もも時計

ももが姿を消してから三週間がたちます。


家の中に舞い残っていたももの毛も、すっかりなくなって、
たまにタンスの中の洋服を取り出すと・・・
「ももの毛だぁ～！」
と、家族中にそのももの毛を見せびらかせてみたりします。



存在感のあったももがいないことに日々慣れてきていますが、
それもなんだか悲しい習慣になってしまうなあ・・・と。



そうやって、慣れていくのが人間というものですから。



しかし、もものことを心に浮かべる習慣は断然増えました。
家族みんな、それぞれにももの思い出を心に浮かべては、
そっと　微笑んでみたりしているのです。



そんなに家族みんなに思い出してもらえるももは・・・
幸せ犬だったに違いありません（笑）。