＊モナミ＊ SMAP･映画･本

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  『チャーリー』　哀しい喜劇

  『チャーリー』ロンドンの芝居小屋。舞台に立っていたハンナ(ジェラルディン・チャップリン)が、突然歌えなくなり、母の代わりに舞台に飛び出した少年の、見様見真似の芸に、観客は熱狂した。その少年チャーリー(ロバート・ダウニー・Jr）は、兄の勧めで名門カルノー一座に入り、看板俳優にのし上がった。アメリカ巡業に旅立ったチャーリーは、そこで映画に出会い、ハリウッドからの招きを受け、映画界に飛びこんでいった。金持ちを、面白おかしく笑いの対象にするのは、貧しい幼少時代や、駆け出しの頃、金持ちに嘲笑されたからか。あくまでも、自分の笑いにこだわり、トーキーではなく、無声での笑いにこだわる。ほんのささいなこと、車のドアの閉まる音だとか、職にあぶれた人々を見て、映画のアイディアを思いつくほど、常に映画のことで頭は一杯。当然、家庭生活も上手くいかないが、いつも寂しそうなのは、それが理由だけではないような、気がする。きっと、とても寂しがりやだからこそ、人を笑わせることを、していたかったのかも。どこに行っても、「チャップリンだ！」と大騒ぎされ、大金を得るようになり、世の中は大恐慌にもかかわらず、贅沢な生活を送る。映画を作っているだけなのに、それが政治的な意味に取られ、国外追放までされたのは、その頃、映画が大衆に与える影響が、大きいことを認めていたからに他ならないのだろう。20年後、晴れてハリウッドに迎えられ、アカデミー賞の授賞式で。「自分の映画なんて古臭いだけ」と言っていた彼の映画が、笑いに包まれる。本物のチャップリンが出ている映画のエンドとともに、終わる映画。泣ける…（涙）。なんてんだろ？ものすごく泣かせる話だとか、ものすごく盛り上がる場面があるわけでもなく、淡々と、チャップリンの生涯を追ってるだけなんだけど（もちろん、ドラマティックな人生だけど）、すごく楽しくて、そして切なくなる。笑いの裏にある、悲しみ、というか。チャップリンの顔って、確かに悲しげだもんね。チャップリンの映画を、観てみたくなった映画でした♪ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　『チャーリー』チャップリンの映画は→　映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.05.04

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  『コーラス』　天使の歌声

  『コーラス』1949年、音楽教師だが職のないクレモン・マチューは、未成年の再教育を行う寄宿学校の舎監に任命される。校長ラシャンは、非情で弾圧的な教育制度を敷き、問題の多い生徒たちは、それに反抗する日々だった。生徒たちを、歌うことでなつかせながら、マチューは、彼らの人生を変えていく。どうしようもない落ちこぼれな子供たちの集まる学校、「池の底」に赴任した、新任（しかしタコ頭）の教師。閉ざされた門に、重い鉄の扉に、窓には網。悪いことをしたら、反省室行き。押さえつけられるだけ押さえつけられた少年たちの、鬱積したパワーは、教師相手にイタズラをすることで、発散される。そこに現れた、一風変わった教師。同じ目線で、ゆっくりと付き合えば、きっとほんとは、いい子たち。怒りには怒りで、優しさには優しさで応える。子供たちは、ほんとに素直。叱られるばかりで、褒められることを知らなかった子供たちの、溜まりに溜まったエネルギーを、上手に引き出してあげれば、思いも寄らないほど、子供たちは成長する。それを分かってくれる教師に出会えた子供たちは、とても幸せだ。しっかし、荒れすさんでいても、子供たちが、かわいいったらありゃしない！（笑）次第に、笑顔を見せる子供たちに、もうメロメロ（笑）。天使の歌声を持った主人公の、ジャン＝バティスト・モニエがまた、たまらなくかわいらしい。その奇跡の歌声もさることながら、ちょっとスネたような悪ぶったような、憂いを含んだ表情が、歌うことによって明るく輝いていくのに、心打たれた。ボーイ・ソプラノって、ほんと貴重な声だよね。そう思うだけで、そそられる（笑）。ラストもこれまたフランス映画らしく、ハッピーエンドで、万事丸く収まりめでたしめでたし、ではなくて。校長の首を絞めちゃった男の子が更正するとか、どっかのコンクールで優勝しちゃうとか、最後、生徒たちがすがりついてわんわん泣くとか、「辞めさせないで！」と校長に直談判するとか、ほらほら感動しろよ！的なハリウッド映画を見慣れてると、そういうのを想像ちゃうのですが、あくまで、さらっと。生徒たちの手紙も、全部拾わないし。何より冒頭、自分の人生を変えてくれた恩人である、先生の名前すら、忘れてる主人公に、唖然。でも、c'est la vie（それが人生）なのよね、きっと。と思った、映画でした♪ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　コーラス　オフィシャルサイト　goo映画　『コーラス』オリジナル・サウンドトラック映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.05.03

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  『リーグ・オブ・レジェンド』　伝説同盟

  『リーグ・オブ・レジェンド』アフリカで、悠々自適の生活を送っていた、伝説の冒険家、アラン・クォーターメイン(ショーン・コネリー)のもとに、英国政府の使者が訪れ、世界大戦の勃発を防ぐため、ユニークかつ超人的な能力を持つチームの、リーダーになることを依頼する。そのメンバーとは、ネモ船長(ナサーラディン・シャー)、透明人間のスキナー(トニー・カラン)、半吸血鬼の美女ミナ(ペータ・ウィルソン)、ドリアン・グレイ(スチュアート・タウンゼント)、アメリカの諜報員トム・ソーヤー(シェーン・ウエスト)、ジキル&ハイド(ジェイソン・フレミング)。7人のチームとなった「超人同盟」は、黒幕である“ファントム"の野望を拒むため、ネモ船長のノーチラス号で、ベニスへと向かう。先週の『エントラップメント』に引き続き、なぜショーン・コネリー続き？引退宣言したから？100年前の、イギリスとドイツ。ケニアは、100年前も、変わらないのなぁ。って、100年前も今も、行ったことないけれど。大好き、こういうの。空想上、物語上の登場人物が映像になる、ってだけでもワクワクなのに、一人だけじゃなく、何人もなんて！ネモ船長に、透明人間に、吸血鬼に、ジキルとハイドに、（大人になった）トム・ソーヤーまで！ってトム・ソーヤーって、超人？なんか特殊な能力とか才能とかって、あったっけ？裏切り者は誰！？ってなストーリーは、どうでもよくって。だって最初から、どう見てもグレイが怪しかったじゃん。スキナーなんて、裏も表もスケスケの開けっぴろげなのに、疑われちゃって。そりゃ、見る目なさすぎショーン・コネリー。ネモ船長の船、ノーチラス号が、最高にカッコイイ！探査艇は、クラゲみたいだったけど。ネモ船長の車も、スーパークール！建物にぶつかっても、傷一つ付かないし（笑）。ってネモ船長って、インド人だったの…？『Finding Nemo』は「ニモ」なのに、なんでCaptain Nemoは「ネモ」なんだろ？ハイド博士、服がいくらあっても、足りないだろうよ。透明人間は、いらないだろうけど。もうちょっと、それぞれのキャラの出自を知ってたら、もっと面白かったんだろうなぁ。だってショーン・コネリーの、アラン・クォーターメインって、誰だか知らんぞ。ドリアン・グレイなんて人も、知らん。物語を書いたそれぞれの作者たちが、この夢の共演を見たら、どう思うだろう？なんて思った、映画でした♪ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　リーグ・オブ・レジェンド　時空を超えた戦い　goo映画　『リーグ・オブ・レジェンド』『ソロモン王の洞窟』　著：ヘンリ・ハガード『海底二万里』　著：ジュール・ヴェルヌ『トム・ソーヤーの冒険』　著：マーク・トウェイン『ジキル博士とハイド氏』　著：ロバート・L・スティーヴンソン『ドリアン・グレイの肖像』　著：オスカー・ワイルド映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.05.03

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  『ワイルド・スピードX2』　スピードこそ命

  『ワイルド・スピードX2』あらゆる人種が集まる街、マイアミ。今晩も、熱狂的なギャラリーが見守る中、大金を賭けたストリート・レーシングが行われている。この壮絶なレースで、強敵を制して勝利したのは、元警官のブライアン（ポール・ウォーカー）。彼はかつて潜入捜査官だったが、強盗団を逃したことから、失職していた。しかしそんな彼に、警察はおとり捜査を依頼。仕方なく仕事を受けたブライアンは、幼なじみのピアーズ（タイリース）とともに、麻薬を扱う貿易商ベローンに、ドライバーとして雇われる。こういうのとか、『TAXi』とか、男の人って好きだよね。こういうのが好きな男の人って、好きだけど（笑）。おっぱいもお尻も半分出したようなネェちゃんたちだけども、東洋人の女の子が、ヘンな顔ー。どうして、ハリウッドで使われる日本人って、かわいくない子ばっかなんだろ？かわいくないってか、個性的ってか。もっと普通にかわいい子、普通にいるってのに。ハリウーッドには、いないのかしら？それとも、今時なかわいい日本の女の子じゃぁ、アメリカ人の思い描く東洋人っぽくないから？ってこの子、デヴォン青木って、モデルさんなのね。東洋人モデルとして、もてはやされそうな顔だと納得（笑）。ズバ抜けて腕のいいドライバーである元警官が、悪いことやってる悪いヤツんとこに、運び屋として潜入するという、ありがちなお話。そして、その雇い主も、それに勘づいている、というのも、ありがちなお話。というか、ワル本人がいないってだけで、敵地で手の内話すのって、マヌケすぎない？どこに盗聴器が仕掛けられてるか、どこで誰が聞いてるか、分かんないってのに。他の男に触っただけで「殺す」って、それもまた、短気なヤツだけど。公道をとんでもないスピードでぶっとばしたり、車同士ガツンガツンぶつけたり、バックで走行したり、一体何がしたいんだこの国は（笑）。ハイウェイで幅寄せしてくるトラックの運ちゃんも、普通に怖いけど。でもこのスピードは、確かに興奮するね。でもそれだけの、映画でした♪自分は走らないんだけど、レースを仕切ってる兄ちゃんが、カッコよかった。これだけのメンツに慕われてる、ってことは、腕を見せなくとも、それなりのヤツなんだろな。こういう、イカれた男たちの、イザとなったら強い団結感が、好きです。単に、「ポリ公に一発カマしてやろうぜ！」ってな、パーティノリなんだろうけれど。ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　『ワイルドスピードX2』　goo映画　『ワイルド・スピードX2』　『ワイルドスピードX3』映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.05.01

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  宅配DVDレンタル

  最近、宅配レンタルDVDと言うものに、とうとう手を出してしまいました。。。前から、そういうのがあるのは、知ってたけれど、それに手を出してしまったら、さすがヤバいだろ、と思ってたのですが…。しかしとうとう、映画を観るのにも、家から出ないことを選択してしまいました。救いようのないヒキコモラー街道マッシグラ（笑）。まずどんなものかと、手始めに、なじみのある大手レンタル店ゲオ系列の、GEOLANDというところに申し込み、ひと月で8本、借りれました。年会費1,050円＋月額2,079円÷8本≒391円。今後このペースで借りれるとしたら、月額2,079円÷8本≒260円/月。これって、高いの？安いの？最近レンタル屋さんに行ってないので、昨今のレンタル料金がどのくらいなのか、分からないのですが。まぁ、往復送料も込みだから、こんなモンなのかな。ただ、配送・返却センターが愛知っていうのが、不利だよねぇ。同県だとか近隣県だったら、翌日には到着するものが、遠いと中2日、見終わってポストに投函してから、次のが来るまで、5～6日かかるんだもん。それで、月額利用料が均一ってのは、ちょっと不公平な気がする。しかも普通郵便だから、日祝日は配達されない上に、返却・配送手続きもされない、ってのが、不満。なので今、休止中。と、ぽすれん、これも前から気にはなってたんだけど、ライブドア系列だし（笑）、4月中旬頃にサイトダウンしてたし、ということで及び腰だったけれど、どうせなら比べてみようと、2週間お試し期間もあることだし、申し込んでみました。ちょっと前、ぽすれんの女社長さんがTVに出てて、ライブドア傘下から独立して、単独で上場したい、とか言ってたのを見たのとは、別に関係ないけれど。これは、普通郵便とメール便と選べるし、日祝日も返却・配送業務をしてくれるし、返却センターが大阪にもある、ということで、料金の同じ（2,079円/月）GEOLANDより、配送・返却にかかる日数はやや少ないけれど、お試し期間が2週間じゃぁ、正しく比較はできないかな。DMMは、月額料金安いし（1,980円）、一ヶ月の無料期間も魅力だけど、配送・返却センターが石川なのがなー。愛知より遠いじゃん！とりあえずひと月、何枚借りれるかお試し中。8枚借りれたら、1,980円÷8枚≒247円/月。10枚借りれたら200円切るけれど、ムリだろな。TSUTAYA　DISCASも、1ヶ月無料期間があるので、これもお試し中。これは、料金が一番安いし（1,974円/月）、大阪にも配送・返却センターがあるのが、魅力かな。なにせ、同じ県内でも、郵便物が1日遅れで届くような僻地なもので、郵送にかかる時間には、シビアにならないと（笑）。ただこれは、借り放題でなくて、月8枚までしか借りれないけど、頑張っても8枚ぐらいしか借りれないのなら、お届けが早くて安いとこの方が、ゆっくり観られていいかと。1本あたり、1,974円÷8≒246円/月。他に、タイトル数とか人気作品の借り易さとか、比べる要素があるんだろうけれど、どうしても観たい！ってなのがあるワケじゃなくて、何でもいいし、何か観られればそれでいい、という人なので、その辺は比較対象にしてません。と、そんなこんなで色々試していたらなんと。4/25からYahoo！で、オンラインシアターなるサービスが、始まったらしい。パソコンで見なきゃいけないのが、ちょっと難だけど、返却も気にせず、貸し出し中でレンタルできないこともなく、月に何本借りられるかも気にせず、好きな時に好きなだけ観られる、ってのは、大きいかも。ただ、まだ始まったばかりなので、配信映画数が少ないのが、残念かな。でも、「これが観たい！」というのがあるわけでもなく、何でもいいから適当に暇つぶしで観たい、という私には、ちょうどいいかも。月額997円で見放題（見放題コース）なので、月初めから申し込んでみようかと思ってます。って、あれもこれもそんなに観る時間、ないか。スマライブが始まったら、映画なんか観る余裕、ないしな。しかしほんと、いい世の中だよね～。家にいながら、何だって手に入る。食べるもの、着るもの、読むもの、見るもの。ほんと、家から一歩も外に出なくとも、普通に暮らしていくのに、何の支障もないよね。外に出ないことで何か困ることってあるかな～と考えて、唯一、どんなにネットが普及しようと、宅配が充実しようと、外に出て行かなきゃならいのは、ゴミ捨てかと。こればっかりは、誰に頼むわけにもいかず。かと言って、出さないわけにもいかず。自分でゴミステーションまで持ってかなきゃなんない。でも最近では、玄関前に出すだけで、収集に来てくれるようなマンションもあるから、そこに住めばもう完璧！？そんな私が今欲しいのは、オンライン図書館（笑）。本を買うのはネットで買えるけど、買うんじゃなくて、借りたいのです。って、図書館にすら行かなくなったら、ほんとに終わりだな（爆）。足と口が、退化しそう（笑）。ランキングポチっとお願いします♪♪本日のBGM★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.30

