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テーマ:読書感想文(668)
カテゴリ:読書
今日は定休日の月曜日。昨日も休みだったから連休。私はお休みの日、ろくなことをしていない。たいがいは寝ようとする。人生から逃げるように。 今日も廃人のようになりかけたが、これ以上続けると時差ボケを起こしてまた体調不良になる。 少しだけジムへ行き、軽く運動…かなりお風呂目当て。そのお風呂もカラスの行水で、人間らしさを取り戻そうとニンニク注射を打つ。少し倦怠感が消えたが、胃腸が本調子じゃないな。 気持ちだけ上がったので、誰かと喋りたくなったが、よく考えるとなんの用事もないのだ。迷惑なだけ。先日、娘に電話したらろくでもない話しかしない私に呆れて「もう切る!」と怒られた。しかし、それは当然の話で、私は娘になんの用もなかった。 もしかしたら、孤独なのかもしれないが、その割には動きたくない。 ふっと林真理子氏が講演会で話したと言うエピソードを思い出す。 「一人でいるときは本を読んでください。そのとき、あなたはもう一人ではないのです」 前置きが長くなったが、そこでベストセラーになっている「図書館のお夜食」をKindleで購入。 ベストセラーは中古で買おうとしても安くならないし、それに私の部屋は本だらけだ。なるべく増やしたくない。この本、図書館で借りようとしても予約だらけでかなり待つことになる。 私は子育てするに当たって娘に言ってきた。 「うちはお金ないから、洋服はそんなに買ってあげられない。ボーナスのときだけ。でも本だけはいくらでも買ってあげる。漫画以外は」 大物の親なら漫画もいくらでも買っていいと言うところだが、そこまで度胸がなかった。漫画はお小遣いの範囲内にしてもらった。 そして、意外にそんなに本代はかからなかった…洋服に比べたら。それは娘が私ほど本好きではなかったせいもある。それでも小学生の割には読んでいた方なのかな。あまり負担に感じなかった。 今、私は自分に言い聞かせている。 「本はいくら読んでもいいんだよ」と。それでも予約待ちをしなくていいなら図書館で借りるし、お安く買えるなら中古本を買う。 予約待ちは苦手。読みたいと思ったらすぐに読みたいから。 「図書館のお夜食」はなかなか美味しそうな本だった。夜しかやっていない図書館、故人の蔵書ばかりを集めた図書館、いいなあ。まかないは様々な作品の中から出てくるメニュー。 読んでいない作品のメニューはわからなかったが、赤毛のアンのメニューはわかった。そうそう、すごくシンプルなのよね、パンとバターとキュウリだけ、とか。 田辺聖子さんはお料理上手だったから関西のメニューが美味しそう! そして、ちょっと考えさせられた。 私にもやがて読めなくなる日が来るのだろうか。視力の問題ではなく、気力の問題として。 あー、ニンニク注射の効果を読書に使ってしまった! でも本があれば孤独じゃない。 猫がいれば寂しくない。 これ、本当です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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