我輩はドラ猫である

Go toキャンペーンから東京外しが解禁された。

２月からずっと東京を出ていない。

自然の少ない地域に住んでいるから、たまに行く温泉旅行は束の間の息抜き、新鮮な空気や山の風景、緑に癒されていた。そういうことが仕事の原動力になると思っていた。リフレッシュは大事だから。

緊急事態宣言中は非常時だから私も皆さんと同じように我慢していた。

緊急事態宣言になる前に予約していたゴールデンウィークの温泉旅行はさすがに行くわけにいかない。このときはキャンセル料もかからなかった。

断捨離、プランターガーデニングで紛らわした。そういうことが本当に好きだったら良かったのだけど…もちろん日々成長していく植物は可愛い。きれいに咲いてくれて感謝もしている。

でも私の本心は外に出かけたかった。植物もいいけど、水族館や動物園に行きたかった。

友達にも会いたかった。

緊急事態宣言が解除されて、今度こそと思い、夏の温泉旅行を企画した。しかし日々東京の陽性者は増えるばかり。

地方は東京来るなの大合唱。私たちはバイ菌扱いされたのだ。同じ日本人なのに。

緊急事態宣言でなくても、東京から出たらまずいらしい。職場では旅行に行く人は届け出制になった。土日のプライベートな時間なのに。地方でコロナになるとは思えなかったが私が東京人であることが問題なのだ。

結局キャンセルした。緊急事態宣言中ではないのでキャンセル料1万３０００円は取られて、これは旅行会社に寄附したということか。

そして東京外しが解禁された。陽性者はまだまだ220人もいる。

本当に東京人を受け入れる気ある？

５月、７月のキャンセルで私は諦めてしまったのだ。

いくら予約してもキャンセルになるんだ。何より地方では東京人をいやがっている

バイ菌扱いの、東京人を？

私、そこまでして温泉に行きたいだろうか。

もう生活スタイルを変えるしかない。
二度のキャンセルで旅行会社にも、不信感を持ってしまった。夏キャンセル料は払ったけど、文句も言わなかったけどすっきりできない。

それに私、温泉行かなくても元気じゃないか。思い込みだったのか？

友達との飲み会もあきらめた。
会えないのだから仕方ない。オンライン飲み会など興味がない。

それでも人はやりたいことを探す生き物だ。

旅行に行けなくても、飲み会に行けなくても、私はジムに行き、ダイエットに励んでいる。

五キロ痩せた！達成感がある。

旧友に会えなくてもジムで知り合う新たな友達も楽しい。

ジムはコロナ禍で叩かれたけれど、対策をちゃんとしているし、みんなマスク着用で頑張っている。

しかし、コロナ禍前と会員さんの顔ぶれが違うな。

退会した人が多いのだ。

しかし、私のように運動を必要としている人たちは常にいるので新たな入会者も多いのだ。だから人が入れ替わっているのだ。客観的に見ていると面白い。

今、来ている人たちは運動することがよほど好きか、私のようにダイエットを頑張らざるを得ない、つまり真剣組が多い。たくさん刺激をもらって、また別の世界を見させてもらっている。

と言うわけで私は楽しく過ごしているのだが、書きにくい日々だった。