私は以前も書きましたが、営業でした。
そして「名詞」は私にとっては「第2の顔」でした。
たとえば口頭のみではなく、商品の見本や説明を詳しくさせていただくのに、どうしても担当者様と対面でお会いする必要があったときや、呼ばれて伺ったときに席を外されていらしたら「2号は来たよ。また後で来るね」というようなことを、営業モード文で名刺に書いておくための「第2の顔」でした。
いや、もちろん、普通に初めてお会いする方に渡すための「顔」でもありましたが。
昨日はその「名刺」で一悶着あり、少々凹んでしまいました。
私はある大切なデータの入ったCDーRを友人の代わりに届け、その受領書代わりに担当者の名刺に裏書をお願いしました。
私が信頼していた担当者様は、事情があって休暇を取っていらして新しい人が引き継いでいた上に、あとでデータの改竄がされたり、紛失されたりしたら困るものだったから。
そこで軽くムッとされ、つい私も「友人はあなたを信頼しているかもしれないけど、私が信頼していたのは前任者だったし、あなたとは初めてだから」と応戦してしまい……。
「データ焼いてCD返したら、名刺返してくれるか」と問われ、「それじゃ意味ないでしょ」と、お互いに戦闘モードに突入。
しぶしぶ、書き始めた担当者さんに「日付違う」「判子も」と、突っ込みまくり。
すっごい嫌な態度を取りまくってしまいました。
でもね、2号にしたら初めてお会いする代理人から預かり物をしたら、それくらいは当たり前のことだったんです。
裏書をして、判子がないときは署名するなんてことは当たり前だったんです。
まぁ、めったにそんなことはありませんでしたが。
一応、最後に「すいませんね、私も元営業でこういったことで受け取った・受け取ってないでトラブルになるのは嫌だったものですから」とは言いましたが、ものすごく冷たい口調で殆ど嫌味に聞こえてしまったことと思います。
私のやり方は古いかもしれない。
でも、裏書と署名・捺印をもらったことは代理人として後悔していない。
それでも、お互いに戦闘モードに入ってしまったこと、嫌味な発言をしてしまい相手を不愉快にさせてしまったことは反省してる。
もう少し、大人な対応をすることも元とはいえ営業していたんだからできたのに。
で、凹んでメハマンで気遣ってもらってたら、世話ないよね。
情けないったらありゃしない。
友人にも、夫にも心配をかけちゃったしさ。
こんな自分が嫌い。