|
カテゴリ:これから
娘たちが体調悪いせいもあり、早く寝てしまった。
週に一度の早帰りである水曜日に娘たちに会えずがっかりしていた夫。でもおかげで、二人でゆっくり話し合うことができた。 夫の会社の業績が悪くなってきてずいぶんになる。最近はますますやばくなってきた。 3.4月は残業代が出ず(支払えず)、その間はつらかった。精神的にも。そして現実的には各種支払いが滞ったりしてしまったりした。(ほんとに貯金する余裕すらない) 結局5.6月に普通の分に上乗せして出たんだけど。 そんな追い詰められた状況の中、夫は、会社に対する愚痴か、もしくは、「(私が)やめてほしいんならやめる」または、「俺が家事やるから君が働く?」などという話ばかりで正直言って、うんざりしていた。 でもよくよく聞いてみると、本当は、まだ会社をやめたくないのだという。ひとつは、今年度勤めると10年勤務になるので、転職のときに有利、ひとつは、秋に取りたい資格があるのでそれを受けたい(転職すると勉強している暇がない)、会社が持ち直したとしたら転職したほうが不利だから、社長が8月に交代するからそのあとどうなるのかをこの目で確かめたい。など。 でも、わたしが精神的に不安定になるのだったり、生活ができないなら、しょうがないからやめる。と夫は言うのだ。 これをいわれて、どうすればいいの?って感じだった。私も4月に子供たちが園に行きだしたからすぐに花の仕事で食べられるわけではないから別の仕事をしようかと思い、なんどか会社に電話をしたりもした。でも、そのたびに、「お花の仕事じゃなくていいの?」と私の心の中のなにかがいうのよね。やっぱりお花の仕事をしたい。そして思いとどまって、やっぱりお花1本で行こうと決めたのが、4月の終わりだったのだ。ホームページを開設する前の段階として、パソコンに慣れる意味もあってブログもはじめたのだ。 うちの夫は、私が言うのもなんだが、とてもいろいろなことをできる人なのだと思う。仕事も、やらされているという観念でなく、自分からどんどん提案できる人だし、時間の使い方もうまいし、子供たちの面倒もよく見てくれるし、なによりまめだ。 そんな彼が、どうして沈み行く舟にいつまでも乗っているのだろう、もっと彼の才能を発揮できてなおかつそれに見合った収入を得られる会社に転職するなり、もしくは自分で起こせばいいのに、と思っていた。 でも彼は転職して今よりいい条件などない気がするというのだ。 自分に対する評価が低い気がするのも、なんか私は納得いかなかった。 そんななか彼は会社の労働組合に入った。そこで、いろいろメンバーと話すうち、具体的に前向きなやり方を会社に提案してみたい、という気になってきたらしい。 実は今度は6月から、賃金カットが実施されるのだが、(またかよ!)でも、すぐにやめるのではなく、自分でできる方法を探ってみたいからもう少し会社でがんばってみる。といわれた。 私はこれが聞きたかったのだよなあ。彼が自分で決めた意思が。私のため、とか家族のため、でなく。それであれば、その彼を応援するためにがんばろう、と思える。 まあお金はないけど、天下の回り物、どこからかきっと回ってくるでしょう。 『「おまえがしらなければならないのは、こうだ。夢が実現する前に、大いなる魂はお前が途中で学んだすべてのことをテストする。それは悪意からではなく、夢の実現に加えて、夢に向かう途中で学んだレッスンを、お前が自分のものにできるようにするためだ。ここで、ほとんどの人があきらめてしまう。これは、われわれが砂漠の言葉で、『人は地平線にやしの木が見えたとき、渇して死ぬ』と言っている段階なのだ。 すべての探求は初心者のつきで始まる。そして、すべての探求は、勝者が厳しくテストされることによって終わるのだ。」 少年は自分の国の古いことわざを思い出した。それは、夜明けの直前に、最も暗い時間がくる、というものだった。』 「アルケミスト」パウロ・コエーリョ著 角川文庫 今はこんな心境です。今は夜明けの直前なんだと、思いたい。 そういえば「夜明け前」で、シカオちゃん好きになったんだっけ・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[これから] カテゴリの最新記事
|