってしまったことはありませんか?
また、最初はがんばって覚えていくのですが、だんだん疲れてきて後半は頭に入らないということもよくあります。
縄文、弥生、古墳あたりは何度も勉強してよくわかっているのですが、現代に近づくほど記憶があいまいになる傾向があります。
さらにもう一つ大切なことは、歴史では近代の方が出題頻度が高いのです。
ある調査では、「江戸から明治にかけての出題頻度が最も高く、全体の6割を占める。」そうです。逆に、古代は意外と内容に乏しく、出題頻度も少ないようです。
そこで対策として、今までと反対に現代から過去にさかのぼって勉強するやり方です。
平成→昭和→大正→明治・・・というふうに、教科書でも問題集でも反対から勉強してみてください。
「近代から現代史にかけての歴史は、現在から逆行すると事件や各項目の因果関係が、前からやるよりよく理解できる。」という人もいます。
前から勉強したり、後ろから勉強したり・・・いろいろやってみて下さい。こういう多角度的な学習が、質の良い記憶につながると思います。