あっちにゆらり
苦しいね。友達がいなくなっちゃうのって。私だけが友達だと思ってたのかもしれない。ブログの世界だから。言葉しか無い世界だから。なんとでも言いようがある。私は軽卒な言葉を吐いたかもしれない。もっと力になれたかもしれない。ちゃんと考えてなかったのかもしれない。勘違いしてたのかもしれない。勝手に。今、こうして言葉を綴っていたって何の為になるのか。自分の気持ちをだらだら述べてるだけ。生きる為に書いてるんだ、とか自分を確認してるんだ、とか。意味が無くてもいいじゃないかと。でもね、苦しさが増す時も確かに有るよね。無理矢理吐いてるよね。其れで気持ちが堕ちちゃう時もあるね。だけど、離れられないとも思う。どうしたって此の世界から離れられないと。外の世界に出られなくて。居場所が分からなくなって。どうやって昔は生きてきたんだろう。笑ったりしてたのに。あれは嘘だったんだろうか。19で家を出た。人を愛したかった。愛して貰いたかった。縋るように依存して、自分を見失った。新しい家庭を築きたかった。唯、母親から逃げたかった。私は昔っからそうだ。投げやりな所があって、何にも先の事なんて考えてなくて。今は本当に先なんて分からないけどもっと違う我侭な方法で前に進もうとしてた。穴蔵に突き落とされたみたい。でも思う。此れで堕ちてるんだったらもうダメなんだって。もっと強くなりましょう。過ちは消せない罪と罰祈りは朝を招いて何度 犯されることでしょう葵の芽ぶいた吐息はもう白く蜉蝣ゆらゆら つめたく 落ちた灯月が遠くで泣いている乾涸びていく手を伸ばし月が遠くで呼んでる朝陽に負けても ここに居ると月が遠くで呼んでいる私を抱いてと ちぎれながら『あなたへの月』こっこ