南大門にてアルバイト
南大門にてアルバイトを始めてから、もうかれこれ2年半。日本のお客さんからのオーダー品を市場に注文して、受け取った商品の検品をして、日本に発送する。いわゆるエージェントというやつです。当然毎日必ず南大門市場の中を歩くことになるんだけどよく聞くセリフが完璧なニセモノありますよこの間なんかバッタモンありますよ日本人をみつけると日本語で話しかけている韓国人のおっちゃんたち。うちの事務所の近くにあるお店もその系統なのだけど、日本のお客さんのご要望でエルメスのバック「バーキン」レッドとブラック 各1個 30センチの完璧なニセモノ商品を用意してもらいました。それでも35万ウォン。本物だったら1000万ウォン以上するのにね~。安いったら、安いんだろうけど…。私にとっては高すぎる!!もうかってるんだろうなぁ~だからなのか、よくわからないけど。この間、そのお店の前を通ったら、お店のまん前で、テーブルを出して簡易ガスコンロでキムチチゲを作って店のお客さんとか、知り合いの2,3人で優雅にお昼タイムをしていましたわ。あなたが売るのは、カバンとか財布とかの完璧な偽モンやろ~がぁ~一瞬、立ち食い屋台かと勘違いするところやったでぇ。でもそのゆるさ加減が、なんだか「ほっ」とするのだ。全然ひと目を気にせずに、やりたいことやってるからだ。日本にいるときに、ひと目ばかりを気にして生きてきた私にとってこれは本当にありがたい。「全く何やってんのサァ~」といいながら、癒されてるんよね。だからなのか、私は市場にて「馬鹿」になれる。別にどう思われたっていいやって思える。かえって、バカの方がかわいがられるし…。わたしもやっと人生熟してきたんかのぉ~。しかし、去年日本からのお客さんにえっ!日本人なんですか?と、3社くらい立て続けに、私が日本語をしゃべるやいなや、びっくりされてしまった。わたしって、そんなにずーずーしくみえるのか、それとも怖ぁ~くみえるのかとがっくりときてしまったのであった。おいおい、それが私の韓国人の印象かい?癒されるとか言っとったやん…(-_-;)