もっぷ道-season1３-わがままなおしゃべり

女の子は誰でも自分の夢のプライベート空間を持っていると思う

娘も　天蓋付きのベットに好きなブランドのインテリアやグッズたち

ちょっとずつ買いためていた



娘が突然転勤になり　独立するとなった時　彼女の頭にはその夢の部屋が浮かん

だのだろう

〇〇は・・・　と　我が家に眠っているあれこれを提案すると　即座に帰ってく

る言葉が　要らない　　あっちでも売ってるから


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娘が独立して１ヵ月が過ぎ　公共料金の請求書も届き　激安スーパーめぐりをし

ている事もあって　生活の目途はたった

娘は物凄いケチ

彼女に言わせると　ケチではなく節約だ　と怒るのだが　私だったら自分にご褒

美があるが　娘には無い


もともと買いためてイメージしていたひとり暮らしがあったが　私が家にある　

使わない消耗品等を　いい機会だから預けようと思って即座に却下され

ならば・・・と　若い子が大好きなインテリアのお店に行き　　これも必要ね

　向こうに行ったらこれも買わないと・・・と　見て回った

そこで　元々節約家の娘　世の中というものが分かったらしく　娘の荷物の箱に　

家に余分にあるものをチョコチョコ入れても即座の拒否はしなくなった

フライパンの福袋にセットで入っていたヤカンやキッチングッズ

フライパン単体で買うより安かったので　壊れたら・・・と思って買っていたが　

まだ必要な時期にならない

洗濯ハンガーも息子が寮にいた時に使っていたものがある

お店を回った後は　即座に拒否をする事は無かったが　ひとつひとつ　本当に使

わないのか使う予定が来るかどうか確認をして　やっと持って行った

本当はもっともっと持たせたかったがそんな感じだったので　次に来た時に・・・

と思ったのに　来ないって

会社の人が休み前に工場に来る予定があったら乗せて貰って来るかもしれない　

言い換えれば自力で自腹を払って帰るつもりはない　らしい

だったら何か荷物を送ろうにも　要らない　と



お盆休みや連休があったにもかかわらず締めての先月の残業が20時間だったそう

たぶん　サービス残業もあるだろうし　忙しい

引っ越しが決まって　一番に思ったのが　ソーラーの人感センサー

オートロックだけど　暗くなって帰宅してバルコニーに人が潜んでいたら嫌じゃ

ない

だから人感センサーを直接届くように購入した

そしたら　意味が分からない　とご立腹

4階だから安心だ　と言うが　よじ登る可能性だってあるでしょ　と思って言っ

ても聞く耳持たない

なんでもかんでも　要らない　と




ここで　ふと　うちの子たちは小さい頃からそうだったな　と思い返した

私の母が何か持たせようとしても　野菜などは義実家からも届くので拒否

金銭を持たせようとしても　脛をかじっている兄家族の手前もあるし　私は他所

の家に嫁いだ身でもあるので滅多に受け取る事は無かった

そんな姿を見ているから娘も　独立したのだから　と何も要らないという

でもあの頃の私は嫁いだ身で娘はまだうちの子

そういう違いが分からない・・・というか　喜んで受け取って貰える喜びがある

という事が　反対の立場になって分かった

何かを送ることも　私が部屋に行く事も拒否されている



賃貸の家賃も会社が払ってくれてラッキーと思っていたら　現金と同じで住宅手

当扱いなので課税になるのだという

私の経験で　家賃を負担する例はなかったから安易に考えていたが　そういえば　

住宅手当5000円くらいは処理していた事を思い出した

毎月の給料に含んでいたのでしっかり課税

全額負担しているのだから　上手くやってくれるのかと思ったら年末調整でしっ

かり清算するらしい

いっそのこと借り上げ社宅にしてくれたら良いのに

だから娘は戦々恐々と　ますます節約している