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ちろりんのだらだら日記

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2007年08月28日
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カテゴリ:映画

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★ストーリー★

トランスセクシャルのブリーは、男性としての身体を完全に捨てる手術を目前に控えている。そんなある日、ブリーは驚くような電話を受ける。ブリーがかつて、男性として一度だけ関係した女性との間に、息子がいたのだ。窃盗の罪で拘置所に入っていた息子トビーを保釈するため、ブリーは手術費用を切り崩してニューヨークへ向かう。ブリーは、自分の正体を明かさないまま、トビーを継父の暮らすケンタッキーへ送り届けようとするのだが…。


★感想★(ネタバレあり)

とてもいい映画でした。
性同一性障害の男性を女性であるフェリシティ・ハフマンが演じています。
見ているうちにほんとに性同一性障害の男性に見えてくるからスゴイ。

母親が自殺し継父には性的虐待を受けて育ったトビーは男娼として働き
荒んだ生活を送っていました。

そこに現れたブリーは自分の正体を明かさずにトビーと旅に出ます。

今まで愛情を受けずに育ったトビーは自分に正面からぶつかってきてくれるブリーに
少しづつ惹かれていきます。それが自分の父親とは知らずに…

ブリーの両親はブリーが女になることを反対して否定しています。
この映画はまだ両親がユーモアのある感じで描かれているのでそれが
重いテーマを重々しすぎないものにしています。

小さい頃から本当の自分を否定され続けてきたブリーは
すごい孤独を抱えて生きてきたんだろうな。

そんな孤独と強さを持つブリーに惚れちゃったトビーは
真実を知りショックで家を飛び出してしまいます・・・
このシーンはつらかったなぁ・・・
まさかマジで好きになっちゃうとは・・・
そりゃほんとの事知ったら傷つくよなぁ・・・

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私は身近に性同一性障害の方がいるのでこの映画をとても身近に感じました。
彼は女→男なのでこの映画とは逆なのですが同じように苦悩はあるようです。

自分の体と心の性が違うというのはとても大変だと思います。

大金をかけて自分の体に傷をつけるなんてリスクのあることそんな生半可な覚悟で
できるものではありません。

ホルモン剤(注射)だって体の作用と反対に働きかけるものですから
様々な副作用があったりかなり内臓に負担をかけます。

そんな苦しい思いをしてまで自分の本当の体を取り戻そうとする人達に
まだまだ差別や偏見があるのはとても悲しい事です。

みんなきっと普通に恋愛をして普通に生きたいはずです。
そうできるのなら・・・

そうゆう問題を抱えた人が身近にいるのでこうゆう映画があることは
世間に性同一性障害への理解が高まるとゆう点でもうれしいことです。

話がだいぶそれてしまいましたがラストはとてもいい感じで
ブリーとトビーが親子としてこれから希望ある未来を築けそうな予感で
しめくくっています。
とても見やすくて素晴らしい映画なのでおススメです。





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最終更新日  2007年08月29日 12時57分03秒
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