モモクリ（きのこ＆ダックス）

まさか2週連続週末雪とは。

しかも、今回の雪は重かった。

土曜の朝、雪から雨に変わって、これは車庫の屋根がやばいかもと思い、脚立出して屋根の上の雪をあらかた落とす。

午後、自宅前の雪かき終えて整形外科に行くと、いつもは2時間待ちが、だれもおらず5分で名前を呼ばれた。（いつものじいじ、ばあばが誰も出て来れないからだね）

開けて日曜、奥日光いろは坂通行止め、風も強くなりそうなのであきらめて、奥さんの実家の雪かきをして、それから私の実家の雪かきと決めた。

市内から一歩外れると、道路は殆ど一車線分しか通れないようになり、車庫がつぶれているところが結構有る。（雨の中、雪下ろししたのは良かったかも）

奥さんの実家に近づくにつれ、道路に倒木が目立ち、杉山が所々白く折れている。

家に入ろうと脇道を暫く行くと途中から除雪がされてなく、Uターンもできず、延々バックで戻り。

仕方なく、前の親戚の庭に車を置かせてもらった。

この辺りは昨日16時間停電して、一個あった石油ストーブが唯一の暖房で、それでお湯沸かして夕食はカップラーメンだけだったって。

停電すると水道のモーターも停まってしまうので、凍りついていないか心配で行ってみたが、なんとか水は出ていた。

池の鯉ちゃんに暫く餌あげていなかったので、節分残りのイワシ2匹を焼いたのと、パンをあげてから雪かき開始。

雨で融けてから凍ったので、堅くてスコップ4回入れないと持ちあがらない。

道だけ付けて、さて次行く前に鯉ちゃんが餌食べたか見に行くと、さっきまで出てた水がちょろちょろしかでていない。

ここは沢水を引いているので、詰まったか。

自治会長の家に行き、

「水の出が悪いんで、ちょっと山に行って見てくる」 

「そうけ、こっちはまだ雪かきで手が離せないから、見てきておこれ。昨日はなんでこんな時間に鉄砲ぶってるんかと思ったら、裏の杉の木が折れる音でおっかなかったよ」

長靴で大丈夫だんべ．．．と言われ、スコップ担いで山道を登って行くと、右も左も太い杉が折れている。

なるほどこれは怖かったかも。

山の入り口にある水槽に水が十分来ていないようなので、上の取水口が枯葉で詰まっているのが原因らしい。

道は、足元は腐れ雪で歩きにくいうえに、倒木で登りにくい。

第一取水口の手前は崖になっていて、倒木だらけで道は通れず、仕方なく崖を降りる。

雪はいつの間にかひざ丈超え、長靴の中にも雪が入って冷たい。

「なにが長靴で大丈夫だんべだよ」

ここから先が崖で登れず、諦めて引き返す。

下に戻って、

「長靴じゃ駄目だから、家に帰って支度し直してくる」

お昼を麺坊で済ませ、家に戻って濡れた靴下とズボンをはき替え、今度は冬靴、スパッツ、カッパ上下、アイゼン持って2時過ぎ二回戦開始。

まさか里山でアイゼン付けるとは思わなんだ。

再トライはやはり装備が全然違うので、崖もアイゼンの威力で登って、次の崖もアイゼンの威力で下って、一個目の取水口の掃除を済ませて次の堰堤までトラバース。

堰堤の先でパイプが切れてた。

左の水が出てるパイプと右の堰堤下のパイプが切れてしまっている。

どうやら倒木でパイプがたたかれたらしい。

一番上の取水口も溜まっていた枯葉を掃除して、途中まで下って来たら．．．

ここも手前の木が倒れて、根が返りユニオン（ジョイント）が外れてる。

下に戻って、自治会長に報告。

「こんなんじゃ暫くどうしようもなかんべ、森林組合に道作りだけでもたのんでみっから」

戻ってみると、水は出は回復してたので取水口掃除の効果はあったみたい。

鯉ちゃんの水確保だけは当面なんとかなった。