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  『時計じかけのオレンジ』　壊れたオレンジ

  『時計じかけのオレンジ』近未来のイギリス。気晴らしの暴力やセックスを求めて、夜の闇をさまよう不良少年たちのリーダー、アレックス（マルコム・マクダウェル）。ホームレスを襲撃したり、「雨に唄えば」を口ずさみながら、押し入った家の夫婦に暴行をふるい、妻を犯す。ところが、有閑マダムの家に強盗に入った時、誤って彼女を殺してしまう。アレックスは、常々彼に不満を抱いていた、仲間たちに裏切られたうえ、逮捕され、14年の刑を宣告される。獄中で、攻撃性をなくす洗脳実験に志願した彼は、早々に釈放されるが、外の世界で彼を待っていたのは、かつての被害者たちからの復讐だった。オープニングから、奇妙な映像。摩訶不思議な、近未来の世界。カラフルな映像と、クラシック音楽に乗って繰り広げられる、セックスとバイオレンス。小物も、グロテスクでエロティックなんだけど、ポップでキュートな。こういうの とか、こういうの とか。囚人服のようなファッションに、貞操帯のようなものをつけた若者たち。教師や警察には、きちんと「サー」をつけて話す、青い目の青年。学校にもロクに行かず、持て余した体力を、セックスと暴力に夜な夜な使い果たす、音楽漬けの若者。1971年の映画なんだけど、今の若者たちと、大差ないような。「ルドビコ療法」という、暴力やセックスに対して、吐き気を催す治療がまた、おぞましい。頭を開いたりとか、切り刻んだりとか、スプラッタなシーンはないんだけれど、拘束衣を着せられ、縛り付けられ、瞬きができないようにさせられて、この映画を見せられてる気分。多分、社会に対するメッセージだとか、風刺だとかが裏に隠されているんだろうけれど、衝撃的なシーンの印象が強烈で、作り手の真意を受け取るまでに、至れない。それに英語がねぇ、単語がねぇ、ロシア語をベースにして造ったらしい、意味不明なスラングばかりで、これ、英語が母国語でない人には、聞き取るのムリそう。そういうのも含め、体調のよろしくない時に見たら、結構厳しいかも、でも、この衝撃とキッチュさは、ぜひ見ておくべき、と思った映画でした。ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　『時計じかけのオレンジ』映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.29

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  『アイランド』　楽園はどこ？

  『アイランド』2019年、大気の汚染から逃れ、隔離されたシェルターで暮らす人間たち。彼らの夢は、地上にただ一つ残された楽園、“アイランド”に行くこと。シェルターでは、“アイランド”行きの抽選が行われており、リンカーン（ユアン・マクレガー）も、その当選を待ち望む一人。そんな彼が、シェルターに紛れ込んだ蛾を発見。「汚染された地上に生物はいないはずでは…」。疑問が頭をよぎる中、やがてリンカーンは、このシェルターの、恐るべき真実を知ってしまう。逃げることだけが生き延びる手段と知った彼は、“アイランド”行きの決まった、ジョーダン（スカーレット・ヨハンソン）と共に、決死の脱出に挑む。2019年って、もうすぐじゃん。なぜ、そんなにも地球が汚染されて、なぜ、こんなところに人が集められて、なぜ、こんなにも管理されてるのか、謎だけれど。と思ったら、そうではなくて…。人は、人ではなく、「製品」と呼ばれている世界。人が、子宮でないところで、育ち生まれるところ。しかも、お好みの成長度合いで！ちょっと羨ましい（笑）。隔離され、完全に管理された世界。しかしどこでも、異端分子というものは、存在するもので。それって、ものすごーく健康に気を使って、サプリも飲んで適度に運動もして、睡眠もちゃんととって、ストレスも溜めないようにして、定期的に健康診断をしているにもかかわらず、ガンになっちゃう、みたいな。15歳程度の知識しか植えつけてなく、初めて世の中に出たにもかかわらず、執拗に追ってくるプロたちの追っ手をかいくぐるのは、生きる本能か。逃げ出してたどり着いたロスの街が、とっても近未来。クローンでない、本物のリンカーンの家が、なんて素敵。光が織り成す、階段の影。空飛ぶバイクに乗っての空中戦は、まるで、アトラクションに乗ってるような感覚。障害物を巧みによけながら、目標を撃つ。というか、いくらクローンの存在がバレちゃヤバいからって、ここまで派手にやったら、それこそ顧客が、甚大な迷惑を被ると思うんだけど。でも確かに、クローンは隔離しておかないと、彼らが犯した罪を、顧客が被ってしまうことに、なってしまうのか。それに自分のクローンとは、会いたくないしね。いつか自分の役に立たせるために、自分のクローンが存在していることは分かってても、それには会いたくないかも。もしこんなクローン技術が、実現することになったら…。そうだねぇ。今んとこ、クローンはいらないと思ってるけれど、でももし、事故とか怪我とか病気で、体の一部分が無くなったら、欲しいと思うかもしれない。どこかの誰かの死を願うよりかは、精神的にもいいのかもしれないし。。。最後にやられちゃった、本物のリンカーン。クローンなんかを作ろうとした人間への、天罰か。だとしたら、気の毒だなぁリンカーン。気の毒というか、運が悪かったんだな。他のクローンは、クローンとしての使命をまっとうしたのに、自分のクローンが、意思を持っちゃうなんて。最後、クローンたちが壊れた施設から出て行くシーン。とても感動。だけれども、彼らは、これからどうやって生きてくんだろう？子供程度の知識しかなく、生まれて初めての世の中で、人を食い物にする人間たちに囲まれて。多分、施設の中が“アイランド”だったんじゃないか…、って、思わないかしら、と思った映画でした。クローン人間と、アフリカでの虐げられた人々とを、「人間以下だ」って、同問題っぽく扱うのは、ちょっと違うような気もしたけれど。ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.27

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  『奥さまは魔女』　ピコピコピン！

  『奥さまは魔女』落ち目俳優のジャック（ウィル・フェレル）のもとに、テレビドラマ『奥さまは魔女』の出演依頼が。これを機に、復活を遂げたい彼は、自分を目立たせるために、相手役に、新人女優を起用することを条件に出す。そんなある日、彼はイメージにピッタリな女性、イザベル（ニコール・キッドマン）に出会う。ジャックの熱心な誘いで、出演することになったイザベルだが、実は彼女は、本物の魔女だった。テレビドラマの『奥さまは魔女』は、見たことあるような、ないような…。魔女が、「普通の女の子になりたい！」魔法は止める！今回限りよ！と言いながらも、普通の女の子になるために、魔法を使っちゃう、ジレンマ。「恋してみたいの♪」だとか、魔法でじゃなくて、自力でできることになんでも感激したりと、ニコールの年とキャリアでは、ややムリがあるけれど。確かに鼻は、そっくりかも。それでもとても、チャーミング。お洋服も、シンプルなんだけど、とてもかわいい。魔法で手に入れた家も、すごく素敵だし。プールにキャンドルを浮かべた、ダーリンの家でのパーティも、憧れるけど。そして、結婚して越してきた2人の新居で、お花が次々に咲いていくなんて、なんてロマンチック！自分を必要としてくれた！と思っていたら実は、単に引き立て役立ったと気づいたニコールの、魔法を使った密かな復讐が、かわいくておかしい。自分が目立つことしか考えてなかったダーリンと、自分は利用されてただけだと気づいたニコールだが、劇中劇を通して、次第に近づいていく2人。そして、魔法を使わなくても、恋をさせてしまう、恋してしまうトキメキ。しかし、恋した相手に、「私は魔女よ」と告白しても、信じてくれない。「魔女であることを証明して」と言われ、魔法を見せても、手品だと思われる始末。そして、ほんとに魔女だと知っておびえる男。そんな腰抜けなて、捨てちゃえ！でも、「私は魔女よ」なんて言われたら、この恋する心も、魔法をかけられたせいなのかも…、なんて、やっぱり思ってしまうかも…？でも恋なんて、魔法みたいなモンだよね。あれ？って気づいたら、好きになっちゃってて、好きになった理由なんか、分かりゃしない。そして、いつの間にか、解けちゃう（笑）。人間になりたい、って願っているけれど、魔法で人間になることって、できないのかなぁ？人間を魔女にすることも、できない？やっぱり、魔女っていうか、魔法っていうか、そういうのって、憧れるよね～。それこそ簡単な、モノを動かしたりとか、欲しいものを手に入れたりとかから、好きな人を振り向かせたいとか、惚れさせたいとか、魔法が使えたらなぁ、って思うことしばしば。ピコピコピン！って、鼻を動かしてみたくなった、映画でした♪ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　奥さまは魔女　ポータルサイト　奥さまは魔女映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.26

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  『エントラップメント』　騙し騙され男と女

  『エントラップメント』美術専門の泥棒として世界最高の腕を誇る、マック（ショーン・コネリー）。ニューヨークでのレンブラントの名画盗難事件は、あらゆる証拠が、彼の仕業であることを示していた。この事件で莫大な損害を被る保険会社の、優秀な調査員ジン（キャサリン・ゼタ・ジョーンズ）は、老練にして弧高の男マックを罠にはめるための、新たな窃盗を思いつく。男と女～あやつりつられ～（古）。「仕事は仕事。感情を挟むと失敗する」と言いつつも、こんな渋い男といい女の間で、なんの感情も生まれない方がおかしい、というもの。見ている方も、それを期待して当然、というもの。目隠しをして、レーザーを潜り抜ける訓練シーンなんて、エロティックと言わずして、なんでしょう。上手くいったと思ったのに、褒めてももらえず、ダメ出しをする男にむくれる女。男の子は、好きな女の子にイジワルするモンなんです（笑）。恐怖を同時に体験すると、恋が生まれるという、「つり橋効果」は、古今東西の常套手段（嘘）。泥棒歴何十年の男が、女が自分を騙していると、見破れないワケないのだけれど、そこは騙されたフリをしているのが、大人の男。そして逆に騙してしまうのが、大泥棒が大泥棒たる所以。時報の音と同時に侵入する方法は、それこそ1秒のズレも許されない、緊迫感。ミレニアムを迎えるコンピュータの隙を狙った、この時（'99）ならではの、緊張感溢れる泥棒劇でした。最後は、やっぱそうかよ、と思ったけれど。これがフランス映画だったら、2人は二度と出会わないんだろうな…。ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　エントラップメント　goo映画　『エントラップメント』　オリジナル・サウンドトラック映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.23

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  『S.W.A.T.』　Special Weapons And Tactics

  『S.W.A.T.』任務中、パートナーのギャンブル（ジェレミー・レナー）の、無謀な行動が原因で、降格処分を受けた、SWAT隊員ストリート（コリン・ファレル）。ベテラン巡査部長ホンド（サミュエル・L・ジャクソン）は、彼の素質を見抜き、SWATへの復帰を果たす。ホンドをリーダーとして構成された、SWATチームに与えられた任務は、麻薬王アレックス（オリヴィエ・マルティネス）の護送。「自分を逃がしてくれたやつには1億円払う」とのアレックスの宣言で、ストリートが目にしたのは、報奨金目当ての暴徒だけではなく、影で糸を引く意外な人物の姿であった。ロスってなんて怖い街！普通に街歩いてたら、いきなり乱射が始まっちゃうんだもの。って、実際にはそんな怖くはないだろうけれど。麻薬王の、「俺を逃がしたら1億ドルやる！」という宣言で、単に護送するだけの仕事だったのが、一転、街中の凶悪犯たちに囲まれるSWAT隊員。上手い！と思ったね。麻薬王自身は何もしなくても、次から次に現れる敵。ほんとに1億ドル貰えると思ってたとしたらおバカだけど、それで名を上げられることは確かだろうから。元SWAT隊員やら、現SWAT隊員までもが、逆恨みや金に目がくらんで、犯人側についちゃったりと、敵は意外なところにも。ストーリー的にはありがち。ヤンチャでやりすぎのヤツがクビになっちゃって、「お前もあいつらとグルか！」みたいに逆恨みとか。無謀な訓練シーンだとか、言っても分からない上司とか、逆に、物分りの良すぎる上司とか。アクションシーンは、さすが派手。SWAT隊員というか、プロフェッショナルって、やっぱりカッコいいね！彼らが活躍するような世の中は、イヤだけど。Wikipediaの「SWAT」の項目より。「よく映画などでもSWATが銃を街中で乱射するといったシーンが描かれるが、実際にはそのような銃撃戦になることは殆ど無く、9割方が犯人との交渉段階で解決してしまう（隊員達はこれを評して“Sit,Wait,And Talking-座って喋って待ってる”の略だ、と自らを揶揄する）。」なるほど、割と地味なモンなのね。ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　『S.W.A.T.』♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.23

