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ニューストピックス

2004年12月27日
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カテゴリ:思う事・・・☆
タイに大学時代の友人が住んでおり、すぐメールを送ってみたものの連絡がつかない。
バンコクに住んでいるが・・・12月後半から1月休みがとれる、と言っていた。
今どこにいるんだろう・・・・。

メールの返事がくるまで心配。


ネットでニュースを集めてみました。
私たちはどうすべきか・・・一緒に考えてみてください。



<スマトラ地震>大津波、ホテルも襲う 帰国の日本人語る

 インドネシア・スマトラ沖大地震で、大津波被害を受けたリゾート地から27日午前、日本人旅行客が成田空港に帰国し、恐怖の瞬間を振り返った。
 タイ・プーケット島のバンタオビーチにいた東京都世田谷区の会社員、田尻智穂江さん(40)は数回の小さな揺れの後、砂浜が水浸しになったため、ホテルのプールサイドに戻り、女友達2人と横たわった。その直後、津波が襲ってきた。「高さは約1メートルだけど、ものすごいスピードで迫ってきた。従業員の指示で3階まで3人で必死に駆け上った。怖くて声も出なかった」と話した。プールでは約30人が泳いでいた。逃げながら悲鳴を聞いて振り返ると、波に巻き込まれた外国人5人が頭や腕などから血を流していた。頭にけがをして血を流したまま、子供をかばっていた大人もいた。ホテル1階は水浸し。停電でテレビが映らず、何が起きたのか分からなかったという。
 新婚旅行で同島に滞在していた川崎市幸区の主婦、外崎千夏さん(29)は、最南端のビーチのホテルのレストランで夫、学さん(40)と食事中、津波を目撃した。「海辺を見ていたら突然、『ゴゴゴー』という音とともに高さ数メートルの大津波がホテルにぶつかった。何がなんだか分からないまま上の階のロビーに夫と逃げた」。砂浜では多くの外国人観光客らが「ヘルプ、ヘルプ」と叫び、波にのみ込まれていった。「あそこに自分がいたらと思うと、ぞっとします」と語った。
 家族5人で同島に来ていた千葉県市川市の中学1年、川瀬裕之君(13)は父親とビーチ沿いの道路を散歩中、右前方から迫ってきた高さ6~7メートルの津波が手前の林にぶつかった。道路の反対側から水着姿のタイ人や観光客らが「津波だ、逃げろ」と叫びながら走ってきた。「みんな我先にホテルの方へ走って行った。道路は砂で埋め尽くされ、海辺の店はすべて横倒しに崩れた。一つの町が崩壊したような感じだった」と振り返った。【神澤龍二】
(毎日新聞) - 12月27日12時18分更新


楽園に悪夢の2波 プーケット島ルポ

 【プーケット島(タイ南部)=岩田智雄】南国の楽園タイのプーケット島を襲った津波は、ビーチ沿いのホテルや店を一瞬にしてガレキの山にかえた。目撃者によると、津波は二波にわたって襲来、特に二度目の津波は海岸線から百メートルも離れたホテルの一階部分まで破壊するなど、すさまじさを物語っていた。
 二十六日午前十時(日本時間同日正午)ごろに発生した津波のあと、ビーチ沿いに宿泊していた観光客は島の内陸部へ避難した。ホテルはどこも満室状態で、役所や寺院、学校、ショッピングセンターなどは野宿をする人であふれかえった。
 ギリシャから来た男性(37)は、海岸線から百メートル離れたホテルの室内にいた。「ゴー」という嵐のような音が聞こえて一、二分後、第一波が襲ってきたが、海水は部屋の外で止まった。さらに十分後、強力な第二波が襲い、海水は一階の天井にまで及んだ。室内にはビーチにあったイスなどが流れ込み、妻が負傷した。役所の庭で眠れぬ一夜を過ごしたが、「お金もパスポートも何もかも流されてしまった。プーケットへ来るのはこれで最後にする」と話した。
 当時、ビーチにいた千葉県在住の梅宮正人さん(33)は、第一波のあとホテルへ逃げようとしたが間に合わず、第二波にのみ込まれた。茶色の泥流の中で足が立たず、頭上や周辺で車やイスが浮かんでいるのが見えたという。目撃者の話を総合すると、第二波の津波の高さは数メートルから二十メートルとの証言もある。
 津波は船上の観光客やダイバーも直撃した。
 プーケット島沖にあるピピ島へ百人乗りの観光船で向かっていた米国人男性サムさん(47)によると、突然、海が二つに割れたようになり、船の右側が盛り上がった。続いて船が津波の上に持ち上げられ、三百メートル前方のピピ島のバンガローの二階が同じ高さに見えたという。数時間、海上で待機したあと、プーケット島へ引き返したが、途中転覆した小型ボートにつかまったり、海上に浮かんだダイバー四、五人を救助した。
 在タイ日本大使館は二十七日未明、プーケット島と、近郊の町クラビに大使館員を派遣し、邦人の安否情報の収集に当たっている。


