もっぷ道-season1３-わがままなおしゃべり

お盆に　姑の一周忌をしたとき　お寺で先に着いて奥のソファーに座っていた義

姉妹

もう着いていたんだ・・・と思いつつ　軽く　暑い中有難うございます　と声を

掛けた

すると　奥の方から　義妹から　去年はごめんなさいね　とか何とか言われた

去年　何を謝られたんだろう　と思いつつ　こちらもパタパタ法事の準備があ

るので　んいえいえ・・・みたいな感じで流した

彼女たちはご主人様と来るので早めに着いてもお客様

ロウソクを点けたり線香を焚いたりはしないで　くつろいでいる

半月経って　あれは　義実家の墓に親子で入りたいと　私たちを飛び越えて住職

に打診したことだと思う

でも　それだったらもうちょっと落ち着いた時にいうものじゃない

あちらは　言ったから終わり　なんだろうけど　こちらはなのだから

ちゃんと面と向かったら　いえいえ私は構いませんよ　私も実家に入りますから　

と伝えたのに



　　　　　　　　　　


義実家のお寺には　その年の法事に該当する方の名前が貼り出されている

本家に言わせると　檀家が少ないから出来る事で　本家のお寺は檀家が多すぎて

構っていられないらしい　(現に父の納骨もまだ)

あっという間に法事が終わって　何気なくその貼り出された一覧を見ていると　

そこに見知った名前があって驚いた

去年　闘病の末に娘さんの住む埼玉で亡くなった友人

誰が喪主をどういう経緯でやったのかも　今　彼女がどこにいるのかも分からな

かったが　住職に聞くと教えてくれた

住職は　葬儀の為に埼玉まで行くと申し出たらしいが　妹さんの旦那さんが生仏

でこちらに運んでくれたらしい

喪主は　息子さん

離婚したけど親なので　と言って立派だったと住職は言うが　私的には親なんだ

から当たり前じゃない　とちょっとガッカリ

離婚しているから　　やっぱりちょっと揉めたらしい

そして　今　義実家と同じ檀家になっているのは　お墓が実家になったから

骨の行き場が無くて　実家で・・・となったらしい

生前　あんなに実家に戻ることを拒否していたのにね

蛇が居るから嫌だって　　

お墓　いっぱいいるよ・・・



でも　同じお寺の檀家で　この宗派は本山に骨を収めることになってぃるので　

今は会えないが　私が死んだ暁には彼女と本山で会える事が分かった

お婆ちゃんになったら縁側でお茶しようと言っていたのが　さらにその先になるが　

本山で　細胞単位になって会える事になった

同じ宗派で良かった～



妹は離婚して　一緒のお墓に入ろうと誘っているが樹木葬が良いと言っている

近年は離婚も珍しくなく　でも　順番が狂うとこういう事が起きてしまう

離婚する時に　死んだ時のことなんて考えないもんね