カテゴリ:愛するココロ
自宅が、光ファイバーで良かった!と思う瞬間。 2002年ソルトレイク、男子フィギュア。 アレクセイ・ヤグディンが金メダルを獲った、『仮面の男』を、ネットで観るとき! (551蓬莱のCM風) ※ご覧になるには、Windows Media Player のダウンロードが必要です。 ここでダウンロードできる・・・はず。
荒川静香や安藤美姫、真央ちゃんも担当して有名になった、 今をときめくニコライ・モロゾフ氏の作品です。
モチーフになった『仮面の男』の映画は、 文豪アレクサンドル・デュマの原作を、 レオナルド・ディカプリオ、ジョン・マルコヴィッチ、ジェラール・ドパルデューなど、 米・仏の映画界を代表する、 豪華な俳優陣をそろえて映画化したにも関わらず、 ぜんっぜん面白くないという、 ある意味で感銘を受けた作品なのですが この『仮面の男』はちがいます。
何十回、観たかわかりません。 もっとも美しい、フィギュアスケートの演技のひとつであると、 断言できましょう。 (ちなみに、荒川静香は、この演技に影響を受け、 モロゾフ氏に振り付けを依頼したとかしないとか。)
栄華を極める、フランス・ブルボン王朝。 生まれたときより、顔を鉄仮面に覆われ、 弧塔に幽閉されていたフィリップは、 国王ルイ十四世の双子の弟でした。
決して出られない、壁の中。 覆いかぶさる、絶望と孤独。
救い出されたのち、太陽が、花が、風が輝く外の世界へ、 足を踏み入れた瞬間の歓喜。 すべてのものへ、広がっていく、愛と感謝。 そして、手に入れた自由を守るために、 心優しいフィリップも、剣を取り、戦う決意をします。
なんてゆーかね。 もう、心の琴線に触れるって言うのは、こういうことさ! って、観るたびに思います。
不世出の天才と称されたヤグディンのスケーティング技術も、 コンビネーションジャンプも、ストレートラインステップも、 すべてがひとつに溶け合って、ひとつのことを表現している。
それは、言葉を超えて、 もっと雄弁に、 さらにさらに深いところへ届く、 魂の言語だと、私は思います。
なんて、美しいんでしょ!
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Last updated
October 15, 2007 05:22:06 AM
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