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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:映画
”週末引きこもりDVD生活”2作品めはこれ。
偶然にもまたもやNYが舞台の映画。しかし時代は1979年。20年以上前ですね。 この映画、今回初めて見たのです。最初にこのタイトルを見てから 多分20年はたっているのではないでしょうか。 作りすぎな映画の邦題がどうも気に入らないワタシですが、これに限って 何でこのまんまなんだろうね。”クレイマー、クレイマー”って何の事だかわからない。 原題を見て初めてわかった。 ”Kramer VS Kramer" なのね。離婚裁判を意味しているんだ。 敏腕広告デザイナーが昇進の目前に奥さんに家出(→離婚)され、 残された7歳の息子との生活に悪戦苦闘する映画。 育児と仕事の両立という課題を突然課せられたオトコをダスティンホフマンが好演しています。 初めは母親を恋しがって泣く息子(この子役の子、うまかった!)との 関係もうまくいかず、家事どころか朝食も満足に作れないところから 始まるのですが、後半は見違えるようになり、子供とも”男同士の友情” みたいなものまで生まれてる。 しかし、そんな時これまた子供の養育権で元妻に裁判を起こされ しかも負けちゃうんです。ヒドイ話だ・・・。 ラストでナットク!するのですけどね。 ワタシはとっても楽しめました。名作と言われるだけはある。(偉そうかしら・・) 多分1979年の日本では、”アメリカのオンナの人はつええなあ!!”と いう感想で迎え入れられたのではないかなあ。 でも2006年の日本にはどんぴしゃ!な感じです。 ”ワタシは妻でも母でもない、一人の女よ!”と一念発起した妻が 家出して就職して、夫より稼いじゃう。 20年以上前の日本では(確信はないけれど)夫との生活が嫌で嫌で仕方なく ても、子供のために世間体のためにぐっとこらえていたのではないでしょうか。 実際ワタシの母も、冗談交じりに、”私の若い頃が今の時代だったら 絶対パパと離婚してたわッ!”等と気勢をあげ、父がしょんぼりする事があります(笑) 反面、”今の人たちは嫌ならすぐ離婚しちゃう。そんな時代なのね”とも。 それにしても、”なんとしても息子は俺が育てる!”と高い弁護士費用を かけ裁判に臨むのに、自分の雇った弁護士に元奥さんがやりこめられて いるのを見ると”やりすぎだ・・”と同情しちゃう。 (ダスティンの表情を見てると、”あ、同情してるな・・”とわかるのです) 男の人は優しいね。 いい映画でした。また何年後かに見よう。 それにしてもNYは昔も今もとても素敵な街ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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