|
カテゴリ:旅ばな~
前日はひどい目に遭いましたが……
さて、いよいよイギリス観光もこの日、8/30が最終日です。 大変お世話になったSさん宅を発ち、最後のロンドン観光をしながら ヒースロー空港の方まで向かいます。 空港には17時頃到着すれば良いんです。 Sさん宅はゴルダーズ・グリーンで カムデンタウン、コヴェント・ガーデンに寄ってヒースローへ行く段取りです。 ゴルダーズ・グリーンの最後の朝。 これはSさん宅とは違いますが どこもこんなお庭の住宅です。実に羨ましい。 レストランの車。カッコいい! 色々な場所が開くのは10時からですので まだ時間があるという事で Sさん宅から歩いてすぐの所にあるユダヤ人の共同墓地に向かいます。 墓地の柳。 なぜ墓地を訪れたかというと、 Sさん宅を間借りしている日本人の方に ここの庭園はとてもきれいだという情報を教えてもらったからなのです。 ここはメモリアルパークという名前で 墓地というよりは本当に公園、庭園のような雰囲気。 何ていうか、墓地特有の淋しさや暗さがないんですよ。 広々とした庭。 敷地内には溢れんばかりのバラが植えられています。 バラの根元を良く見てみると、一つ一つに故人の名前が書いてあるんです。 どういう風習かは分かりませんが故人を偲んでバラを植えるようです。 ここを訪れた時に、故人のバラは育っていてキレイな花を咲かせている… 何てステキな風習でしょうか。 ここで出会った人たちは敷地内のベンチに腰を下ろし タバコを吸ったり談笑しているのです。 お墓参りとしてかしこまって来ている感じはなく 気軽に来ている感じがします。 故人を偲ぶための憩いの場、それがメモリアルパークなのでしょうか。 試しにユダヤ教における埋葬や死の概念を調べましたが あまり詳しく分かりませんでした。 ただ、ユダヤ教の概念には死後の世界は存在しないのだそうです。 今の世をいかに良くするために生きるかこそがユダヤ教の骨子のようです。 このようなメモリアルパークも、故人を偲びつつも前を向いて人生を生き抜こうという 力強い意思のような物を感じました。 ここは故人の名前が記されたプレートが飾られているんですが 見て下さい。 私はこの、花で形作られたDADDYの文字を見て胸が締め付けられました。 雰囲気は明るいんだけど、当然ですが亡くなった人を弔う場所。 神妙な気分になります。 納骨堂の建物に群生するトケイソウ。 人生の中で流れていく時間をしんみりと考えさせられます。 ところでここで出会った老婦人もとても優しくて 「heronという鳥を見た?こんなに大きいのよ。(腰くらいの高さ) あっちにいたんだけど飛んでいっちゃったわ 貴女に見せてあげたかったわ」と教えてくれました。 だから好きなのよこの国。 ヘロンって最初ヘレンって女の人の名前かと思って聞いてたら鳥であると。 帰国後調べたら、サギのようですね。 見たかったよォ、教えてくれてありがとう! ところでこの敷地に何故かシヴァ神がいらっしゃいました。 もしかして、ユダヤ教じゃなくてユダヤ人墓地なのか? まあ細かい事は置いておいて ガイドブックには載っていませんがなかなか見所のある場所でした。 ランキング参加中★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[旅ばな~] カテゴリの最新記事
|