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テーマ:好きなクラシック(2317)
カテゴリ:音楽
2月後半から深刻化したコロナ禍が欧米始め外国で、急激にパンデミックとなり、国際間の往来が実質ほとんど不可能となった事態を受けて、楽しみにしていたP M Fが、とうとう中止になってしまいました。
思った以上に精神的ダメージを受けています。 3月は、自分の体が持つかしらと思うほどに、ライブやコンサート、それにともなう遠征、文楽、そして自分の練習やらWSと、予定がギッシリ、動かないと死ぬマグロのように、遊び倒す予定でした。 しかし、全てが中止、一部は延期になりました。 そしてコロナウィルスの収束の見通しは一向に立たず、オリンピックは1年延期になり、都市封鎖はいつ出るのか、という状況です。 いくら勇者のわたしでも、日々心が疲弊して行ってたのでしょう。 G Wに演るはずだった松竹大歌舞伎の払い戻しのため、教育文化会館に歩いている途中、急に涙がとまらなくなりました。 P M F中止、、 今年はゲルギエフがマリインスキー劇場のオペラ団を率いて、初めてのオペラ上演『ドン・ジョバンニ』を演るのが決まり、先行チケットが欲しくて早速P M Fフレンズにめなったのに。 でも、なくなってしまった…… 去年は、マーラー9番の大合唱団の一人として、初めて観るだけでなく参加しました。 そのPMFの練習(これがまた平日は19-21:30休日は10-17と長時間!)、所属する団のバッハのヨハネ受難曲の練習、札幌二期会のオペラ道化師の練習、二期会のゴールデンコンサートで一緒に発表するオペラ W Sの練習と、4つも5つも本番を控えた練習が重なり、週に4〜5回札幌市内を駆け回り練習に通ってました。 さすがに、フルタイムで仕事しながらだと、忙し過ぎて、体力も消耗し、「これじゃ忙殺されて自分の時間が全然ないよー!」と、内心くたびれ切った時もありました。 しかし、今にして思えば、バタバタと練習で忙しがっていたその時間こそが、かけがえのない『自分の時間』だったのだと気づいたのです。 そう気づいた途端に、涙が溢れでてきたのです。 お稽古してる茶道の言葉に『無事是貴人』『日日是好日』という言葉があります。 一日を無事に過ごす、それこそが貴い、平凡な一日、それこそが好き日、と解釈してますが、それが実感としてしみじみと身に沁みてわかったような気がします。 北海道にも遅い春がやって来ています。 世の中がどんな状態でも、植物は自分ね果たすべき務めをやめず、ちゃんと一生懸命に芽吹いています。 心が折れそうになる時もあるけれど、希望を持って日々を過ごしていきましょう。 皆が、自分の好きなことをやり、好きな人と集まり、興奮して叫んだり、ハグしたり、踊ったり歌ったり、旅行に行ったり、そういう日々が必ず帰ってくるはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年04月04日 19時37分14秒
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