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同じ登校班の子に、傘を取られて、どこかへ捨てられたと言う。 またか…。 実は焼津へ越してきてから、次男は近所の子供らから様々な嫌がらせを受けている。 伊豆へ越してきた時に長男が受けてきたのと同じ類の、数を頼みにした卑怯ないじめ。 長男がそうしていたように、次男も地区の登校班とは時間をずらして登校していたが、傘のやりとりのせいで今日は追い付かれてしまったのだ。 雨が振りそうな日に傘を奪って隠す。 これはかなり悪質だなと判断し、学校へ遅刻と事情を携帯で伝えながら次男と一緒に通学路に傘がないか探した。 傘を取り上げた相手が「ゴミ箱に捨てた」と言ったとのことなので自販機のゴミ箱やマンションのゴミ箱を一つ一つ見て回った。 金網に囲まれたゴミ置き場に、紺色の傘がポツンとあるのを見たときはほっとした。 壊されてなかったから。 でも、ご丁寧なことに名前シールは剥がされて傍に落ちていた。 証拠隠滅のつもりかい? 甘いな。 学校の玄関まで送り帰ろうとすると教頭先生がやってきた。 仕方なく顛末をかいつまんで話し帰宅した。 携帯に付いてる万歩計は五千歩を超えていた。 朝から運動しちゃったな…。 正直、いじめを無くすなんて無理だと思う。 いつも誰かが標的にされる。 たいてい少数派の側、地元生まれじゃないとか、片親だとか、母親が精神科に入院歴があるとか、太ってる、痩せてるとか。 でも、そういう卑怯なイジメをする人間に対して、すり寄るのはイヤだ。 イジメる側にはなりたくない。 孤立しているほうがマシだと思う。 良心の痛みに耐えながら日和るより、孤独でいるほうが学ぶことが多いんじゃないだろうか。 葛藤が人を育てるんじゃないだろうか。 今回も私は介入しないつもり。 これは次男が自分で超えなきゃならない壁だと思うから。 母から育児放棄となじられても、私は聞かない。 だって葛藤と苦悩が、本当の優しさの糧だと知っているから。 傘は一緒に探す。 でも口出ししないと、決めたんだ。 世間から冷たい親だと思われてもいい。 私は息子たちの強さを信じているから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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