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東京はすごいことになっている。
もう、どこで感染するのかあるいは濃厚接触者になるのかとビクビクする気持ちだ。前にも書いたが、コロナも怖いけど、魔女狩りになるのが本当に怖い。 ピリピリしているので、友情にすらヒビがはいる。 善意が悪意に取られかねないし、自分も僻んで取ってしまう時があるのだ。 例えば… 観光ガイドをしていた友達と気まずくなった。 私は語学も地理もできないが、比較的社交的なので、若いときは外国の友達も多かった。アジア系が多い。だから、もちろん、私はコロナが例え中国から発症したとしても、中国政府に思うことはあっても、差別する気持ちはさらさらない。しかし、仕事も減ってしまった友人はやはりピリピリしていたのだろう。 「それでも貴方のいうことは中国人に対する差別だよ」と言われてしまった。私はただ、その時期は中国への行き来は危険だと言ったに過ぎない。 「貴方のように安全に守られてる人にはわからないから」の言葉に反感は持った。もともと同じ仕事をしていて、彼女は冒険に旅立つために退職し、私は経済面を考えて残った。それぞれの選択の違いなのだが、お互いを尊重する気持ちで、お互いシングルマザーとして支えあってきたつもりだ。 でも今は観光業界は本当に大変なことになっている。つまり、私が何を言っても上から目線に聞こえるのかもしれない。黙るしかない。私は気付かなかったが、彼女はもう少し前から私の言動に不満があり、コロナをきっかけに表面化したのだろう。 黙ることにした。何を言っても気に入らないのだろうから。 それは、今年の2月頃だろうか。 そして、コロナは上陸して、いつ緊急事態宣言が出るかという時期に入った。 専業主婦の友達が「流行ってるよね。電車にも乗るんでしょ。職場もリスクあるんでしょ。あなたは絶対にコロナにかからないで」と言う。 そんなこと、働いている以上リスクはあるに決まっている。絶対、なんてどうして言えるのだろう。彼女のように家に居られる人にはわかりっこない。 別の専業主婦の友人には「気を付けてね。かかったら魔女狩りなんだから」と言われたのも…事実なんだが、給料をいただいている以上、リスクがあったとしても全力を尽くすしかない。尽くしてかかったとしたら、待っているのは魔女狩り。わかっているけど、そんな風に言われるのは悲しかった。家に居られる人に言われると上から目線のものをやはり、感じてしまう。 私はやはり、黙ることにした。みんな悪気はないのだ。今はこれ以上ピリピリしたムードを、蔓延させてはならない。あんなこともあったねと笑える日は来るだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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