琵琶湖を歩いてグルリンパ (13)
琵琶湖畔を一回り、彦根から右回りで区切って歩いています。前回は春、賤ケ岳を過ぎた高月市で足を揃えました。今回は道の駅<湖北みずどりステーション>に駐車して、<高槻市磯野>まで戻って歩き始めることにしました。同じ道を往復するのは芸がないので、山本山から尾根を歩いて続きの場所まで戻ることにしました。~山本山~道の駅から東へまっすぐ1キロ歩くと山本山です。海苔みたいな名前の小高い山です。麓の小さな神社から登山道。~山かかしの子供~かわいい山ですが、この山は歴史に残る<賤ケ岳・しずがたけ>まで続いており約10kmの尾根を歩く、<近江・湖の辺の道>になっています。登り始めは結構な急坂で、足が弱ったものだと感じさせられました。~最初はこんな坂もあります!~山本山はH324.9m朝日山・田中山・白山優美な形が琵琶湖のどこから見てもわかることから見当山とも言われています。地上と湖上を見渡せる重要な位置にあることから平安時代から戦国時代にかけて山城が築かれ土塁と切掘りが古城の姿をとどめています。木立の間から琵琶湖が見えます。左が竹生島、右端桜で有名なが奥琵琶湖の大崎辺り、薄く見える向こう岸から歩いてきたのですね~~二の丸~急坂を上がると小さな二の丸、唯一開けた場所です。ほどなく本丸、ベンチが濡れているので先に進みます。実は先を急ぎたいのにはもぅ一つ、登山口で踏みそうになった<ヘビ>と<イノシシ>が気になって~山のあちこちにイノシシの掘り跡があって、それは今朝、掘ったばかりで、そうとうの大家族か、よほど威勢がいい大物がいるようです。~長浜市、向こうは北陸~山にはドングリや栗が沢山落ちています。これを食い漁っているんだな~道を掘り起こし、食べカスが散乱し、何しろひどい。腰を下ろしておやつを食べているところに、おしりガブリも突進してドスンも勘弁してよ~です。本丸からはやや下り、あとは尾根を歩きます。光の入らない尾根、賤ケ岳までハイキングする方が6.7人、追い越していきました。~山本山の尾根は古墳が続く~途中、<西野>集落に通じる道から下りました。尾根には古墳が幾つも続いてあるようで、専門の看板も立っていたが、どこが古墳か見分けられず、多分小さな墓が足元にあったのでしょう。唯一、盛り上がった前方後円墳があり、そのわきの山道を降りました。かつて米を担って山を越え、湖畔へ運ぶのに使った道。西野からは車道を避けて農道を歩きます。のん気でご機嫌な田んぼ道、もぅ稲刈りは終わり、大豆畑は茶色くなるのを待っている。トンネルを超えると湖畔。キラキラと水面が輝き、日差しが暑い。左回りのバイクや自転車の若者と次々にすれ違う。ほどなくして道の駅に戻りました。おやつに稚鮎の天ぷらを頂く。美味。本日は6kmあまり。この辺りは線路から離れるので、つなぎがうまくいかなくてなかなか進めないですね。