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我輩はドラ猫である

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桃太郎715

桃太郎715

September 23, 2021
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カテゴリ:母ちゃんの日常
親ガチャといういかにもネットスラングみたいな言葉が流行っているそうだ。

こどもは親を選べない。格差が生涯つきまとう。

こんな言葉を聞いたら佐藤愛子さんはお怒りになりそうだ。

私自身もハズレな親であることを十分認識しつつ、そうやって自分の置かれた運命、自分の努力ではどうにもできなかった過去の環境について、私は言っていいと思う。むしろ、言えなかったのがおかしい。

うちの親が聞いたら「子ガチャハズレたよ!」と言って決して反省しないだけのことだろう。自分は正しく、自分の親やこどもが悪いという論法で、相手の言い分は決して聞かない。

こんな夢を見た。
母と言い争っていた。どんなに言っても言い返しても母の大声は止まらず、決して途絶えることはない。私は自分で何を言っているのかわからなくなっていた。

まあ、こんなものだ。本当にハズレた親ガチャなら言っても親は反省しない。どこまでも正当化というか、へりくつで固めてくるだろう。

親ガチャなんて失礼だと思う人は恵まれた環境に育った人が多いのではないか。

上司ガチャなんてのもあるらしいが、職場は変えられる。親は変えられないのだ。

私の母にしたら、離婚協議してる最悪のタイミングで妊娠してしまい、母方親戚一同堕ろせと出産に猛反対。唯一思いとどまるように言った医者の一言で私は中絶手術から免れたようだ。

中絶されそうになっている胎児が刃物から逃げ回る映像を見たことがある。胸が引き裂かれそうだった。私は胎児の時から命を狙われていたのだ。

仕方なく生んだらしいが、母方の親戚は確かにみんな私に冷たいと感じた。小学生のときの日記にもそう書いてある。なぜ嫌われるのかな。
母には「あんたはみんなに嫌われる子なの!」と説明されたけれど、生まれてこなきゃ良かったのにとみんな思っていたのだろう。

生んでやったんだから、食べさせてやってるんだから感謝しろと言われ続けた。たいして食べていなかったのでガリガリの栄養失調みたいな子どもだったけど。

まあ、昭和の時代にはこんな家庭は珍しくなかった。

大人になって嫌だったのは虐待は繰り返す、親を反面教師にしようとしても結局はできないというもっともらしい論調で話す人たち。

確かにできないことはいっぱいあっていい親ではなかったです。

でもヒトは進化していくんだよ。親にはできなかったことが私には少しはできた。私の子にはもう少しできるようになってほしい。

そうやって進化してきたんじゃないかなあ。

昭和もすごい家庭が多かったけどその昔なんて捨て子当たり前にあったわけだし。

戦中戦後はこどもは食べさせるだけで精一杯の家庭が多く、食べさせられない親も多かっただろう。

日本は高度経済成長期に入り、やっとみんなが食べられるようになった。そこで今度は教育格差が起きてくる。

男の子を優先に進学させるとか、女の子には花嫁修行みたいなお稽古ごとをさせて箔をつけて、収入の良さそうな家に嫁入りさせる…かと思えば女の子は売り飛ばす家もある。私の時代には売り飛ばす家はもうあまりなかったけれど、食べさせれば上等、気分が悪ければこどもは八つ当たりされて当たり前。あるいは父のように家庭なんかなかったことにして遊び回る。

何を言いたいかというと、格差というのは相対的に感じるものだ。みんながしてもらっていることを自分はしてもらえない。
「うちはうち、よそはよそ!」が当時の親の流行り言葉かな。こどもは文句言うなということだ。あるいはもっと貧乏な家庭を引き合いに出してくる。
「○ちゃんの家はお便所の紙が新聞紙なんだってー。うちは落し紙で良かったでしょ」みたいなレベルだった。

でも○ちゃんの家はうちみたいなオンボロ長屋じゃなくて一戸建て。本当に落し紙が新聞紙なのか疑わしく思ったのを覚えている。

うちの娘は中学から私立に入れてしまい、相対的に貧しいと思ってしまうのではないかと心配した。しかし、私立に通わせるご家庭のほとんどは、質素に計画的にお金を使っていることが多く、娘は全然気にしないですんだ。

むしろ大学に入ってからの方が格差を感じたようだ。奨学金で通う学生の多いこと。

アルバイト先でも大学に通うどころではない若者たちに出会い、娘は社会というものを知ったようだ。

娘曰く
「友達の親は中卒、高卒多いよ。ママは短大まで出してもらってママの時代では恵まれている方だよ」

そ、そうか。見方を変えればそうか。

娘は学歴なんてなくても仲のいい夫婦のこどもが羨ましかったようだ。

どうか娘には進化してもらっていつか仲のいい家庭を築いてほしい。

私にはしてあげられなかったから。

進化していけばいい。

追記
娘に親ガチャのことを聞いてみた。
「いやー、あんまりつかわないなー」とのことで、もっと若い人たちが使う言葉かな。
それを還暦の私が失礼いたしました!





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Last updated  September 23, 2021 04:23:44 PM
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