おまけ
金剛福寺のバス停で中村行きのバスを待つ。門前のトイレに自転車で廻っている女性がいた。「大丈夫だから、安心して。」と携帯で話しているが、多分野宿もするのだろう、荷物はすごい量だ。「気をつけてね」と、お茶のお接待。それを見ていたのか?神奈川さんも私にお茶をお接待してくれる。(神奈川さんは紳士タイプ☆)大津さん、神奈川さん、宿で一緒だったおじさんは今夜は足摺に泊まるので、のんびりとバス停でくつろぐ。しばらくすると、お寺の跡取りの若様も到着。荷物を次の宿に送りながら歩く若様は、今日も荷物を届けた宿よりも先まで歩いたので、大岐までバスで戻るという。(荷物を背負って歩いていたころは、1日10KMとか言ってたけど・・・ 私より遅いなんて、驚き。) 清水港やっとバスが来た。お客は若様と私だけ。3人が見送ってくれる。バスは27号線をくねくねとゆっくり進む。とうとう雨が降り出して、薄暗い細い道を感心するほど上手にバスは走る。すれ違えるのか心配になったが通る車もほとんど無く、清水港まで誰も乗ってこなかった。 ひろめ市場足摺岬から土佐清水までは13KM。大津さん達は、明日ここに寄って名物<鯖バーガー>を味わってから大岐に戻って、明後日三原村に進む。鯖バーガーは気になるけど・・・。清水港はすっかり雨に濡れていた。岬の話をしてくれた運転手さんは清水出張所で、別の運転手さんと交代。地元の人達が乗ってきて、今度は中村駅を目指す。お互いの無事を祈って、若様は大岐で下りていった。ウトウト寝ていたら黙々と歩いた新伊豆田トンネルもあっという間に過ぎて、中村市内だった。連絡が良くて、17:44発<南風>に乗ることができた。 鮪ホルモン♪マグロホルモン♪ B級グルメで安くてやわらかくて美味しい。 ひろめ市場のカツオのお店が並ぶなかで、唯一マグロの店。 腸というよりは胃の部分。ホームから十市のMさんに、ダメもとで電話をしてみる。「突然本当にすみません・・・ 次回は高知市内にくる予定がないので、今から会えませんか?」Mさんが自炊して晩酌するのが大~好きなのは重々知っているけれど、どーしても!御礼がしたかった。徳島から高知入りした時からご縁が続き、今回も私の腰痛を心配してくれていた。もう一度会いたかった。なかなか返事が出来ないMさんに更にお願いして、高知市内まで出てきていただいた。自宅まで行くのが筋だけど、時間的に無理なので・・・(本当にずうずうしいおばさん。)【ひろめ市場】のまぐろのお店で1時間余過ごす。相変わらず温かくて素朴で、戦場カメラマンの渡部さんに似ている。お礼をするつもりが、お接待を断ってはいけませんと、又ご馳走になってしまった。その上、お土産に<新高梨>までいただいてー面目ない。「今度は家族で高知に来て、家を宿がわりにしてください。」そぅ言うと人気のない路面電車で帰っていった。さようなら、高知。