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昨夜子供を寝かしつけてから、読んでいた本に、はっとさせられた。
以下、引用してみようと思う。 「私は読者たちを海の底よりも深く愛しています」 たとえばこれは真実だが、こう書いた時点でうそっぱちになる。 私がすべてを注いで書いた小説だけが、読者に届くのであって、私の宣言など 意味がないからだ。書くことだけ、時間も自分も家族への思いも多少犠牲にしてで も書けと神が言ってる文だけただ無言で書いて、いろいろな人の力を借り、手間を かけて、出版する。それだけが真実だ。あとは全部言い訳になる。この日記でさえ フィクションの一環だ。体調が悪かったとか、時間がなかったとか、それでもいっ しょうけんめいでした、とか、親といろいろ問題があったので、書くものが暗くて すみません、とか、そんな全てが、だ。 新潮文庫『さようなら、ラブ子』よしもとばなな著 私が花屋の仕事に携わってから、早11年になろうとしている。そして、押し花をするようになって、1年余り。でも実際去年は教わる立場だったので、仕事としては1年目だ。生の花に関してはもちろん、仕入れから、商品の作成、発送や配達、という流れの中で、常に制約された条件下の元、最高のものを作れるように努力している、と自分では思う。 しかし押し花については、自宅でできるという点からの甘えや、時間がなかったり、子供のせいにして、作業や製作の段階での詰めが甘かったのではないだろうか? そこが出てしまっているから、いろいろなミスをしてしまう。仕上がりに表れてしまい、やりなおしになってしまうのだ。 自分にとっての花の仕事に対する気持ちはまさに上記のとおりであるのに、押し花に関してはまだまだだったことに気づいてしまった。 気持ちを改めて、丁寧に仕事をしていきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/05/18 12:41:37 PM
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