<スマトラ地震>高級リゾート地プーケットも泥とがれきに
 【プーケット(タイ南部)竹之内満】未曽有の大津波がアンダマン海を襲い、一夜明けた27日、常夏の高級リゾート地プーケットは一面、泥とがれきに覆われていた。
  市内中心部の「プーケット・インターナショナル病院」。ロビーに、診察室に、負傷者があふれた。包帯姿が痛々しい、川崎市の会社員(36)はカオラック地区のホテル1階の部屋にいたが、津波とともに外に押し流された。「多分1キロくらい流された。途中、流れる机や廃材に必死でつかまろうとした。最後はヤシの木にしがみついている自分に気付いた」という。「周囲にはもう死んでる んだろうなと思える人が多数いた」と話すと目を潤ませた。(毎日新聞)




考えただけでぞっとする。
世界で起こる地震の15%は日本で起こっている。
地震大国日本、そして海沿いに住む私には他人事とは思えない。
自分はその場にいたらどうすべきか、知識を蓄えきちんと考えなくては、と思った。


               **津波の知識を集めてみました**

津波のことを英語では、hydraulic bore 、 seismic sea wave 、tidal wave 、 tsunamiなどと表されますが、日本語では「津波」のほかに、海嘯(かいしょう)、または地域によっては「ヨダ」などと呼ばれています。
津波は海底地震、海底火山の噴火等海底の急激変異によって発生します。
(100kmから500kmの範囲の海底が隆起したり陥没すると、海面が海底の変化に応じて凹凸を生じ、それが四方に広がって海岸をおそいます。これが地震津波の代表的な原因。
マグニチュード7.7以上の地震の場合は、大きな津波が発生します。また震源の深さが70kmより浅い浅発地震の時も起こりやすくなるそう。)
 
世界史上最大の津波高さは、500m。
(1958年7月にアラスカのリツヤ湾)
また世界史上、津波による最悪の犠牲者数は、1883年ジャバ島クラカトウ火山爆発による津波で、死者36,000人。
日本最大の津波高さは85m。
(1875年の地震津波、沖縄南方の石垣島)。
日本・本州最大の津波高さは、38.2m(1896年の明治三陸地震津波、岩手県綾里村)で、日本最悪の犠牲者数も明治三陸地震津波で死者22,066人。


「tsunami」という言葉が世界語として通用するほど、日本は繰り返し大津波に襲われる世界有数の津波被災国なのです。

 

津波は海底地震や海底火山噴火などにより、海底が跳ね上がったり、陥没した時に発生しますが、津波が襲う(伝播)スピードは水深によって異なり、水深が深いほど陸に押し寄せるスピードが早い(津波の速度(秒速)=√9.8×水深(m))。
例えば「チリ地震津波」の場合、1960年5月23日午前4時10分(日本時間)南米チリ沖で地震が発生。その22時間30分後、約18,000Km離れた日本の三陸沿岸に津波が押し寄せ61人が死亡し、多くの家屋や船舶が流失しました。太平洋の平均水深は約4000mなので、津波は約800Km/hの速度(新幹線の約3倍のスピード)で襲ってきた計算となります。
このように海外や遠隔地の地震でも津波の警戒を怠ってはならない!
また・湾や陸地の形状、海底の地形などにより、津波の高さは急激に変化する場合があります。特に湾の奥ほど津波は高くなる傾向にあり、警戒が必要です。
 
気象庁が出す津波予報は、全国の海岸線を66に分け、予想される津波高さ(潮位)によって発令されます。
(地震発生場所が日本近海の場合、地震後2~3分で発表)


津波予報    想定波高さ
津波なし    0.5m以下
津波注意報    0.5m以上
津波警報    1m以上
大津波警報    3m以上
 

津波は海底の崩壊状況によって、海水が一旦引いてから押し寄せるものと
いきなり押し寄せてくるものとあります。
海岸線では地震=津波警報と思って、揺れを感じたら迅速に高台に避難する事が大切!!



これ以上被害が広がらぬよう祈ることしかできません。
決して他人事ではありません。
生きていく為にもきちんと考えていきたいです。







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最終更新日  2004年12月27日 23時36分09秒
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