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「アイラモルトの王者」ラフロイグは、ご存知のとおり、昔ながらのフロアモルティングを行っている蒸溜所です。
蒸溜所のロケーションに因んだネーミングである「湾の窪(ラフロイグ)」では、近くにあるグレンエッジデールの丘(Glenegedale Moss)に専用のピート採掘場をもち、良質のピートを切り出して使っています。 煙たなびくキルン、はにかんだ屈強なモルトマンたち、塩辛い海風、ここには旨いモルトを造るための手札が全て揃っています 手頃に楽しんでから、アードベッグを語ろう(予算総額:20000円程度) まずは、オフィシャル物の「ラフロイグ 10年 43%」。 「アドテン」が46度であるのに対し、「ラフテン」は40度と43度のヴァージョンがあります。 ここでは迷わずに43度の方を選んで戴きたい。 2000円台ならOKです。 colour 濃い黄金色 nose 爽快なピート香、フェノールやヨードを思わせる潮の香り body ミディアムボディー palate 口当りはドライで滑らか、味わいは辛口でややオイリー finish どこか塩辛い海藻を思わせる独特のアフターテイスト 個人的にはpalateに、ちょっと違う感じを持っていますが、上記が事実上の「公式Tasting Notes」になっています 次も、黙って同じオフィシャルの15年を飲んで下さい。 10年一昔と云いますから、10年で変わるのは当然としても、人も5年で変わるようにモルトウィスキーも5年の熟成で変わります。 是非、上記の「ラフテン」と飲み比べて下さい。 そのボディまでが変わってしまったことに気が付けば、熟成の意味と凄さを肌で感じることが出来るでしょう。 シェリー樽熟成のスモーキーさも知ることが出来ます。 4000円台で入手出来れば不満はありません。 colour 淡い琥珀色 nose 濃密なピート香、潮の香り body フルボディー palate 口当りは甘美で滑らか、味わいは力強くドライでオイリー finish ピートのきいた豊かで温かなアフターテイスト このTasting Notesには、私は異論がありません。 ここまで来れば、一気にオフィシャルの30年と行きたいところですし、そのチョイスに誰も文句はつけられないでしょう。 ただ、30年物は高価ですし、カスクストレングスの味も知っておきたいので、ここではエイカーダイクの「ラフロイグ 1988 58.8%」をお薦めしておきます。 今ならまだ何とか1万2千台くらいで、手に入ると思います。 同程度のクラスですと、キングスバリーの「ラフロイグ・キングスバリー ケルティック 1988 59.1%」、バーボン樽熟成で長いフィニッシュが秀逸ですが、こちらの方がむしろ手に入り易いのかも知れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 26, 2005 01:48:08 PM
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