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カテゴリ:スイス
スイスの医療システムは、ちと複雑。
歯科、眼科、婦人科系以外は、まずホームドクターの所へ行く。 皮膚が痒かろうと、関節がおかしいと思っても。 ホームドクターの手に負えない場合、病院などを紹介してくれる。 日本の場合だったら、皮膚が痒ければ、直接皮膚科に行くのに。 私にとっては二度手間な気がする。 ダンナいわく、小さなことでたくさんの人が大きな病院に直接行くこと、 つまり健康保険の無駄遣いを抑えるためだとか。 言い分は分かるが、それでも私は二度手間に思えてしまう。 日本はどっちかというと、患者が医者を選べる。 こちらはホームドクターも歯科医も、医者が患者を取る、という感じだ。 今いる患者で手一杯なら、新患をお断りするのは当たり前。 新患として受け入れてもらえても、明日来週行けるわけではなく、 2~3ヶ月待つのもざら。 今は無事、ホームドクター・歯科・婦人科、それぞれ医者を 見つけた(医者に患者として受け入れてもらった)ので、一安心。 どれも、ダンナ、ダンナの両親、ダンナの妹カップルと、ファミリー全体で お世話になっているので、私も受け入れてもらえた可能性は高い。 さて、前置きが長くなったが、歯医者のこと。 歯は強い方なので、日本でも歯科医にお世話になったのは、 小中学校の歯科検診で、乳歯を抜くとか歯石を取りに行くように言われて、 行ったくらい。 大人になって行ったのは、実はスイスに来る前にチェックで行っただけ。 長年ほったらかしになっていたので、2ヶ所軽く虫歯になっていたが、 2回行っただけで治療は終了。 最後に診てもらってから、もう1年半以上。 スイスの歯医者は座っただけで、目ん玉が飛び出すくらいのお値段らしいし、 悪くなってからじゃ、目ん玉飛び出すどころの話じゃないだろう。 歯自身は強くても、もういい歳だし、歯茎も心配。 というわけで、ひどい状態になる前に、チェックをしてもらおうと思った。 先日、年一回の歯科チェックから帰ってきたダンナが 「来週の火曜日何してる?」 「え、何も予定ないけど。」 「歯医者の予約とれたから、4日後。」 今から予約入れても春先だろうと思っていたら、誰かがキャンセルしたので、 一ヶ所空いていたらしい。 そうして、あっさり歯医者デビューinおスイスが決行された。 感想はとってもよかった。 3つ位診療室が分かれていて、それぞれの部屋に専属の歯科衛生士がいる。 各診療室に治療台はひとつなので、ゆったりしている。 隣に別の患者さんはいない。 そこでレントゲンも撮れるので、レントゲン室に移動する必要もない。 1時間近く、丁寧に歯石を取ってくれたうえ、デンタルフロスの使い方も しっかり教えてくれた。 虫歯もなく、少し心配だった歯茎も異常がなく、一安心。 異常があれば電話をすればいいが、何もなければ、1年後に再びチェック。 そのチェックも、そろそろですよーとハガキが来るらしい。 なかなか、よいぞ、スイスの歯医者。 治療後は、お会計なしで、さよなら~と帰れるスイス。 その代わり、後日請求書が届くのであった。 ダンナの分も、私の分も、まだ請求書は来ていない。 そろそろかなー、目ん玉飛び出る日は。 歯は大切に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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