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  『レザボア・ドッグス』　クールで哀しい男たち

  『レザボア・ドッグス』宝石強奪のために集められた、互いの素性は知らない6人の男たち。彼らは計画通り、宝石店を襲撃するが、包囲していた警官隊の襲撃を受ける。命からがら集合場所に戻ってきた彼らだが、警察の「犬」が紛れていると言い出す。スマスマパロディ「裏切り者」の元ネタ映画。これから襲撃に行くとは思えないほど、くだらない会話をしている男たち。マドンナの♪Like a Virginの歌はどうだとか、ウェイトレスにチップを払うのはくだらないとか。かっけーね。かっけー。超クール！だよ。スタイリッシュな音楽に乗って、そんなクールな男たちに見とれてたら一転、車の後部座席で、血まみれでのた打ち回る男。それからは、血まみれ血まみれで、あわわわ…と観ていたら、強烈なラスト。誰も助からない…。そんな映画があっていいものか！（爆）でもなんていうか、そういう無慈悲なところがまた、この映画の魅力かと。中途半端に誰かが助かったりとか、情にほだされて云々、とかじゃなくて、どこまでもクールな、仁義なき男たちが、最高にカッコよかった。ほんのちょっと、男の友情っぽいくだりもあるけれど、というか、Mr.ホワイトが見抜けなかっただけだけど、最後は、なんてクール。クールだけど、なんかほの哀しい、というか。名前も素性も知らない男たちが、一つの仕事を通して、なんとなく仲間意識を感じたかと思ったら…。そんな生ぬるい感情は邪魔だ、と言わんばかり。バイオレンスムービーにカテゴライズされているけれど、そうだと決め付けてしまうのは、もったいないような。確かに、血みどろでみんな死んじゃうし、リンチシーンは見ててチリチリしてくるけれど、実際に宝石店を襲撃しているシーンはないし。裏切り者は誰だ！という犯人探しかと思わせといて、結構早めにイヌは分かり、男たちの集められた経緯と、倉庫でのやりとりに、引き込まれる。Mr.ピンクは、結局助かったのかしら？彼も、殺された？それとも、無事逃げおおせて、隠したという宝石を持って、生き延びてる？しかし、Mr.ブルー。最初のシーンしか出てこなくて、何者なのか、何をしたのか、どうやって死んだのか、いやそれよりも、死んでるのか生きてるのかすら、謎だし。「F*ckin'」の連発で、英語の学習には、向かない映画でした（笑）。「警察のイヌ」って、英語で何て言ってるんだろう？聞き取れなかった（涙）。ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　『レザボア・ドッグス』オリジナル・サウンドトラック映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.21

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  『スコーピオン・キング』　肉体派蠍王

  『スコーピオン・キング』5,000年前のエジプトでは、邪悪な野心を持った、王メムノーン（スティーヴン・ブランド）が支配し、人々は奴隷として使われていた。王に反発した民族たちは、暗殺戦士の一族アッカド人の生き残り、マサイアス（ザ・ロック）を雇うことにする。そうよ私はさそりの王様スコーピオンキング。と、陳腐な歌詞を口ずさみたくなるほど、陳腐な映画。『ハムナプトラ2』で人気を博した、スコーピオン・キングを主とした外伝らしいけれど、そんなキャラ、いたっけ？オデッド・フェールしか見てなかったのが、バレバレ（笑）。マッチョは苦手なのも、一因ですけど。というか、そんなに最近？の映画だとは思わず。なんていうか、古めかしいというか古式ゆかしいというか、ありがちというかありきたりというか。『ハムナプトラ』は面白かったのになぁ。その外伝！？と思って見るのは、間違いかも（爆）。古代エジプトのお話のハズなのに、どうして預言者が、どう見ても東洋人なのだ？エキゾチックな魔力を、表したかったのだろうか？アジア辺りから連れてこられた囚人とか？衣装も、ただエロティックなだけで、『ハムナプトラ』のようなセクシーさはないような。『ハムナプトラ』のような派手なCGもなく、分かりやすい勧善懲悪肉体アクションな映画でした。ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　スコーピオン・キング　goo映画　『スコーピオン・キング』♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.16

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  『ブラザーフッド』　戦い合う兄弟

  『ブラザーフッド』1950年、ソウル。ジンテ（チャン・ドンゴン）とジンソク（ウォンビン）の兄弟は、父亡きあと、母親を支えながら、ジンテの婚約者ヨンシンとその弟妹も一緒に、貧しいながらも、仲睦まじく暮らしていた。ところが、6月25日の朝鮮戦争勃発で、徴兵された弟とともに、兄まで戦線へと送られる。高校生の弟を見守り、将来に夢を託していた兄は、戦場で手柄を立てて太極勲章を授与されれば、弟の除隊を認めるという上官の言葉を信じ、命知らずの兵士へと変貌していく。ほほえましい兄弟（しかもいい男たち）に、いいな～いいな～♪なんて思ってたら、いきなり戦争、始まりました。そんなに戦争って、急に始まるもんなの？いや、急じゃないんだろうけれど、国民に知らされるのは、ギリギリヤバくなってから、なんだろうな…。ただの学生だったのに、街中でひっとらえられて。いきなり汽車に乗せられて、戦争に送られて。そんな若者が、未だにこの世にたくさんいるかと思うと、最初から、涙涙。それからはもう、無残なシーンの連発。リアルに吹っ飛んでるよ、体が脳みそが。兄弟も、いつ撃たれ倒れるかと、もうドキドキ。いや、主人公だからさ、最後の最後まで倒れない、って分かってるんだけど、それでも怖かった。というか、この混乱の中じゃ、どれが敵で味方かなんて、分かんないだろう。そうやって、誰に殺されたかも分からぬまま、殺された兵士たちも、たくさんいるんだろうな。いや、味方というか、同じ国民だと分かっていても、殺された人も多いのだろう。いや、もともと、同じ国民同士の、戦いなのか…。「助けてくれ…」なんて、同じ言葉で助けを請われても、殺さなければ殺される状況。なんだよそれ。たまんないな。弟くんが、無邪気っぽくって、かわいい。そのかわいい弟を守ろうと、必死になる兄。勝手に戦線にまでついて行ったのも、自ら危険な部隊へと志願したのも、勲章を手に入れ、弟を故郷へと戻すため。だったが…。自分のためだと分かっていても、次第に変わりゆく兄に、戸惑う弟。もっとお兄ちゃんの心情分かってやれよ、お前のためじゃないか、と言いたくなるほど、激しく兄を憎むようになる弟と、ちょっとやりすぎじゃない？ほんとに弟のため…？と疑いたくなるほど、変わってしまった兄。それもこれもどれも、戦争という異常な状況で、引き起こされたこと。吹っ飛ばされた無残な死体ばっかり見て、いつ自分もそうなるかと怯える日々じゃぁ、おかしくならない方が、不思議というもの。戦争は、何も生み出さないばかりか、全てを破壊し、全てを狂わす。それをねー、どうして、分からない人が、いるんだろ？そういう人たちって、こういう映画、見たことあるんだろうか？自分に都合のいいヤツじゃなくてさ。やはり兄は変わっていなかったと知り、敵の陣地に乗り込み、兄を探す弟。混乱の中、いつ出会えるのよ！？と思っていたら、兄弟の戦い。最後の最後で、お互い何も変わっていなかったんだ、と知る兄と弟。しかし、永遠の別れが…。「戦争はいけない！」なんて、陳腐な言葉じゃぁ済ませないほど辛くて、泣きに泣きました。「糞っ垂れ！馬鹿野郎！ふざけんなこの野郎！」と、誰に向けたらいいのか分からないけれど、戦争を引き起こした誰かに、何かに、怒りをぶつけたい。なんだか、同じアジア人だからかなんなのか、ハリウッドの戦争映画なんかより、ずっとリアルに感じた、映画でした。しかし、どこまでも運のいい？弟くん。きっと、兄の執念がそうさせたんだ、と思うことにしよう。ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　ブラザーフッド　オフィシャルサイト　goo映画　『ブラザーフッド』♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.15

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  『タイムマシン』　80万年後の世界

  『タイムマシン』1899年のニューヨーク。科学者アレクサンダー（ガイ・ピアース）は、恋人エマ（シエンナ・ギロリー）に結婚を申し込むが、その直後、強盗に襲われ、エマは命をおとしてしまう。ショックのあまりアレクサンダーは研究室に閉じこもり、エマとの過去を変えるため、タイムマシン製作に没頭する。そして、ようやく完成したタイムマシンに乗って、アレクサンダーは、エマが殺される直前へと戻る。19世紀のニューヨークの街並みが、とても素敵。タイムマシンの、レトロなのかモダンなのか、ジブリ映画に出てきそうなデザインも、素敵。殺された恋人を助けるため、自分の発明したタイムマシンで、過去へと行く男。科学や文明は、性的欲望によって発展する、とどこかで聞いた覚えがあるけれど、確かにそうなのかも（笑）。タイムマシンで時間旅行している間、ぐるぐるワープ！みたいなんじゃなくて、時間が早送りされてる風景が見えるのが、素晴らしい。草が伸び花が咲き緑に埋もれ、川が大地を削り風が岩に穴を開ける。それは確かに、見てみたい。月が崩壊しているシーンを見て思ったんだけど、月がなくなったら、地球との引力とかのバランスも、もちろん崩れちゃうんだよね？そしたら、太陽系における地球のバランスも、微妙にズレて、それこそ地球滅亡しちゃうんじゃないか、と思うんだけど、そこんとこどうなんだろ？だから、地上族と地底族の2つの種族に、分かれちゃった、ってこと？しっかしまぁ、80万年後って。どんなに想像力働かせたって、想像できない。80万年前って、何時代なんだっけ？ジャワ原人、北京原人くらい？ヒトはいたのかー。だったら80万年後も、ヒトはいるかもね。どんなヒトになってるかは、分からないけれど。映画では原住民ぽくなってるけれど、ほんとそうなっちゃうかも。渋谷あたりに生息してる若者見てると、リアルにそう思います（笑）。いやでも実際、華美に重厚に着飾る時代を経て、段々と無駄なものがそぎ落とされ、シンプル且つ機能的になり、今では裸同然なファッションになってるんだもの。将来、最小限の布切れだけになっても、不思議はないかと。その頃の地球の気候が、温暖で一定であればね。80万年経っても、人間？は殺しあってるのか…。進化しねぇな。と思ってたら、戦ってるんじゃなくて、運命として、受け入れてるのか。それはある意味、進化してるのかも。なのに、過去から来た人間が、「抵抗しよう！」なんて、けしかけちゃって。「原始人」って言われちゃうよー（笑）。タイムマシンで過去へ遡っても、愛する人を死から救えないのはなぜか？それは、彼女の死がなければ、タイムマシンが生まれることもないから。ゆえに彼女を救うことはできない。じゃぁタイムマシンを作る動機が、別のところにあったならば、それで彼女を救うことはできた、ってこと？まぁそんな風に、色々想像できるのも、時間旅行なんて現実にはありえないことだからだし。だからこそみんな、小説だとか映画だとか、想像力をかき立てられるんだろな。未来の世界って、どんななんだろね？21世紀の今。18世紀、19世紀の人たちが想像した21世紀と、その通りだったり、それより進んでたり、まだまだ全然できてないことがあったり。21世紀に生きる私たちが想像する、23世紀、25世紀は、どうなってるんだろう？30世紀は…人間いないような気がする（笑）。しかし後半は、タイムマシンやら、彼女を救うために過去や未来へ行ったという、大義名分はどこへやら。長すぎるアクションと、ありきたりなハッピーエンドになっちゃってたのが、ちょっと残念な映画でした。ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　『タイムマシン』『タイムマシン』　著：H・G・ウェルズ♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.11

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  『アマデウス』　夭折の天才

  『アマデウス』1823年冬、ウィーンの精神病院で、一人の老人が、意外な告白を始める。「モーツァルトを殺したのは私だ」と…。かつて、宮廷音楽家として栄光の絶頂にいた、サリエリ（F・マーレイ・エイブラハム）。その前に現れた、一人の小柄で野卑な若者、モーツァルト（トム・ハルス）が、彼のプライドを引き裂いていく。皇帝に召抱えられ、次第に頭角を現していく彼に、サリエリは憎悪を募らせていく。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。生誕250年の今年、ちょっとしたモーツァルトブーム？ですが。貧困と絶望の中で死んだ、というのが定説らしいけど、最近になって、実は裕福だったのでは？という、新たな説が浮上したとのニュースを、どこかで読んだ覚えが。才能ある人間が、賞賛の中で死んでいくのは、つまらない。だから人は、色んなあることないこと言い立てて、聖人を世俗にまみれさすのかもしれない。サリエルの、嫉妬と同じように。中世というか、この時代の映画って、いいねぇ。色彩が、美しい。服装もお屋敷も、ゴージャスで、それを見てるだけで、わくわくする。豪華なレースにフリルにドレープに羽に、高く高く結い上げた、髪。無駄で無意味で不必要なものたちだけど、その無駄さが、多くの天才たちを生む土壌に、なったのかもしれない。努力の人サリエリと、天才モーツァルト。凡人がどんなに努力しても、天才には適わない。けれど、天才には天才なりの、苦悩があり。皇帝の、「音が多すぎる」との言葉やら、長丁場でのオペラは退屈してしまう、というのも、天才ゆえの葛藤を現しているのだろう。自分の書きたい音楽を、自分の思うように演じたいのに、パトロンの言う通りのものにしなければならない。天才といえども、生活していくには、金が要るのだから。すらすらと、譜面に音符を描いていく、モーツァルト。彼の頭の中には、美しい旋律が、常に流れていたのだろうか。後世にまで愛される曲の数々が。もし、彼がもう少し長生きしていたら、どんな曲を、生み出したのだろう。。。モーツァルトの才能を一番身近で、まざまざと見せ付けられていたサリエルこそ、その思いは、強かったはず。人は死して名を残す。彼は死して名曲を残した。モーツァルトの遺体がどこに埋葬されているか、誰も正確には知らずとも、彼の曲を知らない人は、いない。モーツァルト作「春への憧れ」でも聴きながら、春の宵をモーツァルトに耽りたい、と思った映画でした♪ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　『アマデウス』♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.08

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  『メメント』　消える事実

  『メメント』元保険会社の調査員、レナード（ガイ・ピアース）は、妻をレイプされて殺されたショックから、10分前のことを覚えていられない、「前向性健忘」になってしまう。こまめに撮るポラロイド写真と、添え書きしたメモ、そして体に彫り込んだタトゥーの覚え書きを手がかりに、妻殺しの犯人を追う。『博士の愛した数式』の博士は、80分の記憶。『今日を忘れた明日の僕へ』の主人公は、1日の記憶。この映画の主人公は、10分しか、記憶が持たない。前向性健忘症って、実際ある病気らしいけど、どんなもんだか、想像すらできない。しかも、たった10分って…。どんな気分なんだろ？「ここはどこ？私は誰？」じゃないけど、それが毎時繰り返される、ということが、かなりのストレスだろう、ということだけは、分かる。自分が何をしようとしていたかも、すぐ忘れてしまう。忘れないようにとメモを書いても、それがほんとに自分が書いたものかも、分からない。自分がそういう病気だ、ということすら、忘れてしまう。疑おうにも信じようにも、記憶がないのだから、どうしようもない。呆けているわけではない。記憶がなくなる前までのことは、ちゃんと覚えているし、身に染み付いた習慣は、普通にこなすことができる。だからこそ一層、記憶の保持ができないことに対する、苛立ちが、強いのだろう。妻をレイプし殺した人間を探し出そうとするが、無事？敵を取っても、それも忘れてしまう。ということは、たとえそいつを殺したとしても、恨みも悲しみも、晴れることはないのだ。自分が何者かを説明してくれる人物も失い、彼はいつまで、いもしない犯人を捜して、生きていくのか…。映画も、記憶の切れ端が遡るように、進んでいく。1枚1枚薄皮をはがすように、事実が明かされていく。見始めはとても混乱するけど、段々とシーンが繋がっていくのがまた、快感。DVD特典で、時軸を元に戻した映像を見ることによって、普通に見せられちゃぁ、記憶を保持できない男の、混乱した物語を見せられるだけになってしまうところを、細切れ逆再生することによって、引き込まれるサスペンスになっているのはすごい、と、改めて思わせられる。ガイ・ピアースの裸にウットリした、映画でした♪ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　『メメント』　♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.08

