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テーマ:ニュース(99916)
カテゴリ:ちょい時事
殺されてもいいんだ。
それくらいの気構えでやっている。 郵政民営化法案が否決され衆議院が解散した2005年。 小泉元首相は、自身の信念である郵政民営化に対して このような言葉をもって自らの熱意を示した。 郵政民営化法案自体のメリット・デメリットについては割愛するとして 冒頭の強烈な発言に国民は衝撃を受け 彼の強いリーダーシップを感じたことは否定できないだろう。 さてさて、現在、2009年。 自民党内からも激しい批判が噴出している 迷走・麻生首相の新たな爆弾発言は 小泉元首相の魂のこもった発言と比較するのも気の毒なくらい 情けない物である。 郵政民営化担当相は竹中平蔵氏だったことを忘れないでほしい。 私は総務相だっただけ。 当時、民営化に賛成ではなかった。 当時、『民営化に賛成ではない』態度を固辞していた人は 軒並み『抵抗勢力』のレッテルを貼られ、 自民党にいられなくなった人もいた。 麻生首相が当時『賛成ではない』姿勢であったなら 彼は総務相になどなれなかっただろう。 麻生首相の発言に野党のみならず与党内からも非難轟々。 狼狽したのか麻生首相は2月10日、小泉純一郎元首相に電話をして 民営化について 「言葉足らずでごめんね」という旨を述べフォローを入れたとの事。 小泉氏は「あの当時はみんな反対してたしね」とサラリと答えたそうだ。 しかし一部にはこんな報道も。 このとき小泉氏は 「あんた謝ってるけど、あの時衆院解散に反対したが、 郵政民営化には賛成したじゃないか」と手厳しい指摘をしたそうだ。 「自民党内の多くの人が、 あんたに前から弾を撃たれたようなものだと言っているよ」 とも言ったらしい。麻生氏はこのとき冷や汗ダラダラだったのかしら。 この麻生首相のフォローは2月10日におこなわれ 2日後である12日の郵政民営化推進派議員の会合の為に 小泉氏に弁明したものと見られている。 面白いのは、電話でこういうヤリトリがあった後に 件の12日の郵政民営化賛成の会合で 小泉氏は麻生首相をズバっとこう斬ったのだ。 「笑っちゃうくらいあきれた」 爆笑! やってくれるぜ純ちゃん!と言った感じでした! 民営化をめぐる麻生首相の一連の発言。 「怒るというより、笑っちゃうくらいあきれている」と述べるあたり さすがだと思います。 ワンフレーズ・ポリティクスとは違うけれど マスコミがきちんと食いつくようなキャッチーな言葉を持ってくるセンスは健在。 普通『遺憾に思う』とか言いますもんね。 どこへ向かうのか麻生首相。 向かうところ、敵ばかり。 いっその事潔くパクッて 殺されても定額給付金、配るし、もらうもん! とか言っちゃえばいいのに(笑)
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