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カテゴリ:つぶやき
午後チューリッヒで友人と会って別れた後、
夜の学校の時間まで、一人あてもなく街をブラブラした。 チューリッヒの街を一人ブラブラするのは、久しぶりだった。 たまにベンチに腰掛け、ぼーっと景色を眺める。 ついこないだまでだったら、寒すぎてこんなことできなかった。 春の訪れを感じる。日も長くなった。 素直にうれしい。 石畳の街を歩いていると、 ふと自分が訪れたヨーロッパの街々と重ね合わせていた。 ヨーロッパを放浪中、新しい街に着くと、 地図を片手に、自分の足で精力的に見て周ったときのこと。 お気に入りの場所を見つけると、ぼーっと景色を眺めていたときのこと。 それと同時に思っていたのは、 去年の今頃、冬眠から覚めたように、活動し出したときのこと。 あの頃は、チューリッヒはまだまだ馴染みのない街で、 もっともっとソワソワしながら、歩いていた。 ここを右に曲がればどこに行く。 地図がなくても、今はそんなことがわかるようになった、この街。 ふと思ふ。 周りの人から見て、私は旅人に見えるのか、 それとも住人に見えるのか。 そして、さらに1年後、自分はどんな気持ちで、 この街を歩いているのだろう。 なんてことを、ふと思ってみた。 そして、また旅に出てみたくもなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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