桃の缶づめ

小樽出身でニューヨークで活躍してらっしゃるジャズピアニストの野瀬栄進さん。

毎年のように、K itaraなどで里帰り公演なさってて、いっぺん聴きたいなと思いつつもタイミングが合わず機会がありませんでした。

帰国中の野瀬さんはコロナ禍で長く渡米できずに、道内国内で時々ライブをしつつ、張碓の古民家を改築して年代物のスタインウェイを入れて、スタジオにするプロジェクトもしており、フェイスブックでその様子を興味深く見てました。

野瀬さんのフェイスブックで、赤れんがテラスの椿サロンでソロライブの告知があったのを思い出して、急に思い立って仕事帰りに行ってみました。

椿サロンには2回ほど、パンケーキを食べに行ったことがありますが、その時は混んでいて奥にグランドピアノがあるのに気がついてませんでした。

開場時間に店に行くと、野瀬さんがリハーサルしており、まだお客さんも来ておらず、野瀬さんと雑談したりしてるうちに、もうひとかたお客さんが見えて、なんとお客さん2名でライブが始まりました。

急に決まったライブなので、野瀬さんの告知もけっこう直前だったし、椿サロンも全く宣伝してなくて店先にライブの貼紙すらしてません(緊急事態宣言中なので告知を控えたと思われ)、まさにプライベートライブ、シークレットライブ状態でした。

いやー、ふたりで独占して目の前で聞く世界的ジャズピアニストかつコンポーザーの生ライブは贅沢過ぎて夢のような1時間でしたね。

最後にアンコールでわたしのリクエストで『ワルツフォーデビー』まで弾いてもらって、至福の時間でした。

そしで野瀬さんの今の仮住まいがうちのご近所ということもわかり、ますます親しみ感じて、こちらにいらっしゃる間にまた行きたいです。