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2005年03月04日
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テーマ:ニュース(100222)
カテゴリ:思う事・・・☆
80年代後半から90年代中頃まで、世界の海を舞っていた元プロウィンドサーファーであり、天国で君に逢えたら( 著者: 飯島夏樹 | 出版社: 新潮社 )
「天国で君に逢えたら」の著者 飯島夏樹さんが闘病中のハワイで2月28日亡くなった。

飯島さんは1月までは毎日のように日記をHP上で公開していたが2月になってからは更新の回数がガタンと減っていた。

2月19日
「突然だが気持ち悪くなったので筆をおかせてもらいます。
数日お休み。」
この言葉がHP上最後となった。



 *  *  *  *  *  *  *  *  *



飯島さんはプロウインドサーファーとして世界中を転戦、日本の元トップアスリート。
10年ほど前からはグアムでマリンスポーツの会社社長として成功を収め、順風満帆な人生を歩んできました。

妻の寛子さん(37歳)は、そんな夫を信じてついてきた、文字通りの“愛妻”。
出会ったときは「白馬の王子様に逢ったみたいでした」と。

2人は4人の子宝にも恵まれました。

そんな幸せな家族をどん底に突き落とした2年前の夏樹さんの肝臓がん宣告。
そして2004年の冬は越せないという余命宣告。

一時はうつ病にまで陥った夏樹さんは「今が人生の中で一番、幸せです。本当にやりたいことが見つかったから。」と言い病院で小説を書きはじめました。
その小説「天国で君に逢えたら」は、がん患者が感じる心の揺れなどを織り込みながらユーモアのある作品に仕上がりました。
妻の寛子さんは「この本が支えで、主人が亡くなってからも生きていけます。」と。

昨年8月にはハワイ・オアフ島に一家で移住を決意し、在宅ホスピスで迎えを待つ生活に入り治療をうけていました。

(一部フジテレビHPより転載)



飯島さんの書く文章はとても人間的で、自然体。
そして大きな視野をお持ちでした。

言葉一つ一つに優しさを感じまた元アスリートらしい骨っぽさも感じました。

亡くなった今読み返してみてまた涙がでた。

不安じゃない、そんなわけはないと思う。
けれども家族に心配をかけたくないし、気持ちで負けたくなかったんじゃないだろうか。


「生きるのに時があり、死ぬのに時がある」
最後のブログにそう書かれている。


どう生き、どう死んでいくか。
考え続けていきたい。



お時間がありましたら
飯島夏樹さんブログ「今日も生かされています。」是非ご覧になってください。









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最終更新日  2005年03月04日 21時26分50秒
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