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  『アイス・エイジ』　クールでアツイ珍道中

  『アイス・エイジ』2万年前、氷河期に突入した地球。迫りくる寒気のため、多くの動物たちが、暖かい南を目指して大移動を始めていた。しかし、マンモスのマンフレッドだけは、大移動の流れに逆らい、北を目指していた。そして、仲間に置いていかれてしまった、ナマケモノのシドと出会う。マンフレッドは煩わしく思いながらも、2匹でアテのない気ままな旅を始める。しかし、川辺で人間の赤ん坊を拾ったことから、赤ん坊を人間の元へ届けることに。赤ん坊を狙うサーベルタイガーのディエゴも加わり、個性的な3人組の旅が、始まった。マンモスとサーベルタイガーとナマケモノと、人間の子供。突拍子もない組み合わせだけど、『ダイナソー』ほど、ありえなくはないかな。実際、マンモスと人間は、共存していた時期が、あったのだから。CGは、ディズニー・ピクサーに及びもしないけど、それでも動物たちの表情の、豊かなこと。人間は、不自然でブサイクなのに（爆）。お子さまアニメと、あなどるなかれ。前半の幼稚さに退屈していると、後半、泣かされます（笑）。食う方食われる方、みんなそれぞれ、色々抱えていて。もちろんそれも全部、人間が作ってるものだから、擬人化してるにすぎないけれど。動物たちは話せるのに、人間は話せない、というところがまた、何かを示唆しているような。ハイハイしてた赤ん坊が、歩けるようになったりとかね。氷の滑り台？が楽しそう。あんなアトラクションがあったら、楽しいだろうなぁと思った、映画でした♪ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　『アイス・エイジ』　『アイス・エイジ2』　キッズgoo　アイスエイジ2特集♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.06

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  『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』

  『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』3人のエンジェルたち、ナタリー（キャメロン・ディアス）、ディラン（ドリュー・バリモア）、アレックス（ルーシー・リュー）の今回の任務は、テロリストに誘拐された、米警察機構要人の救出。得意の変装＆潜入捜査で、無事救出するが、彼らの本当の目的は、連邦証人保護プログラムで匿う、対組織犯罪の最重要証人リストだったのだ。敵のアジトに侵入すると、そこには意外な人物が。それは歴代エンジェルの中でもトップクラスの活躍をし、彼女たちの憧れでもあるマディソン（デミ・ムーア）だった。若人に対抗して、デミ・ムーア頑張ってる（笑）。しかし、エンジェルはいつ、エンジェル業？を、解雇されるんだろ？年齢？（爆）ストーリーとかもう、どうでもよくって。あり得ないのがもう、最高！スキですカッコイイ女の子たち。男顔負けに強くってカッコいいんだけど、女であるところも忘れず、というか、女を存分に強調してるところもまた、たまらん。服もかわいいし、仕草も表情もかわいいし。3人でハマーの曲にあわせて踊ってるとことか、楽しそうでもう最高。頭もよくって、腕っぷしが強いのはもちろん、ヘリも操縦できるし、バイクも乗りこなせちゃうし、船の修繕までできちゃうし、踊りもナイスだし。そんな女、いないって。いないからこそ、憧れるんだけど。最初から最後までエンジン全開、一瞬もエンジェルたちから目の離せない映画でした♪ランキングぽちってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　チャーリーズ・エンジェル　フルスロットル♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.04.02

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  『ジュラシック・パークIII』　進化する恐竜とCG

  『ジュラシック・パークIII』古生物学者アラン博士（サム・ニール）は、ポール（ウィリアム・H・メイシー）と、アマンダ（ティア・レオーニ）夫妻から、ジュラシック・パークがあったイスラ・ソルナ島への、着陸しないことを条件に、観光遊覧飛行のガイドを頼まれる。が、飛行機は強引に島に着陸。夫婦の本当の目的は、8週間前に、島で行方不明になった息子を探すことだった。しかし飛行機は恐竜に破壊され、一行は島に孤立してしまう。まるで、テーマパークで体験しているかのような、映画。大人がバクバク食われてるようなところで、少年が2ヶ月も一人で暮らせてるなんて、テーマパークでの出来事だと思えば、そんな都合のいいことあるか、と思わずに見られるし。1、2より、面白さがレベルアップしているのはもちろん、恐竜たちも、群れで襲ってきたり、罠を仕掛けてきたりと、パワーアップしている。体は大きいけれど、脳みそはちっぽけで、トロくさい生き物だと思われていた恐竜が、声を使って、仲間と意思伝達してたりと、恐竜の意外な生態に、人間たちが追い詰められていく。ほんとにいつか、ジュラシック・パークが、できたらいいのになぁ。恐ろしい肉食恐竜には出会いたくないけれど（もしくは、ほんとに安全なところで見たいけれど）、あの大きな、草食恐竜たちの群れは、一目見てみたい。今いるどんな地球上の生物よりも巨大な、彼らを見上げてみたい。最近、映画を観るペースがやや落ちてきていたけれど、やっぱり映画って楽しいなぁ、と思った映画でした。芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　『ジュラシック・パーク』トリロジー・ボックス　ジュラシック・パークIII　goo映画　「ジュラシック・パークIII」　ジュラシック・パークIII-Wikipedia♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.03.18

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  『ノイズ』　正体は一体…

  『ノイズ』NASＡの宇宙飛行士スペンサー（ジョニー・デップ）は、同僚と共に宇宙空間で人工衛星を修理中、突如2分間、交信を断った。奇跡的に生還した彼らだが、宇宙飛行士を突然辞めて転職したり、スペンサーの妻ジリアン（シャーリーズ・セロン）は、夜中にラジオの雑音を聞いているスペンサーの姿を見かけたり、不可解な行動を目立ってくる。さらに同僚が変死し、彼の妻も妊娠後に、浴室で感電死するなど、謎の事件が続く。その後、ジリアンは双子を妊娠するが、スペンサーの変化に対する不安はますます募っていた。シャーリーズ・セロンの、髪型の素敵なこと。あんなベリーショートでも、色々アレンジできるんだ。と、私もあんな感じにしてもらおうと美容院に行ったけど、丸顔にあの髪型じゃぁ、ますます真ん丸っ子になってしまうので、やめました。綺麗な卵形の顔が欲しかったぞ、と。それはさておき、ジョニデは、相変わらずというかなんというか、狂気な役が、ハマってるねぇ。子供を堕す薬なんて、あるんだね。さすがおフランス。でも、あんなに大きくなってからでも、堕せるのかしら？階段を転がり落ちても、大丈夫な子だったけれど。どんなモンが出てくるんだろう…？（怖）んで、結局、なんだったの？「空白の2分間に何が！？」と、その謎が明かされるかと思いきや。要するに、エイリアンが入り込んだというか、乗っ取られた、ってことでしょ？そんなの、帰還してからずっと怪しかったんだから、こりゃエイリアンだぜ、というのは分かってたけれど、なぜそうなったのか、が、知りたかったのだけど。それで、子供を産ませて、子供が生まれて、それでどうなるの？宇宙飛行士になって、何をするんだ？基地のそばに住んじゃってるから、おかしな子が生まれたっぽいように、見えなくもないラストだったけれど、ジョニデの体を乗っ取ってたヤツに、セロンも乗っ取られてたし。だから結局、ソイツは何で、何がしたかったんだ？ということ。その、核心の部分が尻切れトンボっぽくて、やや不満足な、映画でした。しかしラジオ程度の電流で、あんなに感電するものなの？芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　「ノイズ」♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.03.12

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  『ドラキュラ』　愛を求めて彷徨う悪魔

  『ドラキュラ』事務弁護士のハーカー（キアヌ・リーヴス）は、ロンドンに地所を買ったドラキュラ伯爵（ゲイリー・オールドマン）に招かれ、手続きをするために、トランシルヴァニアの古城に赴く。そこで伯爵と三人の魔女たちによって、恐怖の体験をしたハーカーは、命からがら、古城を逃げ出す。ロンドンにやってきたドラキュラ伯爵は、ハーカーの婚約者ミナ（ウィノナ・ライダー）に、ひと目で魅せられてしまう。彼女は、最愛の妻に生き写しだったからだ。やがてミナの親友である、奔放な貴族の娘に魔の手を伸ばし、血を吸われた娘もヴァンパイアに。悪魔学に通じたヘルシング教授（アンソニー・ホプキンス）は、伯爵との対決に乗り出す。ゲイリー・オールドマンのドラキュラなんて、聞いただけでも怪しさ満載なのに、なんだあの変装は（笑）。ありえないほど長い赤いマントに、割れ尻頭。怪しすぎるって。しかし、英国に来てからのゲイリーは、素敵♪ジョニー・デップと共通するような、妖しさ。そんなゲイリーに惑わされる、ウィノナ。キアヌという婚約者がいるのに、心迷ってしまう。まだまだ青二才なキアヌに比べたら、ゲイリーに惹かれるのも、分かる気がするけれど、なぜそこまで惹かれたのかは…運命ということで。しかし直後で迷う、ドラキュラ。愛する人を、自分と同じような苦しみに、あわせていいのかと。もともとの苦しみの始まりは、妃を愛しすぎた故、だと思うと、ドラキュラをただ悪魔だと言い追い詰める、ヘルシング教授の方が、無情だと感じてしまうのは、やはりゲイリーマジックか。ウィノナの友人を、ドラキュラにしちゃったことには、何の理由があったんだろうか…？そのせいで、ヘルシング教授に正体を、見破られちゃったのだし、ウィノナを手に入れるために、必要なことだったのか、その辺がちと謎。しかしまぁ、貴族の娘は、病気で臥せっていると言うのに、ドレスと言えそうなほど、豪華なネグリジェだし。死んでからも、花嫁衣裳のような、死装束だし。しかも、ウィノナだけは、乳を見せない不思議（爆）。衣装は、これぞゴシックホラーと言いたくなるほど、ゴージャスで重厚。影の使い方も、とても効果的だし、それと対照的に、血の鮮やかなこと。中世の純愛に、目と心を奪われた映画でした。芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　『ドラキュラ』♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.03.05

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  『ピッチブラック』　暗闇の向こうには

  ビデオ予約録画していたら、前の時間帯の番組、「『ナルニア国物語』の全て」も、ちっと入っていて。思わず、見入ってしまいました。「衣装ダンスの向こうには、別の世界が広がっていた」子供の頃、そんな想像してたよな～、なんて思ったり。こっからどこか、違う世界に繋がってんじゃないか、とか。もちろん、「衣装ダンス」なんてシャレたモンじゃなくて、「押入れ」だったけれど。予告映像見て、ワクワクしてしまった。『ロード・オブ・ザ・リング』も、本は全部読んだけれど、映画は見てない私ですが、これは見てしまいたくなった。というか、本読んでしまいそう（笑）。『ナルニア国物語』やっぱり、ファンタジーが好きなようです、私。さて、『ピッチブラック』『リディック』の、前編なのですね。『リディック』の方を先に、見てしまったけれど。ある定期旅客宇宙船が事故で、未知の惑星に不時着する。そこは3つの太陽に囲まれ、22年に1度の日蝕の時にしか夜の来ない、"光の惑星"だった。生存者は、殺人犯・リディック（ヴィン・ディーゼル）と、彼を護送中の刑事・ジョンズ（コール・ハウザー）、副操縦士のフライ（ラダ・ミッチェル）、地質学者や家出少年やイスラム教徒たち、わずか9名。彼らは、脱出するために周辺を調べ、そこにかつて人間が住んでいたことを知る。生存者が何人かいると、危険な状況下にも関わらず、諍いが起こるのはお約束だけれど、コレも例外に漏れず。普通の社会では、良識者だと思われている人が、一番臆病で腹黒かったり、はみ出し者・厄介者に、協力を依頼せざるを得なくなるのも、お約束。その厄介者は、タダの筋肉バカかと思いきや、頭も悪くないし、機転も利くしで、うだうだ文句ばかり垂れるヤツよりも、使える男。そんでもって、こんな厳しい環境下で、女性がタンクトップ姿なのも、お約束。何もかもがお約束どおりの映画だけど、日の沈まぬ星の風景は、なかなかのものでした。太陽にも、黄色い太陽、青い太陽とあり、それによって周りの色が違うのも、幻想的。しかし、太陽が3つもあるところで、暗闇でしか活動できない生物がいるってのも、とても不自然だけど。暗闇の中で襲ってくるソイツは、エイリアンというよりも、翼竜みたいなヤツ。暗闇の中、とにかく光が欲しいと、体に蛍光チューブ？を巻きつけてみたり、酒を燃やしてみたり、蛍光虫を集めたりと、人間たちも必死。そんな時、家出少年だと思っていた子が女の子で、なんとその子が出血しちゃった、というピーンチ！次々に仲間が襲われる中、リディック一人だけで脱出艇に向かい、当然一人で逃げ出そうとするも、女船長の情にほだされ、仲間を助けに戻る。リディック的には、さっさと一人で出発して欲しかったなぁ（爆）。そんなリディックを置き去りに出来ず、翼竜にやられちゃう女船長。甘さは、命取り（笑）。そんな、お約束だらけの映画だけれども、やっぱりスペースファンタジーは好きだ、と思った、1本でした。芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　『ピッチブラック』♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.03.05

