眠れない夜は長い
久しぶりにあの人に会った。お酒を飲んで 少しの間眠ってしまった。でも、起きてしまってからまた眠れなくなってしまった。あたしは自分の事が分からない。どうしていいか分からない事だらけで頭が混乱する。一人で生きていく自信もないしかといって誰かを幸せにする事も出来ない。でも、大事な人をもう失いたくない。これまで、沢山の物や人を失ってきた。自分を理解してくれない人を受け入れられなかった。摂食障害や鬱を理解してくれる人は数少ない。なんで吐くの?そう聞かれて、なんて答えればいいのだろう。そんな事、自分でも分からないのだから。10年続けてきた事を簡単に一言で済ます事は出来ない。吐きたくないちゃんと食べたいそう思ってるのはきっと摂食障害の人がみんな思ってる事だろう。それでも、其れが出来ないのはそれぞれ理由があるのだもの。苦しくったって辛くったって過食嘔吐をやめられない。太る事への恐怖。心のバランスを取るための方法。色んな理由があると思う。あたしはダイエットから始まった。太っていた訳ではないがもっと痩せたかった。食べても吐けばいいと知ってしまってからもう其れをやめられない。単に弱いだけだろ、と言われてしまったらその通りかもしれない。ちゃんと食べてても痩せてる人はいる。なんでだろう?って不思議に思う。食べても太らない体だったら私だって過食嘔吐なんてしないのに・・・でも其れが叶わないからどうしても吐く事しか出来ない。いつかは治ると信じて前向きに生きていくしか出来ない。大切な人を失いたくない。あたしが傷つけてしまったなら尚更あたしはその償いをしなくてはならない。自分が苦しむのは当然。死ぬ程苦しんで当然。私にとって大切な人を此れ以上失いたくない。こんなに大切な人はいないと知ってから私は諦めない事を決めた。どんなに拒否されようともどんなに許してもらえなくとも諦めたくない気持ちは変わらない。自分のした事をきちんと見つめながらそのしてしまった事をきちんと考えつつ大切な人をなくさないように努力するしかない。泣いても泣いてもどうにもならないのだから。あたしが泣くのは当然の事だろう。其れは全て自分の所為なのだから。今日は泣かせて欲しい。弱いやつだって笑われても今日だけは泣かせて下さい。君に会いたい、離れてしまった心を取り戻したい。さよならはいらない。眠れなくても泣きはらしてもあたしは信じて生きていきたい。嗚咽は夜の闇に響く。痛みは身体中に染み渡る。この夜を忘れないで生きていこう。