可児の花フェスタ ~織部庵~
世界屈指のバラ園で有名な岐阜の花フェスタ記念公園。広い園内を歩きながらあふれるバラを次々と見て目もいっぱい、胸もいっぱい、人もいっぱい。コンビニ弁当を木陰のベンチで食べた後は薔薇コーナーから外れ、緑に囲まれた静寂な一角にある「織部庵」で一服いただくのが楽しみです。周囲1,600㎡の広さを利用した純日本風の庭園。千利休の亡き後、天下一の茶人として知られる美濃出身の武将「古田織部」にちなんだ茶室です。四畳半台目小間「織部庵」へ木の葉と苔の柔らかい緑が優しく感じます。茶道に革新をもたらした「織部好み」と呼ばれる独創的な様式を随所に取り入れた茶室。庵の中は意外と明るく浮き上がった壁や床の模様に味があります。広間からの「織部庵」一席22名の大寄せ茶会や日本古来の伝統文化の行事にも幅広く使用できる「広間」に移動します。~間仕切り欄間のひょうたん~瓢箪は昔から縁起の良い物とされ六つ揃えば無病(六瓢)息災と言われたそうだ。へぇ~なるほど。初めてしった!織部イズムとは個性・共生・独創性・自由・多様が特徴だそぅです。目を引いたのがこの素晴らしい縁側。スゴイ広さ。そして、手斧(ちょうな)で削った板の模様。この日は茶室を一般公開されていたので初めて拝見することが出来ました。「織部庵」「広間」で茶会をするための貸し出しもしています。別棟には気軽に抹茶を楽しめる「立礼席」もあります。こちらは靴のまま、喫茶店感覚で入れます。このバラの重菓子、可愛い~♪お抹茶も薄めで軽く飲みやすくなっています。一席600円。少しずつ値上がりしてますね^^;ここでは是非、窓ガラスに目を向けてください。昔のガラスは一枚づつ焼いていたのでガラスが波うって微妙に光が屈折して美しいのです。でも、手作りガラスなのか、手作り風に工場生産しているのかは定かではありません。園内では虫を見かけることが無く・・・よく手を入れて管理されているのですね。また来たい、可児の花フェスタ記念公園でした。