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  『イナフ』 　愛憎紙一重

  『イナフ』ロスでウェイトレスをしているスリム（ジェニファー・ロペス）は、客のミッチ（ビリー・キャンベル）という男に出会い、結婚する。ミッチは裕福で優しく、やがて娘が生まれ、幸せに暮らしていた。ところが、娘が5歳になる頃から、夫の態度が急変。公認で浮気をし、それをなじると殴られる。娘を連れて何とか家を出、転々とするが、ミッチはしつこく追ってくる。名を変え、ようやく落ち着いたかに見えた母子だが、ミッチーの追っ手からは、逃れられなかった。なかなかドキドキの、サスペンスでした。久しぶりに、手に汗握って見た映画かな。公開時のコピーが、「お前を心から愛しているよ。だから、傷つけずには、いられないんだ」だもの。怖い怖い（笑）。まぁもっとも、冒頭のダイナーのシーンから、アイツとコイツはグルだろ、と、見てる方は気づくけど、当人だと気づかないモンなのか、映画だから気づかないモンなのか。経験がないから、分からないけれど（爆）。ジェニファー・ロペス、やられっぱなしの時は、ただのケツのデカい女だったけど（失礼）、あの手この手で逃げ回り、体まで鍛えだし、旦那の家に忍び込むとこなんて、お前はジェームズ・ボンドか！（『THE WORLD IS NOT ENOUGH』とかけてみました）と言いたくなるほどに、カッコいい。さんざ暴力でヤラれた夫に、暴力でやり返す。簡単に銃でも使えばいいものを、そうしないところが、恨みの深さか。しかし追われてるにしちゃぁ、結構ヌケてるというか、切羽詰った感が、さほどない、というか。逃亡するにも、足跡残しすぎてたり。隠れていても、怪しいヤツが立ち去ったら、すぐ出てきちゃったり。もうちょっとさ、用心しようよ、と、平和な暮らししてる私でも、思うけど。子供が、かわいらしかった。ドーナツ食べながら、父親に電話したいとせびる時とか、父親の罵詈雑言を聞いた時の、呆然とした表情とか。音信不通だった、大富豪の父親（フレッド・ウォード）も、なかなかナイスでした。映画ではお約束の、影の援助者、という感じではあったけど（笑）。しかし、序盤のスリルとサスペンスに比べると、後半はやや、失速気味というか。旦那とタイマンはるために、喧嘩特訓受けてたり、家に忍び込んだりするシーンは、映画的には見飽きた展開だし。せっかくのナイスキャラだった娘も父親も、絡んでこなくなるし。旦那がなぜそんなにも、彼女に執着してたのか？父親は、彼女を認知したのか？父親代わりだったダイナーのオーナーは、まさか消されちゃったりしてないよね？と、いくばくかのモヤモヤが残ってしまったのが、最初のドキドキ感があっただけに、ちと残念な、映画でした。芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　イナフ　公式HP　goo映画　イナフ♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.03.03

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  『龍城恋歌』　中華幻想恋話

  『龍城恋歌』チャン家の結婚披露宴は、暗殺者の出現で、血の海と化した。殺戮を逃れたのは、花嫁ランチュエンただ一人。長年チャン家と反目してきた、シオン家の仕業だと突き止めたランチュエンは、名高い暗殺者リーを探し出し、復讐を誓う。二人は夫婦と偽り、シオン家に近づき、暗殺を計画する。一族皆殺しにされ、ただ一人生き残った娘が、復讐を誓い殺し屋を雇うが、最初はビジネスライクだった2人が恋に落ちてしまう、という、分かりやすいストーリー。今、こういう中国映画を観ると、どうしても慎悟空の、『西遊記』が浮かんできてしまって、いけません（笑）。派手な爆竹と、銅鑼の音と。それに重なる、全体的に赤っぽい映像。結婚式に正月に大仏の開眼式に、そして葬式に。そんなハレの日に、惨事は起こる。憎むべき仇の家に入り込み、平静を装うも、たびたび試される主人公。そんな主人公の女性が、とても美しい。中国人の女優って、ほんとに美しいよね。美人、って訳ではないんだけど、全体の雰囲気というか、凛とした美しさというか。さすがアジエンス。その美しい顔に、悲しみを秘めて、終始無表情なのが一層、美しさを引き立てるような。ちょっとストーリー展開に、浅さを感じる部分も、なくはないけれど。宿屋の2階で、普通の声で暗殺計画を練ったりとか。普通だったら、どこにスパイが潜んでる、って展開だけど、警備が厳重でなかなかお近づきになれない、というわりには、そういう諜報員ぽいのはいなかったし。一族を惨殺した仇のドンが、年を経ていい人になってたり、何も知らない彼の息子が、素直で優しい子だったり。女が復讐のため雇った殺し屋も、実は別の理由で、ドンの暗殺を狙ってたり。いかにも、ありがちな設定ばかり。結末もありがちで、無表情の美女に笑顔が戻り、殺し屋と幸せに寄り添う。チャイニーズロマンティックファンタジー映画でした♪芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　龍城恋歌♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.02.24

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  『ニューヨークの恋人』　NYに王子様現る

  『ニューヨークの恋人』広告会社で働くケイト(メグ・ライアン）は、恋に憶病になり、仕事一筋の人生を送っていた。ある日、元ボーイフレンドの部屋で、クラシックな服を着て、威厳のある話し方をする、レオポルド(ヒュー・ジャックマン)という男性と出会う。どこか奇妙だが、ハンサムで礼儀正しいレオポルドに、ケイトは次第に心惹かれていく。なんてステキなロマンス。『ミミック』と同じNYが舞台とは思えないほど（笑）。アパートも素敵だし、オフィスも素敵だし。レオポルドは、イマイチ好みじゃないけれど、『ヴァン・ヘルシング』の方が好きだけど。現代の、ガサツで軟弱な男ばっかに囲まれていたら、昔の、ちょっと堅苦しいけれど、礼儀正しい紳士に、やっぱり惹かれちゃうかなぁ。実際、自分は18世紀からやってきた公爵だ、とか言い張ってたら、アタマどうかしちゃったかと、思っちゃうよね。でも、あんな衣装で歩いてても、NYなら、さほど違和感ないというか。虫男でさえ、人間として暮らせてるくらいだから。自称公爵であっても、暮らしていけるハズ。色々と、物申したい部分もあるけれど、そもそもの始まりの設定が、あるわけないのだから、純粋に、おとぎ話を楽しめばいい映画。アパートの屋上でのディナーシーンも素敵だけど、ベランダで過ごす2人が、とても素敵だった。向かいのアパートの人を眺めながら、「日曜ってイヤだなぁ…」なんて言いながら、夜風に吹かれながら、レオポルドの腕の中で寝ちゃうの。しかも、さすが公爵さま。もちろん、お姫様抱っこでベッドまで。そんでもって、ベッドの中で、後ろから抱きしめてくれるの。うっとり…♪もし時空を超えて未来に来ちゃったら、何が一番、戸惑うだろう？目にするもの全て、わけの分からないものばかりだろうし。まだ過去に言っちゃう方が、なんとなく使途の目星も、つきそうだけど。あーこれ歴史の教科書で見た！みたいな（笑）。しかし、あんな封建的な世界で、生活していけるかしら。最初は、ゆったりとした優雅な生活に、いいなぁ、と、思うかもしれないけれど。女性が外で働くどころか、自由に外に行くことも、難しそうな時代だし。息が詰まっちゃうかも。レオポルドも、もちろん素敵だったけれど、ちょっと頼りないけど姉思いの弟も、お調子者の元彼も、いい人たちだ。下心満々だった上司だって、結局いい人だったし。なんと言っても、犬がかわいかった映画でした♪しかしまぁメグ・ライアン、この時40歳とは！この年になってまで、恋と仕事と、どっちつかずに揺れる女性を演じられるのは、彼女だけだろうなぁ。。。芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　ニューヨークの恋人♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.02.18

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  『ミミック』　NYに虫人間現る

  『ミミック』近未来のニューヨーク。昆虫を媒介とした、子供の命を奪っていく伝染病が発生。アメリカ疾病対策センターの依頼を受け、昆虫学者のスーザン博士（ミラ・ソルヴィノ）は、この伝染病の元である昆虫を駆逐する、＜ユダの血統＞という、新しい昆虫を作り出し、その作戦は、成功する。その3年後、スーザンのもとに二人の少年が、めずらしい昆虫を見つけたと持ってくる。それはあの＜ユダ＞に、とてもよく似ていた「ミミック」なんて、かわいらしいタイトルとは裏腹な。虫だよ、虫！！虫が、うじゃうじゃうじゃ～～～！一人暮らしができないのは、虫が怖いからなのにぃ、それなのに、虫の映画なんて！見るんじゃなかった…と思いつつ、見てしまいました。しかも、バレンタインチョコケーキを、食べながら。私も、強くなったもんだ（違）。ウイルスの媒介であるゴキブリを殺すために、カマキリとシロアリの遺伝子をミックスさせた、新昆虫を作り出したはいいけれど、そいつがNYの地下で、大繁殖。しかも、数が増えるだけでもおぞましいのに、なんと、巨大化というか、人間化というか、肺まで持つようになり、二足歩行までするようになり、人まで食うようになり。。。そりゃもう虫じゃないだろと思うけど、飛んで襲ってくる姿は、虫そのもの。しかしNYの地下って、ほんと何かが棲んでそう。棲んでても、おかしくなさそうだもん。天敵である人間に擬態してるといったって、あんな虫男、いくらなんでも気づくだろ。と思うけれど、都会の人はお互いの顔なんて、見ないのかもしれない。『ミミックII』、『ミミックIII』まで、あるとは。映画とは全く関係ないけれど、大爆笑映像です。ミミック芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　ミミック♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.02.18

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  『ハイ・クライムズ』　愛する人の嘘を知るとき…

  『ハイ・クライムズ』敏腕女性弁護士、クレア（アシュレイ・ジャッド）は、夫トム（ジェームズ・カヴィーゼル）と子作りを目標に、私生活では平凡な女として過ごしている。しかし、クリスマスの日、街中でいきなり警察の武装集団に包囲され、夫は身柄を拘束されてしまう。夫の名前はトムではなく、ロナルド・チャップマン。容疑は脱走兵。しかも12年前にエルサルバドルで、民間人9人を虐殺したという容疑までかけられていた。凄腕女弁護士、というわりには、私生活では、お間抜けすぎるような…。仕事時の辣腕ぶりと、私生活でリラックスしている時の、ギャップを表したかったのだろうけれど。軍が誰かに濡れ衣を着せて…、って、なんかほんとにありそうな気がする。しかもあの国なら、さもありなん。そういうところで、どんなに無実を訴えようとも、簡単に握りつぶされちゃうんだろうなという、怖さ。権威の衣を借る狐って、どこにでもいるけれど、いつの間にか、自分が虎になったような気に、なっちゃうんだろうなぁ。私生活はもちろん、行く先々でも軍の目が光ってそうで、おちおち風呂にも入れなそう。まさしく四面楚歌。しかし、最後のどんでん返しというか、結局嘘をついていたのは、犯人だけで、騙されていたのは女房一人だけで、後のみんなは、正しいことを言ってただけ、というオチに、びっくり。やっぱりお間抜けすぎや、しません？子供が欲しいと頑張って、赤ん坊が生まれる頃に、ダンナの無罪が証明され、家族3人でめでたしめでたし、と思いきや。流産して、よかったよかった、ということになるの？だろうな。罪人を弁護していたミスなぞなんのその、弁護士として新たに独立しようとするんだもの。女って、強い。愛していた人が、過去、重大な罪を犯し、それを自分に偽っていた、ということで、愛って冷めるもんなんだろうか？愛が勝つか正義が勝つか、じゃないけれど、「それでもあなたを愛してる！」って、なりそうなものを…。元アル中の凄腕弁護士役の、モーガン・フリーマンの、汚らし具合がなんとも、よかった。愛する人、信じていた人、信じていたことが、嘘だった、と知った時の、足元がガラガラと崩れていくような気分って、どんなだろ、体験したくないけど、と思った映画でした。芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　ハイ・クライムズ　goo映画　ハイ・クライムズ♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.02.11

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  『ロング・キス・グッドナイト』

  『ロング・キス・グッドナイト』　サマンサ（ジーナ・デイヴィス）は、8年前より以前の記憶がないが、現在は、夫と娘とともに、幸せな生活を送っていた。しかし、たまたまサマンサの姿が、TVニュースに映し出されたことから、サマンサはＣＩＡ、犯罪組織の両者から命を狙われる。おりしも車で事故を起こしたサマンサは、僅かながら記憶の一部を取り戻す。記憶を失っているのに、体が昔のことを覚えてる、って、どこかで見たことが…と思ったら、『ボーン・スプレマシー』だ。銃なんて触ったこともない！って思ってたのに、サクサク組み立てまでできちゃうとか。そんなことって、実際あるのかしら。しかも、死んだと思っていた特殊工作員が生きていた、って、そんな手抜かり、あり？とどめ刺せよトドメ。主人公の女優が、あまり綺麗じゃなかったのが、ちょっと残念かなぁ。と思ったら、監督の奥さんだったのか。髪を金髪に染め、別人メイクを施してからの、クールな殺し屋っぷりには、惚れ惚れしたけれど。サミュエル・L・ジャクソンが、いつものキレ者じゃなくて、ちょっとマヌケ役。下ネタ飛ばして、笑いを散りばめつつ、しかし銃撃シーン、爆発シーンは迫力あり。ラスト、ランクローリーが大爆発して、車がぼんぼん飛んでくるところなんかは、ここまでハデな爆発シーンって、最近お目にかからないよなぁと思うほどの、大規模さ。女スパイとしての冷酷さと、幼い娘の母としての温かさの間の揺れ幅が、もうちょっと大きければよかったかな…と思った映画でした。芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　ロング・キス・グッドナイト♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.02.09

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  『マイノリティ・リポート』　犯罪予知≠犯罪減少

  『マイノリティ・リポート』予知能力者を利用し、犯罪を未然に阻止する2054年。ある日、犯罪予防局で働く主任刑事ジョン（トム・クルーズ）が、殺人犯として予知される。予知システムを疑問に思い、罠にハメられたと感じた彼は、真犯人を探すために、「マイノリティ・リポート」を持っているとされる、予知能力者「プリコグ」の一人を連れ出し、逃亡する。こういう未来都市って、久しぶりに見た気がする。ハイテクで無機質で、全て機械に管理されてる世界。便利なのか、不便なのか。機能的なのか、複雑なのか。シンプルなんだか、過剰なんだか。一見すると、人の欲求や要望に沿うようにできており、生活しやすそうな世の中に見えるけれども、実際は、とても疲れそうな世界。犯罪が予期できるって、それもいいのか、悪いのか…。その時点では罪を犯してないのに、将来犯罪を犯すからって捕まえられるなんて、腑に落ちないよねぇ。その時点では、全くそんな意思がないとしても、未来に犯罪を起こすから、という理由で、捕まっちゃうなんて。捕まえるんじゃなくってさ、犯罪が起こらないように、その人が犯罪を犯さないように、犯罪の種を見つけ出して、どこかで修正できるような、そんなプログラムができれば、いいのに。貧困が原因なら、それを取り除くとか。怨恨が原因なら、それを取り除くとか。でもそんなに、人間関係って簡単じゃないし、人の思考も単純じゃないから、原因を取り除きました、はいこれで、その人を殺す気はもう起きません、なんて風には、ならないだろうけれど。しかし、そんなシステムが稼動している、ということは、これだけの管理社会になっても（電車に乗るだけで網膜スキャンされちゃうなんて！）、人が人を殺めたいと思う気持ちは、なくならない、ということだよね。そういう、原始的？な人間の欲求は、いくらハイテクで高潔な世の中になっても、変わらないものなのかもしれない…。プリコグの苦悩。見たくもない他人の未来、しかも悪い未来ばかりが、見える彼ら。しかもそういう、人間の予知夢に頼るという部分が、ハイテクなのかローテクなのか。。。人類が発生して以来、ずっと存在する、宗教的なもの、神がかり的なものと、大して違いはないのでは…。そんなものを信じて、今はまだ罪を犯してない人を、有罪とするなんて、ノストラダムスの予言を信じて、穴を掘って隠れろと命令するのと同じくらい、馬鹿げてることなのでは…と思った、映画でした。芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　マイノリティ・リポート　goo映画　マイノリティ・リポート♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.29

