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2020年03月01日
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カテゴリ:音楽
最終日の2/27に見に行ったので、もう上映期間は終わってるんですが、備忘録的に。

いやー『アクナーテン』わたしは知らないオペラだったので、期待もさほどなかったんですが、蝶々🦋夫人を見たときの予告篇の絵面がステキだったので、どんなものかしらと行ってみたわけです。

が‼️予想を遥かに上回る素晴らしさだった。

古代エジプトで短い間、王位についていたアクナーテン。その謎のファラオの治世を、オペラに仕立てたものですが、まず演出が本当に素晴らしい!

言葉にして説明しづらいのですが、ジャグラーをフューチャーして、その動きで抽象的に色々なものを語らずして、伝えてくる。

動きひ非常にゆっくりと優雅で、戦闘の場面すらもバタバタワチャワチャせず、静かな手の動きを持ってエネルギーの波動がぶつかり合うのを感じさせるのは、たぶん間違いなくお能に強く影響されていると思います。

また、お衣装の芸術的なこと!
美しさだけでなく、アクナーテンの戴冠のガウンにはたくさんの人面が縫い付けられていて、怖さもあり、しかし、すごいお衣装なんです。
他の役のお衣装も。

主役ねカウンターテナー、アンソニー・ロス・コスタンゾは、もう彼のためにこのオペラが書かれたのかなと思うくらい、ハマり役だった。
彼の小柄で中性的な容姿も、アクナーテンという強大な権力を持ちながら非常に繊細で脆い美しさの人物にピッタリだった。

こないだ見た蝶々夫人が演出面でひどかったので、同じM E Tでこの差よ!と驚いたけど、これもオペラの醍醐味なんだろうなあ。





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最終更新日  2020年03月01日 23時37分30秒
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