我輩はドラ猫である

先週は6連勤で、日曜日だけ休んで月曜日からハードに働いていた。疲れすぎて悲観的になっていたが、とりあえずお風呂に入ってそろそろ寝ようとしたら、ドカンときた。

うわっ、地震！雨上がりに多いから用心しなくちゃと思っていたがその時は気が抜けていた。スマホの緊急速報、ウィーンウィーンとけたたましく鳴り出すが、既に揺れている。わ、どうしよう？
ベランダ側の戸を開けて、そうだ、机の下に潜るんだっけ？猫が怖がって逃げようとして走り出す。どうやらこの地震、大きいようだ。でもテレビもラジオもないからよくわからない。
台所で鍋が落ちてフライパンにぶつかってがしゃーん！と音を立てるから猫はよけいに怖がって走り回る。
「ここちゃん、大丈夫よう。落ち着いて」と言う自分の声が上ずっている。なんだ、早く収まれ、この地震。
震源地に近い娘からラインが入る。娘は落ち着いているらしい。
猫は押し入れに立て込もってしまった。こんなことじゃ、いざというときの避難ができやしない。途方に暮れたが取り敢えず地震は収まった。
スマホで情報収集する。震度4？それにしちゃ大きいような気がする。近隣は震度5になっていたからそれに近いかも。

外に出てみようかと思ったが、ここちゃんを置いて避難はできない。

近隣で被害はなさそうだ。友達何人かと連絡を取ってから寝ることにした。ここちゃんがベッドにやってくるまで一時間はかかった。相当怖かったらしい。

そして本日はいつも通り自転車で出勤。すると、電車通勤組が到着しない。

地震は昨夜のことだったのに、朝になっても電車が動かなくなっているのだ。

最寄り駅の風景をネットで見たらカオス。密、密、密の状態で人が溢れていた。

あらー、予想以上に大変なことになっている。これはやはり震度4のレベルじゃない。

東日本震災のとき、東京は震度5だった。でもあの時はブロック塀が崩れたり、マンションの外壁が歪んだりしたが今回はそういうことはなかった。

水道、ガスなどライフラインも取り敢えず問題なし。

それにしても怖かった。
ついこの間まで、コロナに怯える日々だった。やっと緊急事態宣言が解けたと思ったら地震。休まる時がないなあ。

しかしそれでも仕事をしてご飯を食べて猫と寝ている。当たり前の日々がなんとありがたいことか。

しばらく余震に気を付けるようにとまたまた自粛気分になる。

だけど人生、もう残り少ない。
無茶はしないがやりたいことはやって生きたいと思う。