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  『ドクター・ドリトル』　聞き耳頭巾が欲しい♪

  『ドクター・ドリトル』ドクター・ジョン・ドリトル(エディ・マーフィー)は、妻と二人の娘に囲まれ、幸せな家庭と、医者として安定した生活を送っていた。ところがある日、車でひいた野良犬が、「気を付けろ！マヌケ野郎！」と怒鳴るのを聞いたのがきっかけで、動物たちの言葉が分かるようになる。動物の言葉が分かる医者のニュースは、動物界の話題になり、病気や悩みをもつ動物達が、次々に押し寄せる。動物と、話せたらなぁ。。。ペットを飼っている人なら、誰でも一度は、思ったことがあるハズ。彼らが何を考えているのか、嬉しいのか楽しいのか悲しいのかイヤなのか。お互いの言葉が理解できたら、もっと幸せになれるような気が、するんだけど。もちろん身振りや声で、ある程度は分かるけれども、何がどう嬉しいのか、なんてのが分かったら、きっともっと、彼らとの生活は、楽しくなるだろうなぁ。多分動物の方にも、言葉が通じないために、不満があると思うんだよね。わんわん吠えるのも、庭中掘りかえしちゃうのも、それなりの理由があるんだろうに、「そんなことしちゃいけません！」って、頭ごなしに叱られるばかりで。でも、言葉が通じないからこそ、理解してあげようと、一生懸命心を傾けるものなのかも…。「言いたいことあるなら口で言ってよね！」なんて、できない注文なんだから、何を訴えてるのか、こちらが常に考えてあげなきゃいけない。どこか具合が悪いのかも…、なんてのだって、いつも見ててあげなきゃ気がつかないことだと思うからこそ、普段から注意深く見てあげたりするのかも。そう考えると、「言葉」って、何なんだろうなぁ。人間は、言葉を持つにもかかわらず、意思の疎通もままならず、諍いも起こすのに、動物たちは、無駄な争いはしないし。人間は賢いから、「言葉」を持ってるわけじゃなくて、相手の心まで慮ることができないから、言葉で伝える必要性があるから、持たざるを得なかった…、のかも。。。しかしまぁ、動物たちの芸達者なこと。あんなに芸達者な彼らなら、言葉なんて必要ないよね。でもやっぱり一度はペットに、「そんなにしっぽ振ってくれるけどさ、ほんとのところどうなの？」って聞いてみたい気がする…、と思った映画でした♪芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　ドクター・ドリトル♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.27

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  『バグズ・ライフ』　虫眼鏡で見た世界

  『バグズ・ライフ』生まれ変わったら、女王蜂か女王蟻になりたい、私です（笑）。それにしてもほんと、ピクサーの絵は、素晴らしいなぁ。蟻が2足歩行してることだとか、目ん玉も口もデカくて（しかも歯もある！）気味悪いこととかはおいといて、影とか水の、美しさ。本物よりも、本物らしい、というか。蟻が妙に、機械みたいというか、ETの肌みたいな質感だけど。蟻の巣の中とか、こういうのって、大好き。蜂の巣とか。そういや子供の頃、蟻の巣キットみたいなの、持ってたなぁ。外に置いてたら、雨に降られて、水浸しにしちゃったけれど。蟻にとっては、雨つぶも脅威だろうな。多分町へも、全然大したことない距離なんだろうけど、蟻の足にしてみれば、とんでもない大旅行なんだろ。そういう、虫たちの目から見た世界、ちょっと視点を変えて見た世界が、楽しい。虫の町の信号機とかさ。ああいうアイディアっていうか、よく考えるよなー、よくできてるよなーっていうの、大好き。サーカス団の移動列車が、「ケイシージュニア」とか、そういうちょっとしたお遊びを見つけるのも、また楽しい。虫たちの、種類によっての性格描写っての？も、最高だし。マジシャンのカマキリとか、女の子に間違えられちゃう、ナナホシテントウとか。よく特徴を捉えている、というか。バッタも、リアルか？と言われれば、違うんだけど、でも超ワルい感じが、リアルだし。しかし最後、あっさり鳥に捕まえられて、かわいいヒナに食べられちゃうバッタのホッパー。残酷であろうシーンなんだけど、かなりウケた。鳥はしゃべらないの？と思ったことは、まぁおいといて。ディズニーの映画って、どれも似たりよったりと言うか、はみ出しモノが大活躍、最後にはみんなに認められる、という感じのストーリーばかりだけど、この殺伐とした世の中、安心して見ていられる、いい意味でのマンネリ化、というのも大切かも、と思った映画でした。そして最後のNG集も、楽しかった♪芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　バグズ・ライフ　goo映画　バグズ・ライフ♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.24

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  『サンダーパンツ！』　オナラは偉大！？

  『サンダーパンツ！』冴えない少年パトリック(ブルース・クック)は、信じられないほどオナラが出てしまうため、両親には毛嫌いされ、級友だけでなく、先生にまで、いじめられてばかり。でも唯一の友達である、オタク系天才発明家の、アラン(ルパート・グリント)が、オナラパワーで空を飛ぶ、“サンダーパンツ”を発明した。しかし2人は、怪しい男たちが彼らをつけていることを、知らなかった。『ハリー・ポッター』シリーズのロン役でブレイクする前の、ルパート・グリントが、地味なオタク発明家。なんともお下品？な映画だけど、子供って、オナラだとかウンチだとか、好きだよねー。しかしまぁ、オナラの話を、ここまで広げるとは。ところ構わずブーブー屁をこいちゃうという、子供にとってはかなり深刻であろう問題を、ここまで真面目に、爆笑コメディに作っちゃうとは。オナラを封じ込めるパンツを作ったはいいけれど、それを履いていることも、当然イジメの対象になっちゃう。しかし、鳥人間コンテスト？で、オナラパワーで空を飛ぶ機械が成功を収め、勇気の沸いた少年は、イジメっ子にもリベンジを果たす。しかし相棒のアランが外国へと行ってしまい、意気消沈していたところ、オナラの高音を欲しがっていた声楽家と、外国ツアーへ行くことに。行く先々の国でアランを探すも、「オナラ殺人事件」の犯人として、捕まってしまう少年。それまでのおバカモードとはうって変わって、銃殺刑の手前までいってしまうとは、子供映画にしては、これまたシビア。しかも、その声楽家は後に、ゴミ箱をあさるようにまでなってしまうのだから（その後のオチもあるけれど）、子供映画にしちゃぁ、厳しいかも。しかし刑が執行される直前、エージェント・スミスばりの男に助けられ、アランとも再会。連れて行かれたアメリカUSSCのアランのチームはなんと、天才の子供ばかり！一瞬、X-ファイルまがいのことが頭をよぎり、寒気を感じたんですけど…。オナラの力でなんと、ロケットまで飛ばしてしまうという、馬鹿バカしすぎるシーンにもかかわらず、ちょっとジーンときてしまったことは、否定しません。まぁ子供の純粋さ？を押し付けられたら、そりゃホロリときちゃうよ。自分の欠点だと思っていたものの見方を変えて、それを上手に利用すれば、夢は叶うんだよ、という、子供へのメッセージ的な映画にしては、友人ばかりでなく、親にも兄弟にも、先生にまでイジメられてる状況というのは、結構厳しくないか？と思った、映画でした。全体的にグリーンが基調になっていたのは、何かメッセージでもあるのかしら？アメリカとイギリスの違いを、強調してたのかしら？芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　サンダーパンツ！♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.15

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  『トリプルX』　ワルぶってるイイ奴

  『トリプルX』エクストリーム・スポーツのカリスマ、ザンダー（ヴィン・ディーゼル）。危険であればあるほど喜ぶ男。彼のトレードマークは首の後ろに彫った、“xXx”の刺青。そんな彼に目をつけたのは、NSAのベテラン・エージェント、アウグスト（サミュエル・L・ジャクソン）。NSAは、かつてソ連が開発した生化学兵器の、盗難事件に絡んでいるとされるテログループを捜査していたが、本拠に送り込んだ3人のエージェントは、ことごとく抹殺されていた。悪をもって悪を制す、というのか。犯罪者をエージェントに仕立てる、ってのは、よくありがちなネタ。ほんとにこんなことやってるのかねぇ、あの国は。そして、旧ソ連が開発した細菌兵器が、東ヨーロッパでぶちまけられるのを阻止しようとするのも、ヒーローの国のお約束。どうしてそこにアメリカのエージェントが介入すんの？と不思議に思っちゃぁ、映画は成り立ちません。サミュエル・L・ジャクソンも、いつも似たような役柄だけど、まぁいっか。ありがちなキャラに、ありがちなストーリだけど、「おお！すげー！」と楽しむ映画。スタイリッシュな音楽に乗せて、息もつかせぬアクションと、「クソ」だの「ケツ」だの汚い言葉の満載。筋肉バカたちのイキがってる会話も、楽しくていいねぇ。しかしただの筋肉バカかと思いきや、多少知恵もあるところを見せる、ザンダー。やたらワルぶってるのに、なぜか正義感が強くて、仲間意識も強いという、結構いいヤツ。Xスポーツのカリスマというだけあって、車にバイクに、雪崩に追われてのスノボーに。最後には、川を激走する毒ガスロケット搭載ボート？に飛び移り、ロケットを逆さまにつけかえ、ドカン。「それムリムリ！」だけど、マッチョでスキンヘッドな、ヴィン・ディーゼルならできそう、と思えちゃうところも、狙いか。クールでビッチなフリをして、テロリストのボスの女を演じてた、ロシアエージェントの彼女。いくら女を送り込んでも、ボスに気に入られなきゃ、どうしようもないと思うのだけど、そこは映画。そして大抵、ボスは最初から女の正体を見抜いている、というのも、お約束。定石どおりの映画だけど、その分ストレートに、アクションに感心できる映画でした。芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　トリプルX♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.15

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  『ハードネス』　ダイ・ハードネス

  『ハードネス』ホテルでの、華やかなミスコン。ミス・ギャラクシーが決まったその時、テロリストたちが会場になだれ込む。出場者たちを人質に取り、ホテルの最上階の、ペントハウスに立てこもったテロリストたちは、1000万ドル相当のダイアモンドを要求。司会者である元ミス・ギャラクシー（シャノン・トゥイード）は、敵の隙を見て、出場者のボディガード（ロバート・ダヴィ）と連絡を取りながら、テロリストたちに立ち向かう。ミスコンの出場者たち、女性司会者、女性警官と、女性たちが大活躍の映画。というか、男どもがみな、マヌケすぎるんだけど。ダイ・ハード並みに、マシンガンを片手にタンクトップ姿で、得意のテコンドーを披露しつつ、ビルの中を駆け回る。んなワケねぇべ、と突っ込んでたらキリがないので、いたるところのご都合主義に目をつぶれば、そこそこ結構楽しめるかも？逆に、思いっきり突っ込みまくってみる、という楽しみ方も、あるかもしれないけれど。個人的には、犯人の一人の、コンピューターマニアの彼が、ツボだったかな。やっぱり、見た目男性的な男性より、女性的な男性、それでいて中身は男らしい、そのギャップが好きなんだわ、と実感した映画でした（笑）。芸能・野球ランキングよろしくお願いします♪♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.14

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  『バーティカル・リミット』　もう限界・・・

  『バーティカル・リミット』ロッククライミング中に事故に遭い、自らの手で父親の命綱を切ったピーター（クリス・オドネル）。それが原因で、彼は山から離れ写真家として活動していた｡そんな折､撮影で訪れたヒマラヤ山脈で彼は、彼を許せない妹のアニー（ロビン・タネイ）と再会｡彼女は登山家となり、父の夢を達成すべく、Ｋ２登頂を目指していた｡しかし、その途中で彼女はクレパスに入り込み、遭難してしまう｡その知らせを聞いたピーターは、妹たちの体力的な限界は22時間と判断｡救助に必要なニトログリセリンを背負い、一癖も二癖もあるメンバーと、Ｋ２を目指す｡よく、山で遭難した人のニュースとか見るけど、山に登るのは勝手だけどさぁ、そこで遭難するのは、迷惑千万よね。周囲の反対を押し切ってでも登りたいのなら、登る前に「もし遭難しても探さないでください」と、一筆書いてもらわなきゃ。探す方の身にもなってみろ、っての。しかもこの登山家たち、とてもプロ？とは思えないというか。嵐が来てるのが分かってるのに、「そんなに早く嵐は来ないわ」だの「それるかもしれない」だの、なんというお気楽さ。ほんの少しでも危険がありそうな気配があったら、避けるものではないの？標高8千メートル近くの、山の上だぞ。「ここで逃げるのか？」だの「仕事を取られた恨み」だの、言ってる場合じゃないだろ。そういう山に立ち向かって死ぬのは勝手だが、残されて探す方の身にもなってみろ、っての。「ほれ見たことか」と、ほっておくわけには、いかんだろ。50万ドルもらったって、危険だと分かっている山に、救助しになんか行きたくないっての。と、最初から憤怒に駆られてしまったので、すさまじい自然の驚異の映像には感心したけれども、感情移入など、できるハズもなく。「助けようとするのは無駄なの！？」なんて、そんな甘えた妹が、山登りなんかする資格、ないだろよ。兄も、中途半端なくせに、贖罪のつもりか、自身で助けに行こうなんざ、ただの迷惑。というか、登場人物がみな、山登りなんてしたことない私でも分かるほど、それって間違ってない？と思う行動ばかりで（ニトロしかり）、そんなバカばっかりだから、それなりに迫力あるシーンは多いのに、イマイチのめり込めないというか、もったいないというか。遭難した者同士でいがみ合ったりとかさ。そんな信用できないパーティで、こんな厳しい山って、登らないだろ。映画だから、リアリティなんかなくてもいいよ派だけどさ、自然の恐怖がリアルなだけに、もったいない。唯一、山登りプロで妻を遭難で亡くしたおじさんだけ、よかった。「登山家なら、自分でロープを切るだろう」と言い、そして、そうしたおじさんのシーンだけ、グっときた。少なくとも冬ではなく、夏に見ればまだ涼しくてよかったかな、と思った映画でした。芸能・野球ランキング今年もよろしくお願いします♪【参考】　バーティカル・リミット　Yahoo！映画　バーティカル・リミット♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.09

