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テーマ:最近観た映画。(39930)
カテゴリ:映画
本当は3月は、自分からだ持つかしらと思うくらい、音楽関係のコンサート、ライブ、遠征、自らの練習、発表会など、休む暇なく活動予定だったのですが、ご存知のコロナ禍で全てがぶっ飛び、手帳の予定が真っ白になりました(;ω;)
なので、何か気の晴れる映画でもと、『ジュディ 虹のかなたに🌈』を木曜日に見に行きました。 なんの、前知識もなく、虹のかなたにの歌で有名になったジュディ・ガーランドの映画だから、楽しい音楽映画かな?なんて思ってたけど、全然違った。 ジュディ・ガーランドの亡くなる前1年を描いたすごく切なく胸にせまる映画でした。 2歳からステージママの母親により、芸能活動をしてたジュディ。子役の頃からずっと働かされ、太るのを避けるために、 昼ごはんは野菜スープのみ。痩せる薬として映画会社と母親から覚醒剤を飲まされていたんです。 そのせいで、不眠症、鬱病を患い、自殺未遂、数々の結婚そして離婚を繰り返し、 精神不安定な言動により、だんだん仕事もなくなり、落ち目になったかつてのスター。 でも、3人の子供のことは心底愛して育てていたのに、子のことを思い、別れた夫に親権を譲る決意をして、子供に電話するシーンは涙なしでは見られない。 ジュディの崇拝者のゲイカップル(当時は今の何百倍もゲイへの差別が激しく、ホモセクシュアルというだけで逮捕されたりしてた)と、心を分かち合い彼らのアパートでオムレツを食べるシーン。 ハリウッドの女優たちが近年『me too』と言う、映画界の差別やハラスメントを無くそう!わたしも受けた!っていう運動をおこしましたよね。 あのニュースだけでは、ピンとこなかったけど、この映画を見たら、なるほどなーこういうことがずっと長い間行われてきて、やっと今、表に声を出せるようになったんだなぁとすごく理解できた。 あと、主演のレニー・ゼルウィガーの演技の凄さ!たぐいまれな才能を持ちながら、精神が壊れかけている危うさ、ツラさ、そして舞台に立ち歌を歌う時の溢れるような才能をあますところなく表現していて、女優ってすごいなぁと単純に思ってしまう。 これは、男性より、女性のほうがより身につまされる映画かもしれない。あと、LGBTの人と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月15日 12時55分14秒
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