ももも。のおスイス暮らし

今日も雪が降り続くスイスです。



私の故郷は信州であります。

♪しーなーのーの国はー、じーっしゅうに～　さーかい連なる国にしてぇ～
　そびゆる山はいやた～かく～　流るるかぁわは　いや遠し～
　まーつもーと　いーな　さく　ぜんこーじー♪

と県歌「信濃の国」も歌えちゃいます。
小中学校のバス旅行などで歌わされますから。（全部覚えてませんが。）


ついでに「長野市歌」も歌えます。

♪おおいなる～　日本の屋根の～
　かーなめなるー　理想の県都ぉ～♪



もうええって？



18歳で故郷を離れたのだけど、
それまでは自分の故郷に、何の思い入れもなかった気がする。

本州の真ん中に位置しながらも、「陸の孤島」と呼ばれる場所であった。
今となってはオリンピックのおかげで、高速も新幹線もあるが、
昔は、単なる田舎都市でしかなかった。

長野というとスキー、温泉、避暑地などなど一応知られているので、
私の出身を告げると、いいとこで育ったねーなどと言われることが多く、
あー長野って、いいとこなんだーと気付き始めた。


私の父は長野をそれはそれは誇りに思っている人で、
学生時代の夏休みに友達を連れてくると、張り切って案内してくれた。
そして山男の父、アルプスの見える場所に連れて行ってくれると、
「あれは○○岳、その横の尖ったのが××岳だ。」
などと、私の友達に誇らしげに説明するのだ。


私が未来のダンナを初めて長野に連れて行ったときも、そうだった。

うちの母は
「本場のアルプスの国から来ている人に、
　日本のアルプスなんて大したことないわよー。」
と言っていたが、

長野を誇りに思う父は、写真などを見せながら、長野を一生懸命ＰＲした。


「ながの　いーず　じゃぱにーず　すいーす」


と、彼の英語力をマキシマムにそそいで。



そういえば、長野にはスイスから取った名前があったりする。
それまで気付かなかったが。

誰が言ったか「東洋のスイス・信州」を筆頭に、
日本アルプスのアルプスは、スイスのアルプスから取ったのだろうし、
菅平高原の愛称は「日本のダヴォス」
諏訪湖は「日本のレマン湖」（かなりムリあり）などなど。


そういえば、長野ってスイスに似ているかもしれない、そう気付いた。
スイスには到底およびませんが。でもなんかうれしい。

子供のダンナが毛糸の帽子をかぶって雪で遊ぶ姿が映った写真、
私も全く同じ情景の写真がある。


スイスにて、「日本から来たなら、スイスは寒いでしょう？」
などと言われても、

「スイスの方が寒いけど、似た感じの気候の町の出身ですから。」

と答える自分がいる。



ちょっと誇らしげに。






信州の温泉につかってまった～りする、ダンナと私。2004年冬。


うっきー。




地獄谷野猿公苑ホームページ

おサルの温泉のライブ画像がここから見れちゃいます。