『ボルケーノ』 街を走る溶岩流
『ボルケーノ』アメリカ・ロサンゼルスで地震が発生。その直後、マンホール内で作業員が火傷を負い、死亡。当局は事故扱いにするが、LA危機管理局局長ローク(トミー・リー・ジョーンズ)は、ただならぬものを感じていた。そしてその予感は的中、大地震が発生する。管理局へ急行するロークは、ウィルシャー大通りで、池から火山弾が飛び出す、地獄の様な光景を目撃。だがそれは、始まりに過ぎなかった。地下を溶岩流が駆け抜け、マグマが大都市を、飲み込もうとしていたのだ。あ~見た見た、火山が噴火するヤツね~と思ってたら、『ダンテズ・ピーク』とごっちゃになってました。まぁこれも、何度も見たけれど。どちらも、「大変だ~!」と言ってる人がいるのに、それを無視して結果大被害、というパターン。火の玉が降りそそぐ中を逃げ回り、周りにはガンガン当たってるのに、なぜか主人公には当たらない、というのも、同じパターン。しかし、地震ってほんと怖いよねぇ。何より予知ができない、ってのが怖い。台風にしろ火山噴火にしろ大雨にしろ、一応予測はできるじゃん。そしてそれによって避難なり対策なりできるけど、地震はいきなりだもん。でもこれは、火山性の地震だから、予測できたと思うんだけど。いきなりプレートの割れ目からマグマが噴出した、って設定だから、予測も不可能だった、ってことか?どろどろ迫り来る溶岩を見ても、みんな「なんだこれは!?」って、溶岩って分からないの?まさかこんなところに出るワケない、という先入観か。しかも最初の方で、明け方大きな揺れがあった時、父親は揺れではなくて娘の叫び声で飛び起きたけれど、んなワケないべ?ただでさえ危機管理局の局長なのに、あんな大きな揺れに、気づかないわけないじゃん。それにしても、いきなり町のど真ん中に溶岩が噴出すって、あるか?よっぽどの火山地帯とかなら分かるけど、そんなところに、こんな大きな町なんか作らないだろうし。それに、どんなにあがいたって、溶岩を人の力で押しとどめることなんて、ムリだと思うけれど。と、突っ込みつつも、デザスターパニック映画は嫌いではないので、見ちゃってましたけど。でもどれもワンパターンすぎて、最近食傷気味。そこで必ず家族愛だとかを確認する展開になるのが、あぁまたか…って感じ。でも、こういう災害時での略奪行為だとか、地下鉄に閉じ込められたりとかの場面を見て、「映画の中のできごとさ!」って言い切れないところが…怖い。どんな状況でも自分の任務を忘れない人たちと、あんなにも地震を怖がっていた娘の成長っぷりが、涙を流すべきシーンなのかな?と思わせる映画でした。芸能・野球ランキングポチってくれたら嬉しいです♪【参考】 goo映画 ボルケーノ♪本日のBGM EARTH,WIND AND FIRE Best Of EW&F Vol.II映画レビュー★そのほか話題の記事はコチラ→