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カテゴリ:できごと
今日から3月かー。
スイスはまだまだ真っ白で、春はまだまだな感じ。 でも日がかなり長くなった。 前は、17時前に日が落ちていたのに、今は18時でも明るい。 確実に春は近づいているんだなー。 さて、最近一段と寒い日が続いていて、朝の気温が-15度くらい。 そんな、極寒の昨日の朝、一大事が起こった。 5時半に起きて、6時に出勤するダンナ。 ズボラ妻はベッドの上で寝ぼけながら、いつものように見送る。 今朝はいつもと様子が違う。なんやらごちゃごちゃ言っている。 寝ぼけている時のドイツ語は頭に入りづらい。 どうやら、シャワーのお湯が出ない、暖房がきいていないらしい。 ぬぁっにぃぃーー!! ちょっとここで説明。 スイスの家はセントラル・ヒーティングで、どこもかしこも、ぽっかぽか。 いろいろなシステムがあるようだが、この家の場合は、 地下室のさらに下にオイルのタンクがあって、そこで作られたお湯が、 家中につながったパイプを通じて、各部屋の壁に立ててあるパネルに やってきて部屋を温める。 このパネルにはつまみがあり、弱めたり強くすることもできる。 シャワーや台所で使うお湯も、このオイルで温められている。 朝からシャワーが水だったり、 セントラル・ヒーティングがきかなかったのは、 9月に補充したオイルが、 すでに空っぽになってしまっていたからだった。 いつもだったら、この量で一冬は越せるらしい。 この冬は寒かったから、いつも以上にオイルの消耗が早かったようだ。 とりあえず、ダンナはオイルを配給してくれる会社に、 非常事態ということで早朝に電話をした。 山でホリデー中の義両親にも電話。 家のオーナーである義父が4時間かけて戻ってくることになった。 セントラル・ヒーティングも動かず、お湯もでなくなったという話を 以前、ロンドンに住む親友から聞いたことがあった。 彼女は修理の人が来るまで、1週間近く待たされ、 悲惨な生活を送ったそうだ。 そんな悲惨な生活を自分もこれから送るはめになるのだろうか、 それにしても、なんでこの冬一番か二番の寒い日に そんなことが起きるのだーっ。 イギリスよりはましだろうけど、ここは日本ではない、スイスだ。 今日中に来てもらえるとは、とても思えなかった。 すでに床の方から、冷えた感じが伝わってきて、 パジャマの上にトレーナを着込み、ふとんを倍かけて不貞寝をした。 あれからオイル会社から、午後には行けそうだと 折り返し電話があったそうだ。 お昼になって、義父が戻ってきた。 家の中はますます寒く、でも天気がよくて、 部屋にさしこむ日光がありがたかった。 14時過ぎ、オイルを積んだトラックがやってきて、オイルを補充。 15時、全てが元通りになったことを確認して、 義父は又山に帰って行った。 お湯も温かい。じぃ~~~ん。 とりあえず、今回は悲惨な目に会わずにすんだ。 よかった、よかった。 敏速な対応に、下がりまくりだったスイスのポイントも かなりアップかな~。 今はすっかりセントラル・ヒーティングに慣れて、 甘やかされているけど、 日本の家って寒いとこはすごい寒かったんだよなー。 一度冬に帰った時に、ダンナが家の中で息が白~い。 と驚いていたっけ。 セントラル・ヒーティングよ、今日もお勤めごくろうさま。 これからもがんばって働いておくれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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