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テーマ:双極性障害<躁うつ病>(600)
カテゴリ:双極性障害
ヨロヨロ脚なりに室内を移動してるんだけど、杖というのは屋外では威力バツグンなんだが、屋内ではちょっと邪魔。
そうすると壁伝いか膝歩きになるんだけど、これだとちょっとスピードが出ない。 家電話の時とか慌てるから、すぐ転んじゃう。 少林寺拳法を習ってたから、とっさに受身する事を体が覚えてて、怪我とかはしないし、子供らも私が転ぶのに慣れてきちゃった。 あーまた転んでるみたいな。 どうにか移動をスピードアップ出来ないものか考えて編み出した技、その名も「クラッシュ走行」! どうだ、カッコいい名前じゃないですか やり方は簡単。 壁伝いにソロソロと歩くのでなく、壁に手をついて反対側の壁に向かって自分を突き飛ばす! 反対側の壁にぶつかったら、また反対側へドーン! 往年の名作ゲーム「エイリアンクラッシュ」をご存知の方々には、もうお分かりだろう。 ピンボールの如く、壁を弾くようにジグザグに進むのだ。 結構早い。 応用の「ローリング走法」はベランダ等の反対側の壁がない場合に使う。 壁に心持ち寄りかかるような体制で両腕を開き、体を回転させるようにすることで、従来の壁伝いソロソロ歩行より素早く移動できる。 その速さ、通常の3倍。 さらなる必殺技「事務椅子ダッシュ」 脚の下に車輪のついた事務用椅子の背もたれ部分を掴み、一気にダッシュ。 足腰の弱った人が使うお買い物押し車(正式名称シルバーカー)の要領で、フローリングを突っ走る! 事務椅子は他にも色々と便利に使える。 回転するので、わざわざ「よっこらしょ」と振り向く必要がないので、調理の際などは背後にある調味料を取ったり、盛りつけた料理をテーブルへ運ぶ時にもクルッと回転して、キックで進めば楽勝だ。 ちょっとふざけた書き方をしたけれど、ちょっとした工夫で自宅をバリアフリーに近い空間に変えることが出来るということを学ぶ毎日です。 今の私の筋力は、おそらく70代の両親よりずっと低い。 私にも両親にもいずれ、訪れる老い。 脚が弱る、箸を持つ手が震える、座った姿勢から立ち上がることの困難さ、片足で立つことの難しさ。 「老人体験」 まさに今、私は老人の感覚を体感している。 この経験は無駄にならない。 誰でも年月と共に老いていく。 そして私は老人になるまで、肉体が自然に魂を手放す日が来るまで、必ず生きていく。 自ら命を絶つことをしないということを、今ここで誓おう。 私は生きる。 もし、私が今後、死を口走るようになったら、この日記のことを思い出させて欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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