591767 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

我輩はドラ猫である

我輩はドラ猫である

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Favorite Blog

ファッションとパッ… New! 沙絵子さん

我が家のおてんき! パサートワゴンさん
Angelique~天使~ メグ001さん
わたしのブログ 乙姫911さん
!!C'est la vie これ… indigo2586さん

Calendar

Comments

沙絵子@ Re:夜ドラは朝ドラ(10/10) New! 私も今回の朝ドラは離脱です。 ギャルは身…
桃太郎715@ Re[1]:私のラッキーはどこ?(10/05) 沙絵子さんへ ありがとうございます。 ロ…
沙絵子@ Re:私のラッキーはどこ?(10/05) 私が通っているスタジオも、人気の先生や…
桃太郎715@ Re[1]:読書とスポーツの秋(10/01) 沙絵子さんへ 本当にお久しぶりです。いろ…
沙絵子@ Re:読書とスポーツの秋(10/01) 何かあった時には環境を変えるのは、良い…

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

桃太郎715

桃太郎715

June 8, 2020
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
一気に読んで寝不足になりました。そのくらい内容が濃く、惹き付けられていくのを抑えられなかった。母と娘の愛憎問題は私が天から与えられた宿題かのように付きまとい、今度こそ答えが見つかるかと必死になって血眼になって主人公の運命に共に翻弄されながら読みました。祖母、母、娘。みんな性格が全然違う。私は最初の祖母の飲み込んでしまおうという気迫の異様なまでの娘への執着、狂気とはすぐそばにあるのだと震える思いで読んだ。私にとってはこの祖母のシーンが一番強烈だった。
花柳界のことも、実は祖母がそういう世界にいたと聞いているので、どのような事情で売られていくのかと悲しみや共感、そしてプライドをもつべきだと改めて思いました。でも差別されていたことは知っているし、だからこそ悲しい。深く深く共感しました。
貧富は連鎖することが多いかもしれないが時代にも大きく翻弄される。成功も失敗もある。残念なことに子孫のために残したい財産はうまく受け継がれていかない。与えられるのは生きる力のみ、それは豊かな母性愛に包まれて育つのが一番近道とも思うが行き過ぎは飲み込んでしまう母性愛ではなく狂気の世界なのだ。
宿題の答えはまだ出ない。娘を愛せない母親も当然いる、ということだけ。
着物の世界が鮮やかに、香りを持って華やかに迫ってくる長編小説だった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  June 8, 2020 09:01:13 PM
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X