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  『オースティン・パワーズ　ゴールドメンバー』　黄金の○○を持つ男

  『オースティン・パワーズ　ゴールドメンバー』オースティン・パワーズ（マイク・マイヤーズ）の父親で、やはりスパイのナイジェル（マイケル・ケイン）が、ドクター・イーブル（マイヤーズ2役）の指示で、誘拐されてしまう。父を救うべく、オースティンがタイムスリップする。頭カラッポにして、あれこれつべこべ考えず、素直に面白がる映画。演じる方も作る方も、ここまで一生懸命、真面目にバカなことできるって、尊敬。そして「ゴールドメンバー」の名にふさわしく、豪華なメンバーが続々。色んな映画のパロディなど、そういうのを探すだけでも、楽しいかも。お下劣でお下品な下ネタ満載だけど、そこまで不快ではないのは、完全にオフザケだからか。日本の描写もここまでくると、ファンタジーみたいで、許せちゃう、というか。スパイ学校時代のパワーズとイーブルが、今の2人とそっくり。赤ん坊の頃もね。しかし、実は2人は兄弟だ、と言われても、全然似てないやんかー。オースティンパパは、オースティンにそっくりだけども。これだけしか見たことないけれど、こういうのって、やっぱりシリーズで見た方がもっと楽しいだろうな、と思った映画でした。芸能・野球ランキング今年もよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　オースティン・パワーズ　ゴールドメンバー♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.08

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  『ブルークラッシュ』　波と涙と青春と

  『ブルークラッシュ』ハワイ、オアフ島ノースショアはサーフィンのメッカ。子供の頃からサーファーの才能を知られた、アン・マリー（ケイト・ボスワース）は、失踪した母に代わり、妹の面倒をみながら、友人二人と暮らしている。ホテルのメイドの仕事をしながら、仕事の合間にサーフィンの練習を続けていた。まもなく開催される女性のサーフィン大会に、出場するのだが、数年前の事故で自信を無くしている。そんな時、ホテルにフットボールチームが宿泊し、スター選手マット（マシュー・デイヴィス）と知り合う。舞台は、オアフ島・ノースショア。私はここでサーフィンではなく、スキューバしました。ノースショアはサーフィンのメッカだけど、ダイビングのベストポイントでもある。でも波が欲しいサーファーと、波があると潜れないダイバーは、共存できないんだけどね。いいなぁ、ハワイ。いいなぁ、サーフィン三昧。サーフィンはできないけど、海は大好き。こんな生活、してたいなぁ。気持ちいいだろうなぁ。あのパイプの中を、潜り抜けるのは。青いトンネルの中では、どんな気分なんだろう。早朝の波に向かって泳ぎだすサーファーたちが、海ガメの子供みたい。こんなに芋洗い状態だったら、絶対怪我しそう。しかし、ビキニでサーフィンって、あり？すぐ取れちゃいそうじゃない？狙い？あぁ羨ましい。ビーチで思いっきり肌を出して遊びたい…。愛と友情と青春と。ありがちな映画だけど、でも嫌いじゃない。信じられないほど大きくて美しい波。一度あの中に入ってみたい、と思った映画でした。芸能・野球ランキング今年もよろしくお願いします♪【参考】　BLUE CRUSH　goo映画　ブルークラッシュ♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.08

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  『ビッグ・ダディ』　ミスター・ボーイ

  『ビッグ・ダディ』友人たちはみなとっくに、社会人として、活躍しているというのに、ソニー（アダム・サンドラー）は、いまだに気楽なバイト暮らし。とうとう恋人に愛想をつかされ、フラれてしまう。そんな時、親友に本人も知らない、"隠し子"がいたことが発覚。ソニーは、自分が大人の責任を果たせることを証明しようと、その子の親になることを決心する。展開が、最初から分かってる映画。そして、思ってる通りにストーリーは進み、思ってる通りに終わるんだけど、でもこういうの、嫌いじゃない。「そんな上手くいくワケないじゃん！」っての、好き。だって、映画だもん。上手くいくに、決まってる。でも、この映画の子のように、こんないい子なら、育てるのもいいかもしれないけど、普通だったらもっと大変だべ。いや、もともと子供が、好きだったんだろな。子供好きな人って、ほんと子供のあしらいが、上手だよね。普通に気負わず、子供と接することができる。子供が大好きなキャラクターの格好をして、子供に風呂入らせたり。こんないい加減に子育てしちゃって、いいのかよ？って思うけど、でも子育てなんて、誰もが最初は、何もかもが始めてなんだもん。未熟で、手探りで、当然なのかも。勢いでやっちゃったって、いいのかもね。同じレベルで接することが、大切なのかも。女を口説くのに、子供を使うのはどうかと思うけど、あってもいいかもね、と思った、映画でした。芸能・野球ランキング今年もよろしくお願いします♪【参考】　ビッグ・ダディ　goo映画　ビッグ・ダディ♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.03

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  『愛しのローズマリー』　蓼食う虫も

  『愛しのローズマリー』父親の遺言を守り、少年時代から、外見の美しい女性だけを追いかけ続けてきた、ハル（ジャック･ブラック）。しかし、もともとチビで小太りの彼、そんな恋が成就するわけもなく、気づいてみれば、すっかり中年の冴えないオッサン。そんな彼の嘆きを偶然耳にした、自己啓発セミナーの講師が、ハルに、内面の美しい女性が美人に見える、催眠術をかけてしまう。そして、ハルが最初に出会った心の美しい女性は、なんと体重300ポンド巨漢女性、ローズマリー（グウィネス・パルトロー）。でも催眠術にかけられたハルの目に映るのは、スレンダーな絶世の美女。さっそく猛烈なアタックを始めるハル。子供時代のハルが、ジャック･ブラックにそっくり！「美人だとか言うのはやめて。とても不愉快になるの」って、それは分かるな。この男、容姿のことばかりだもん。大体、女性にあからさまに容姿を云々言うのは、たとえ美女に対してでも、失礼だよね。しかしまぁ、美人は性格悪くて、ブサイクは性格いい、というのも、どうよ？って感じだけどね。私に言わせれば、ブスは性格もブスだと。ブスというか、ヒネてるというか、ひがんでるというか、歪んでるというか。綺麗な人は、内面もそれなりに綺麗だし、顔が綺麗でも、心が歪んでる人は、やっぱりどこか、素直に「綺麗」と言えないところがあるんじゃないかと。でも、相手がどんな容姿であっても、自分が美しいと思えれば、それはそれで、とても幸せなことだよね。美しいと思う基準、幸せと感じる基準なんて、人それぞれだし。しかし、見た目は美しく見えても、触れた感じも、違って感じるのかなぁ？じゃなきゃ、ベッドの中で、気づくよね。カウンセラーいわく、心がそうだと思えば、そう感じるらしいけれど。私は、性格よりも容姿を選びますけど（爆）。修行が足りないので、心の美しさを見る目が、備わってません。芸能・野球ランキング今年もよろしくお願いします♪【参考】　愛しのローズマリー　goo映画　愛しのローズマリー♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.03

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  『八月のクリスマス』　淡く消えた雪

  『八月のクリスマス』写真館を営む青年ジョン・ウォン（ハン・ソッキュ）は、病に冒され死を宣告された身。しかし取り乱すことなく粛然と暮らしている。駐車違反取締員の女性タリム（シム・ウナ）も、違反車の写真を現像するため店にやって来る。タリムは穏やかなジョン・ウォンに親近感を感じ、ふたりはデートを重ね惹かれ合う。だが、いよいよ死期が迫っていると知ったジョンウォンは、タリムの前から姿を消してしまう。突然姿を消してしまった想い人。店の前でずっと待ってるより、警官なんだから、簡単に自宅の住所、調べられるハズでは？しかも、窓ガラス割っちゃうって、それかなりヤバくない？仮にも警官なんだから、懲戒免職だべ。不治の病って、そんなに隠し通せるものなんだろうか？変な同情とかされるのはイヤかもしれないけど、それでも周りに言った方が、よくない？だって周りの人は知らず、いつかそのうち…と思ってて、伝えたいことも、伝えられないまま死なれちゃったら、後悔だけが、残っちゃうじゃん。多分残された人は、一生後悔すると思うよ。あの時、ああすればよかった…って、自分を責めると思うよ。だから、残された人を苦しめないためにも、言っとくべきだと。何も知らず、ただ姿を消すだけだとしても、いたずらに、傷つけるもんじゃないと。いやでも実際、自分がその身になってみなきゃ、分かんないけどね。何も知らせず消えた方が、相手のため、と思うかも。結局タリムは、ジョン・ウォンが病気で死んじゃった、ってことは、知らないままなんだよね。いや、手紙を、残してるのか？割とさっぱりとしたラストだったけれど、お互いまだ、「恋」といえるほどの感情に行きつく前だったから、ドロドロした後悔だとか嘆きだとか悲しみだとか、なかったのかなぁ。韓国の映画って、地味だけど、しみじみいい映画が多いよなぁ、と思った映画でした。芸能・野球ランキング今年もよろしくお願いします♪【参考】　goo映画　八月のクリスマス♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.01

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  『サウンド・オブ・サイレンス』　言えない数字

  『サウンド・オブ・サイレンス』有能な精神科医ネイサン(マイケル・ダグラス）は、ニューヨークで妻アギーと、娘のジェシーと暮らす。ある日、エリザベス（ブリタニー・マーフィ）という、10年間も閉鎖病棟に収容されていた、緊張型分裂症の患者を担当する。治療を開始すると彼女は「狙いは奴らと同じ…」と、意味不明の言葉を発する。次の日ジェシーが誘拐され、犯人から、「エリザベスから6桁の数字を聞き出せ」と電話がある。広い家だ…。そりゃ、子供がどっか別の部屋に隠れてても、見つからんて。精神を病んだフリをしている子の演技が、すばらしい。女優としてもすばらしい演技だけど、映画の中で、何人もの医者を騙すほどの演技を、何年も押し通すってのが、すごい。外に出るのが怖いからって、精神を病んでるフリして、精神病院に何年もいるって、すごすぎ。誘拐された娘も、大した根性の持ち主だけど。普通なら怖くて泣いてしまいそうなところを、通風孔から声が聞こえるかもしれないと、歌うたっちゃうなんて、落ち着きすぎ。ふと疑問に思ったけれど、映画でさ、車とか電話とかボートとか、拝借するシーンが、あるじゃん？あれって、窃盗罪とかに、問われないわけ？いくら緊急事態とはいえ、盗まれた方にしてみれば、盗まれた、という事実しか、ないわけだよね。それが、犯人を追ってる警察であっても。後で、誰かが保障してくれるの？それとも、犯人逮捕にご協力いただきありがとうございました、で、お終い？芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪【参考】　サウンド・オブ・サイレンス　goo映画　サウンド・オブ・サイレンス♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2006.01.01

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  『ザ・コア』　半熟地球

  『ザ・コア』世界各地で、異常な現象が起き始める。大学教授のジョシュ（アーロン・エッカート）は、その原因が地球内部の核の回転が止まり、地球を覆う電磁波に異常が発生したことにあると、突き止める。ジョシュや空軍少佐レベッカ（ヒラリー・スワンク）ら、6人の専門家は、特殊な地中探査艇に乗り込み、人類滅亡の危機を救おうとする。ハリウッド映画お約束の、SFパニック映画。しかし地球外物体、もしくは生命体との戦いではなく、地球内部での、奮闘。まぁそろそろ、隕石とか宇宙人とか相手も、飽きてきた、ってとこかしら？しかしほんとに地球の内部って、ドロドロアツアツの液体なんだろうか？実験や計測とかで、立証されてるかもしれないけれど、誰も見たことないのだから、言ってしまえば想像でしか、ないよね。「中はチーズかもしれない」って言ってたけど、ほんとその通りだと。まさかチーズではないとは思うけど、チョコレートかもしれないし。風変わりな研究者が開発した、怪しげなマシンが地球を救う！ってのも、おなじみのパターン。ドキドキハラハラシーンの、連続。次から次へと、タイミングよく起こるハプニング。家族愛やら友情やらに目覚めての自己犠牲、ってのも、おなじみ。しかし単に地質学者というだけで、そんな簡単に、高温・高圧の地中に潜り込んで大丈夫なのか？宇宙飛行士だって、並々ならぬ訓練を、必要とするのに。水晶のグランドキャニオンや、漂うダイヤの巨石を抜け、何人もの犠牲者を出して、ようやくコアへたどり着こうという時、決定的なトラブル発生！そこも、ありえなくない？ってな脱出劇で、難なく無事救出されるけど。まぁ細かい部分の突っ込みはナシで、ドロドロの地球内部とかは、興味深いものでした。それにしても、アメリカ人てのはつくづく、ヒーローになりたい人種なのだなぁ、と実感した、映画でした。芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪【参考】　THE CORE　goo映画　ザ・コア♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2005.12.31

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  『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』　美しい吸血鬼たち

  『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』現代のサンフランシスコ。街を見下ろすビルの一室で、インタビュアー（クリスチャン・スレイター）を前に、美しい青年ルイ（ブラッド・ピット）が自らの半生を語り始めた。200年前、最愛の妻を亡くし、絶望の淵に沈む彼の前に現れたのは、悪魔的美貌の吸血鬼レスタト（トム・クルーズ）。彼によって永遠の命を与えらたルイは、レスタトと共に、世紀末の夜をさまよう。トム・クルーズと、ブラッド・ピットの、ヴァンパイア。こんな美しいヴァンパイアになら、血でも何でも、喜んで捧げるけどな。透けるように青白い皮膚に、やつれた顔。憂いを秘めた冷たい目。吸血鬼だから、美しいのか。美しいから、吸血鬼なのか。そんな人の唇が、首筋を這うと思っただけで、ゾクゾクするね。キルステン・ダンストも、『スパイダーマン』の、ダサ娘（失礼！）とは思えないほど、お人形さんのように、かわいいし。しかし子供を巻き込むのは、危険だよね。見境なく殺しちゃうんだもん。いつかはバレちゃうよ。いつまでも年をとらないのは、羨ましいけれど、でももうちょっと上の、22歳くらいで止まりたいなぁ。人間は、長生きしたい、死が訪れるのは、なるべく先であって欲しい、と思うけれども、実際に永遠の命があったら、飽きるだろうな。飽きると言うか…やっぱ、寂しいと思うかなぁ。いい加減、することもなくなるだろうしね。人間を愛しても、必ずその人の方が、先に死ぬわけだし。愛する人の死を、何度も体験しなきゃいけないのは、ツラいよなぁ。。。血しぶきシーンはグロかったけれど、中世の衣装の、豪華さ美しさ、そして狂気のトムと、悩めるブラピと、血の濃そうなバンデラスと、美しいものめいっぱいで、お腹いっぱいになった映画でした♪芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2005.12.31

