【あらすじ】
70年代、親の愛を十分に得られずに孤立感を味わって育ったエミリー。大人になり両親の遺産で暮らすエミリーは、自分が思いきり愛情を注げられる子どもを欲しいと願うようになる。一夜を共にした男から、ようやく子どもを宿したエミリーは、生まれた子どもポールに自分のすべての愛情を注ぎ、溺愛する。しかし成長したポールは、やがて他の子どもたちと遊びたがり、また学校にも行きたがるようになる。それまでの2人だけの世界が崩れていくのを感じるエミリー。そして彼女がとった行動は...。
【感想】ネタバレあり
うーん...。なんか切ない。
ラブラブな両親にほぼ放任され育ったエミリー。両親は突然エミリーを残し自殺してしまう。
唯一信頼していたハーカー夫人も突然居なくなり寂しい子供時代を過ごしたエミリーは
やがて子供を作りすべての愛情を子供に注ぐようになる。
愛情を充分に受けられずに育ったエミリーの歪んだ愛情が見ていて切ない...。
二人だけの世界を作り、それを壊そうとするものすべてから引き離す。
そんな世界もポールの成長によりどんどん維持できなくなってくる。
そこでエミリーは両親と同じ決断をする。
永遠に一緒にいるために...。
とても歪んだ愛情だけれどなんだか理解できる部分がある。
とても大切な人を自分だけのものにしたい。誰にもとられたくない。
こうゆう感情は表に出さないだけで誰でも少しはあると思う。
それが幼い頃の経験によりこんな風な形になってしまったんだろう。
そう考えるとエミリーはとてもかわいそうな女性だと思う。
ラストはなんとか救いがあるけれどとても悲しく切ないお話だ。
エミリー役のキラ・セジウィックはこの作品の監督ケビン・ベーコンの奥さんだったのね~。
素晴らしい演技で入り込めました。ケビン・ベーコンはポールの父親役で出てるんだけど
初めはケビンって気づかなかったわwこうゆう役めずらしいよね。
ハーカー夫人を演じたサンドラ・ブロックがやたら美しい。
すごいちょい役なんだけどやっぱ綺麗だな~。雰囲気美人。
この作品はなんといってもポール役のドミニク・スコット・ケイ!!
まぢでほんとかわいすぎんのよ!!犯罪級!!
こんなかわいかったらそりゃエミリーもそうなるわなっって感じ。