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テーマ:北海道のおいしいもの(1838)
カテゴリ:北海道
私の田舎では冬支度の中で漬物を漬ける作業もそのひとつです。
雪が降る前に皆一斉に始まります。 特にたくあん漬けとなると、農家の方は敷地が目一杯あるので 干す場所に困りませんが、街の方となると 洗濯干しの場所が大根干しに変身しています。 これもこの時期の風物詩?!かな 今は新鮮野菜が食べられない事はないので 自宅で野菜を漬け保存する事も年々少なくなっていますねえ。 所で、私が紹介したいのはこのたくあんではなくて ニシン漬けという(←作り方がのってます)漬物です。 生ニシンの塩漬け(ぬかにしん)もありますがそれではなく 野菜の漬物です。 おおまかに言うと生大根とキャベツをブツ切りにして、米こうじと塩、 身欠きニシンで味を付けるものです。北海道らしい豪快な漬物ですよね。 (細かい材料は各家庭で違いますので省略します) 私の実家ではよく大根の染み込みを良くする為に包丁ではなく ナタで切っていました。切ると言うより割るといった感じでしょうか。 ニシン漬け+ナタ割漬け(秋田県の漬物)になっていました。 これからの時期はお茶請けに出てきたりしますよねえ。 各家庭の漬物自慢が始まります。 時にはそれで先祖の出身地がわかったりもします。開拓民ならではです。 漬物ひとつで話しが広がります。(我が家のルーツのひとつは東北です) いいですよねえ~おつけものって!! こぼればなし また、たくあんの話しに戻りますが、昔はたくさ~ん漬けて すぐ食べるものは倉庫や納屋に保管し後は何箇所かに分けて 長期保存は、外で雪囲いもしていました。 その囲いの目印がなくなりどこに いったかわからなくなる場所もありました。 「まあ、いいっか」と言いながら雪解けまで待っていました。 暖かくなり他の漬物もなくなってきた頃に 例の行方不明のたくあんが出てきます。 「すっぱくないし食えるべさ」と言いながら 漬物第3段が食卓に上がっていました。 これが北海道の田舎の漬物3段活用です。(うちだけかなあ??) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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