もっぷ道-season1３-わがままなおしゃべり

母が亡くなった時　(たぶんそれがストレスだったのかもしれないが)

行く予定になっていたディの為に準備していたシューズを入れた

真新しいシューズを二足　　空の上でリハビリしてね　と

　　

姑の時は　入院準備で姑のタンスを開けて　たぶん娘さん達から贈られた　箱に

入ったままの田舎に似合わない服や帽子を見つけ　どうせ捨てるしかないのだろ

うから帽子を持って来て貰った

取りに行ってくれたのはご主人様と義妹

言われたから持って来た・・・という感じで

血縁として　入れてあげたいって思わないのかな



　　　　　　　　　　　　　


父の時　父の私物は施設にあるものだけ

もしもの時に　一気に荷物を運ぶのは大変だと思って　使っていない物を少し持

って来ていた

その中には　直接父のもとに届いていた年賀状の束

葬儀の準備をして　ただゴミとして捨てるよりは読めなかった父もお棺に入れた

ら読めるかもしれない　と思ってお棺に

ただ　写真が入ったものは嫌がられるかもしれないと葬儀屋さんに言われた・・・




姑の葬儀屋さんが良かったのは　通夜室に折り紙が準備されており　鶴を折って

棺に入れてください　としていたこと

なので　面会時に父の居室で折っていた金魚を準備したのだが　怪訝そうだった

父の私物が無くて　かろうじて施設から出る時に着せた浴衣とタオルケットを入

れる事にしたが　娘も葬儀慣れしてて　

お祖母ちゃんの時は駄菓子を入れたよ　お祖父ちゃんには筋子を入れなきゃ　

と言ってきた

面会時の差し入れに生ものはＮＧだったので忘れていたが　父は筋子が大好きだ

った

そうだね　とスーパーに買いに行き　バレると反対意見が出るかもしれないの

で　キッチンタオルに包んで袋詰めし　入棺の最後の最後に冷蔵庫から取り出して　

父の好物なんです　とコッソリ忍ばした

ずっと食べたかっただろうな

きっと喜んでいるだろうな



更に　意外なんだけど水分のある物も入れて良いらしい

紙コップに入れて足元に入れる事が可能だという

そこで　毎週飲んでいたリンゴジュースを思い出し　紙パックを買ってきた


最後はなかなか食べる事か出来なかったけど　こちら側としてはすごく満足

まさか　筋子が一緒に焼かれるとは思ってないよね



履物は無かったけど　お母さん貸してくれるよね