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  『ゴジラ　ファイナルウォーズ』　最終決戦？

  『ゴジラ　ファイナルウォーズ』近未来。世界の大都市に、10体を超える怪獣たちが、同時に出現した。国連は地球防衛軍の総力を結集し、全人類の存亡をかけて、怪獣たちに、「ファイナル・ウォーズ」を挑む。しかし、怪獣たちの強大な「力」を前に、人々はパニックに陥り、地球防衛軍は苦戦。世界中で激しい戦いが続く中、突如、巨大な円盤が出現、驚くべきことに、怪獣たちを光線によって一瞬に消滅させたのだ。地球防衛軍って、まだあるんだ～。いや、「まだ」ってのは、おかしいか。しかも、世界規模になってる～。日本にしか上陸しないと思われていたゴジラが、アメリカに上陸しちゃうくらいだもんね。日本の防衛軍だけじゃぁ、足りないわな。どこにどの怪獣が出現したか、普通だったら、「なんだアレは！？」となってしまいそうなものを、すぐに的確に怪獣の名前を述べることができるのも、さすが地球防衛軍。それにしても、地球外生命体が襲ってくれば、地上での人間同士の戦いなんて、やってる場合じゃなくなるのだから、ありがたいことなのかも。小さい模型をぶっ壊すのは、さすが日本のお家芸、というか。ハリウッドだったら絶対、CGでリアルに作るハズ。リアルでなくて、いいんだよね。小さくとも、モノをほんとに壊してる、って迫力と、そして快感が、いいんだよ。しかし、怪獣たちの大乱闘かと思いきや、なんだよ、X星人って。『大奥』の柳沢と同じくらい悪顔してた、北村一輝が気になった、映画でした。芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪【参考】　Yahoo！映画　ゴジラ　ファイナルウォーズ　GODZILLA FINAL WARS映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2005.12.30

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  『遊星からの物体Ｘ』　そもそも遊星って？

  『遊星からの物体Ｘ』見渡す限り氷に囲まれた大雪原を、ヘリコプターに追われ逃げる犬が、アメリカの南極観測基地へ辿りつく。ヘリを操縦するノルウェー隊員が、銃を乱射したため、アメリカ隊員はやむおえず、彼を撃ち殺すが、やがてノルウェー隊員が、異常に錯乱していた理由が、明らかになる。犬が、かわいそう…。って、そうじゃなくて。クリーチャーが、とても、とても、なんていうか、とても原始的？おどろおどろしいエイリアンというのは、こういうヤツだぜ！みたいな、エイリアン。ドロドロでヌメヌメでベタベタでクネクネで。お約束のようにヘリも壊れ、無線も使えず、孤立した極寒の地で、お互いがお互いを疑い出す。なんかこういうの、どっかで見たことが…、と思ったら、『X-File』でも、こんなのなかったっけ？南極だか北極だかの基地で、エイリアンに乗り移られちゃって、お互い疑心暗鬼になっちゃうの。あれは虫だったっけ？何にしろ、何者かに乗り移られちゃう、という設定は、古今東西永遠不滅の、映画ネタなんだろな。しかしこの、感染経路は、何なんだ？バリバリと、口から入り込むのか？あからさまに、エイリアンvs人間、としちゃうより、人間の皮を被ったエイリアン、ていう方が、恐ろしいものなのかも。それって結構、エイリアンのせいにしながら、その実、人間の内面を表しているものなのかも、なんて思った、映画でした。芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2005.12.30

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  『ファム・ファタール』　「悪女」と呼ばれたい…

  『ファム・ファタール』カンヌ映画祭の会場で、ある女優が身に付けていた、1000万ドルのダイヤの装飾品が盗まれた。犯人一味の紅一点、ロール(レベッカ・ローミン=ステイモス)は、仲間たちを裏切り、ダイヤを独り占めして米国に逃亡する。7年後、過去を隠して大使夫人に納まっていたロールは、カメラマンのニコラス(アントニオ・バンデラス)に、写真を撮られたことで、運命が一変していく。 510個ものダイヤをちりばめたヘビのビスチェが、すごいね。ハダカと変わらんが、ハダカより色っぽいというか、そそられるというか。あれ、外したい！って感じ（笑）。しかしつくづく、美人は、得だねぇ…。目立ちすぎて、人の印象に残ってしまう、という難点はあるかもしれないけれど、大抵の人は、美男美女と隣り合ったり、話しかけられて、イヤな気は、しないもん。ブサイクだったら、「あ？」って思うことも、美人だったら、なんとか力になってあげよう…、と思ってしまうのが、人の常。これヤバい、これ絶対ヤバい、と分かってても、美人（美男）と、いい思いしたい、いい思いしなくとも、お知り合いにだけでも、と、思っちゃうよねぇ。人間って、なんて弱い動物（笑）。ってでも、花でも虫でも鳥でも魚でも、異性の気を惹くために、みんなあんなにきらびやかに自身を飾り立ててんだもん。人間だって美しいものに惹かれるのは、本能なんだもん。仕方がない。ってこれって、サスペンスかと思いきや…SF？何がどうなって何なんだか…。デジャヴですか。夢オチって、一番ズルい手だと、思うのですが…。冒頭の、蛇のビスチェの盗みのシーンは、坂本龍一のボレロ風の音楽に乗って、美しかったのに、へ？ってなラストの映画でした。芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪【参考】　ファム・ファタール　HERALD ONLINE　goo映画　ファム・ファタール映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2005.12.18

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  『キューティ・ブロンド』　キュートになりたい！

  『キューティ・ブロンド』天然ブロンド美女・エル（リース・ウィザースプーン）は、 ファッション・フリークの美容マニア。そんな彼女の夢は、政治家志望のボーイフレンド、ワーナー（マシュー・デイヴィス）と結婚すること。ところが、 ある日突然、『ブロンドは議員の妻には向かない』という理由でフラれてしまい、大ショック。とはいえ超ポジティブ思考の彼女は猛勉強の末、彼を追いかけて名門・ハーバードのロー・スクールに、見事合格する。ところが地味なキャンパスで、エルのド派手なファッションと奇抜な言動は浮きまくり、教授や同級生からも、冷たくあしらわれる。ブロンドって、いいなぁ。ブロンドとボインは、ちょっとおつむが弱い、というイメージは、いまだにあるのかな？あったとしても、あんなキラキラ綺麗なブロンドに、なりたい。痛んでたって、目立たないし（笑）。ほんと、キュートだよね。ビューティじゃなくて、キュート。二コール・キッドマン系じゃなくて、キャメロン・ディアス系。顔はさ、お世辞にも美人とは言えないけれど、仕草だとか表情が、とてもキュート。決して自分が美人ではないと分かっているからこそ、自分が一番キュートに見えるように努力しているだろう、その一生懸命なところが、女性として共感。西海岸での寮生活も、キュートだし。ピンク系多用の衣装も、キュートだし。西海岸の輝く太陽の下で、こんな学生生活、送ってみたかったなぁ…。彼を取り戻そうと、突っ走り気味だけど、持ち前のポジティブさとキュートさで、会う人会う人を、魅了していく。こんな風に、自分の感性のおもむくまま、生きていけるなんて、憧れる。実際身近にいたら、すんごい鼻につくと思うけど、自分自身は、なってみたい（笑）。それが許されちゃう雰囲気というか、人となりというか、何しても、「もう、しょうがないねぇ」って、手を差し伸べたくなるような人って、いるよね。常に突き放される身としては、ほんと、羨ましい…。女性陣はみなキュートなのに、男はエメット以外、揃いも揃ってバカなのが、なんともワザとらしかったけれど、あぁいう風に、周りを席巻しちゃう、キュートな女性になりたい…、と思った映画でした♪芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪【参考】　goo映画　キューティ・ブロンド　オリジナル・サウンドトラック映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2005.12.11

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  『WASABI』　ツーンときちゃいます？

  『WASABI』フランス、パリ。有能だが強引すぎる捜査で、何かと問題の多い刑事、ユベール（ジャン・レノ）は、2ヶ月間の停職処分を言い渡される。そんな時日本から、ユベールがかつて心から愛した女性、ミコの死を報せる電話が入る。19年前、ユベールの前から忽然と消えたミコは、なぜか遺言書の受け取り人を彼に指定していた。日本に来たユベールを待っていたのは、暗号のようなメッセージと、ユミ(広末涼子）という、一人の少女だった。ユベールはミコの死因に疑問をもち、巨大な犯罪の匂いを感じ始める。WASABIって、どういう意味？最後に食ってるだけ？『RONIN』と同じくらい、謎の日本語タイトルだな（笑）。バックに流れる、日本風なんだか、中国風なんだか分かんない曲も、さもありなん、だけど。広末涼子が、フレンチハーフってのが、もうすでに、ややムリだよね。しかし、ジャン・レノみたいな人がパパだったら、最高だよな。ジャン・レノの声、大好きなのに、さすがフランス語は全く分からないので、吹き替えで観るしかないのが、悲しい。しかしまぁ、東京の空景って、絵になんないなぁ。。。それでも街景は、まだマシか。屋内ともなると、もうめちゃくちゃだな。せっかく日本でロケしてるのに、この程度なのか…。しかも、ゲーセンで、発砲って。ありえませんから。まぁコメディとして観れば、こんなモンかな。スマートな顔して、おちゃめなオヤジ、ジャン・レノに一票！な映画でした♪あ～、昨日の忘年会で食った寿司、すんごいワサビ効いてて、半分しか食べられませんでした（涙）。芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪【参考】　エキサイト「WASABI」スペシャルサイト　goo映画　WASABI♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2005.12.11

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  『アベレーション』　群れなす恐怖？

  averration=変異どこにも情報が、ありません。というか、日本未公開らしい。そんなのをTV放送するKBCの、真意を測りかねますが。見るからにマイナーな、アニマルモンスターB級パニック映画。吹雪の村を襲う、特殊変異を遂げたヤモリって…。その設定だけで、こりゃ見なければ！と、B級映画好き魂が、燃えるってモンです。そのヤモリくんたちは、どう見てもパペットマペットなんだけども、やっつけてもやっつけてもぼこぼこ卵を産んで、増える増える。マイナス20度の季節に、爬虫類（両生類？）であるヤモリが、繁殖するわけねぇだろ、なんて突っ込みは、B級映画には不要、というもので。巨大化はしないヤツらなんだけども、その進化のほどは、めざましく。次の世代が生まれるたびに、口から毒を吐き、銃の弾をも弾き返す皮膚に進化するヤモリ。ヤモリってウロコあるっけ？それってトカゲちゃうん？まぁ、なんでもいいけどさ気分で見ていると、なんと、人間も頭から、バリバリ食っちゃうのです。そこに一応、金がらみで逃げる女と、それを追う男が出てくるわけですが、その男はお約束通りすぐ食われちゃうので、その辺はどうでもよござんす。火にも弱いはずのヤモリが、最後の大ボスはなんと、火まで消しちゃう能力が！しかしそれより、顔に毒を吹きかけられ、全身ヤモリに齧られ、足ん中までエイリアン状態で食われ、ばあさんはしっぽで首絞められという悲惨な状況下でも、一件落着とキスしてしまう人間の方が、恐ろし～と思った映画でした♪芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2005.11.29

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  『いぬのえいが』　犬好き大号泣

  『いぬのえいが』犬と人間の、ほんわか心温まる、そしてきっと泣いてしまう、オムニバス・ストーリー。「うちの子No.1」「CMよ、どこへ行く」「ポチは待っていた」「ねぇ、マリモ」犬は、人間の言葉はしゃべれないけれど、きっと、私たちの言葉は、理解できるし、私たちの気持ちも、分かっている。やばいよやばいよ。前半コメディなのにさ、それでも泣いちゃう私って、かわいくない？（爆）いやいや、私がかわいいんじゃなくて、犬が、たまらなくかわいんだけどさ。ほんと犬って、たまんないなぁ。ほんと、できることなら、犬生みたい。何も言わなくても、なんでも分かってるような顔するしさ。それでいて、余計なことは、しゃべんないしさ。ただ、いてくれるだけ。そして、愛情を、決して裏切らないしさ。できることなら、犬とだけ暮らしたい。「うちの子が絶対一番かわいい！」分かるなぁ、それ。「私、また犬が飼いたい」その気持ちも、分かるなぁ。あ～～、犬、欲しいなぁ。あ、いや、いるんだけどね。愛犬らくちゃんが。でも、もちっと小さい、一緒に寝れるようなワンコが、欲しいなぁ。。。いやでもやっぱり、アフガンハウンドが、欲しいな。夢は、ゴールドコーストの海岸を、2匹のアフガンを連れて、毎朝散歩することです。イメージは、ネスカフェのCMで（爆）。最後の、「ねぇ、マリモ」なんか、泣かせようとする意図ミエミエなんだけども、これは犬を飼ったことのある人は、絶対泣くよ…。死んじゃったあの子を、絶対思い出すよ…。我が家の一代目わんこ、チャール。もう、死んで、何年になるんだろ？東京へ遊びに行ってた私が、帰ってきた翌日に、死んじゃったチャール。「明日会社お休みだから、病院連れてってあげるね」って、会社から病院に予約の電話入れたのに、帰ってきたら、死んでました。私が東京に行く前から具合悪かったんだけど、私が帰ってくるまで待っててくれたチャール。11月24日が、命日です。そんなことを思い出し、やっぱり泣いてしまうけど、泣いたっていいじゃん！と思った映画でした♪芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪【参考】　いぬのえいが　Yahoo！映画　いぬのえいが　『いぬのえいが』　著：竹内清人　『ねえ、マリモ』　著：やまだけいた／坂崎千春♪本日のBGM映画ﾚﾋﾞｭｰ★そのほか話題の記事はコチラ→　　

  2005.11.20

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