カテゴリ:親父という人。
刑事さんと、お巡りさん二人が帰った後、
クリスチャンCさんが、『クリスチャンAさん、Bさん、あんたら牧師に動きを悟られてるのんと違うか?』と聞いていた。 クリスチャンBさん:『それは無いと思います。クリスチャンDさんに、それとなく牧師の動きを見張ってもらっていますから。』 クリスチャンCさん:『それやったら、どこから我々の動きがバレたんや?』 親父:『家のオバハンから動きがバレたんかも知れん。』 クリスチャンAさん:『言うたら、なんやけど、、お宅の奥さん(母のこと)は、我々の動きを悟れるほど才覚があるとは思われへんのやけど。』と親父に言った。 親父:『家のオバハンは人並みのことは、殆ど出来へんのやけど、こういう事に関してだけ、人の足を引っ張ったり、人を困られる事に掛けたら、ごっつい鼻が利きまんのや。』と返事をした。 クリスチャンCさん:『お宅の奥さんと牧師が捕まってる一味と、どういう繋がりがあるのん?』 親父:『どういう繋がりかは分からんのやけど、昔から人を困らせることが好きなんかなぁ・・・・何回、怒られても、理解できへんのや。俺かて、何回、拳骨を放り込んだか分からん。それでも理解できへんのや。』 クリスチャンCさん:『《拳骨を放り込む》て、殴るということ?・・・(親父が醸し出す空気から)・・・あかんでーぇ。女の人を殴ったら、あかんでーぇ。』と言っていました。 親父:『同じ事を、何回、言うて聞かせても分からんかったら、どついてでも分からさんとしょうがないやろ?』 クリスチャンCさん:『そらそうかも知れんけど《拳骨》は、あかんでーぇ。』 親父:『なんぼ俺かて、いきなり拳骨を放り込んどんと違うからなぁ。ギリギリまで辛抱して、しょうこと無しに拳骨を放り込んどやさかいな。』 クリスチャンCさん:『そらそうやろうけど、今回だけは堪忍したって。何か別の対策を考えましょな。』 クリスチャンAさん:『この家は一味に知られてしもうたから、もう使われへんしなぁ。』 クリスチャンCさん:『クリスチャンDさんに言うて一味に悟られにくい場所を早急に探してくれるように頼んでみますわ。。牧師もクリスチャンDさんも我々の仲間やとは気がついてへんみたいやからな。』 親父:『それやったら俺との中継をぎしてくれる連絡係も必要になってくるで。連絡係が居らんかったら家のオバハンに知られるで。』 クリスチャンCさん:『それもそうやなぁ。』 クリスチャンBさん:『それやったら、いっそのこと、我々以外、集う場所を知らせん方がええのんと違う?』 クリスチャンCさん:『それは名案かも知れん。若いだけ頭が回るなぁ。』 クリスチャンBさん:『若い言うても、そないに変わらんやない。』 クリスチャンCさん:『齢いったら、その一寸が大きいねんで。』 親父:『緊急の場合、連絡係が要るやろ?』 クリスチャンCさん:『ほんまやなぁ。・・・・連絡係は・・・・今まで通り、クリスチャンAの奥さんになってもろうて。石○さんは・・・・どないしょー。』 クリスチャンBさん:『それが、一番、難儀やなぁ。』 親父:『俺の場合は娘に来させますわ。』 クリスチャンCさん:『ええー! このお嬢ちゃんに? できるかいなぁ?』 親父:『小さいダビデが一人で怪物を倒してんさかい。家の娘かて大人の伝言くらい出来るやろ?』 クリスチャンCさん:『それは聖書の中の話やからな! このお嬢ちゃんに当てはめるのは可哀想やで。』 親父:『可哀想でも何でも、やってもらわんとアカンやろう? それとも家のオバハンを使いに出すんかいな?』 クリスチャンBさん:『お宅(親父)の奥さんだけは困りますわなぁ。』 ということで、クリスチャンAの奥さんと私も話の輪の中に入って段取りを聞いていました。 私の役目と言っても簡単なモノでした。 《会社から、もしくは社員から、緊急を要する電話が掛かって来たとき、相手の名前と電話番号を書き留めてクリスチャンAの奥さんに渡して親父に連絡してもらう。》それだけでした。 クリスチャンCさん:『後は、クリスチャンDさんに早急に別の集会場所を探してもらうだけやなぁ。』 親父:『ところで、あんたらの決戦の期日は何時だんのや?』 クリスチャンCさん:『アドベントに入る前夜に決行します。』 親父:『それは何時だんねん?』 クリスチャンBさん:『一寸待ってくださいよ。月齢カレンダーをみますわ。・・・・今年の、アドベントは12月1日やねぇ。今年は分かりやすいわ。』 クリスチャンCさん:『ということは、11月30日に決行します。』 脱線してしまった牧師との対決は11月30日に決行する事となりました。 親父:『それやったら、あと2週間ほどしかないやろ?聖書を全部、読むというには無理があるやろ?』 クリスチャンCさん:『そうやねん。だから、どういう風に牧師と渡り合うたらええんか?やねんけどな。何に題材を絞るかなんや。』 クリスチャンBさん:『《ヨブ記》は捨てられへんさかいなぁ。』 クリスチャンAさん:『《詩篇》にも捨てがたいモノがあるねんけどなぁ・・・・。ただ長いからなぁ。』 親父:『それやったら《申命記》は、どないや?』 クリスチャンCさん:『ええかも知れへんなぁ。もし決行までに時間が余ったら、他の題材について勉強会をやってもええし。皆さん、それで宜しいか?』 3人はクリスチャンCさんの意見に同意して、今後の勉強会の進め方について話し合っていました。 クリスチャンCさんは、『クリスチャンAの奥さん、電話を貸してもろうて宜しいやろか?』 クリスチャンAの奥さん:『はい。どうぞ此方へ。』と、 クリスチャンCさんを案内しました。 しばらく経って、 クリスチャンCさんが戻ってきて、『クリスチャンDさんに事情を説明したら、「それやったら、ええ場所がありますから、直ぐにでも使うてもろうてかましません。」と快く聞き入れてくれましたさかい、明日から、そこで勉強会をやりましょか。取りあえず、もう一回、此処に集合して、それから、4人で、新しい場所へ移動しましょか?』 クリスチャンAさん:『4人が固まらんほうが宜しいやろ。また今晩みたいなことがあったらアカンさかい。場所さえ教えてもろうてたら、私も石○さんと一緒に行きますさかい。』 クリスチャンCさん:『それがええかも知れへんなぁ。ほな、石○さんはクリスチャンAさんにお願いします。そしたら、今晩は、これでお開きにしましょか。また明日、お願いします。』 ということで、以後、4人は隠密行動を取りました。 なので私は、おの後の勉強会については何も知りません。 が、話は続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.19 20:22:34
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