『ムーンライト・ドライブ』 月夜に出来心
『ムーンライト・ドライブ』モンタナの田舎町。町の色男、クレイ(ホアキン・フェニックス)は、一緒に空き瓶撃ちを楽しんでいた幼馴染が突然、彼の銃で自殺する。自分の妻アマンダが、クレイと浮気をしていたことを知り、クレイに濡れ衣を着せるためだったのだ。死体に細工をし、浮気が表沙汰にならないようにしたはいいが、未亡人になったアマンダは、クレイにしつこく付きまとい、彼のガールフレンドを殺してしまう。なんとか死体処理を終え、滅入っていたクレイの前に、陽気な流れ者レスター(ヴィンス・ヴォーン)が現われる。しかし、その正体は、"世界一友達思い"の連続殺人鬼だった。音楽が、いいです。モンタナの風景も、いいです。いい男2人の、仲良しこよしっぷりも、いいです。ホアキンが、いいよね。兄とはまた違った、脆さと色気があるような。ヴィンス・ヴォーンも、カウボーイハットを粋にかぶり、「ヘイ相棒!お前のためにもう一人殺しといたぜ!」なんて明るく言い出しそうな、陽気な殺人犯を演じてます。でも、陽気なんだけど、ふと見せる狂気が、ゾクっ。妻の不倫が原因で自殺しちゃった男を殺しちゃったと疑われないように、事件を隠す。不倫がバレないように…のつもりだったのが、あら大変。次々と発見される死体の、殺人犯だと疑われる。ほんの出来心って怖いな…と思った映画でした。しかし、邦題『ムーンライト・ドライブ』って、何だ?原題『CLAY PIGEONS』=「射撃」から、一体どうやってそんな邦題が。月明かりの中をドライブしてるシーンが出てくるわけでもないのに。芸能・野球ランキング、上がったり下がったり…。今日は何位でしょう…?【参考】 goo映画 ムーンライト・ドライブ♪本日のBGM Elvis Presley Heart & Soul映画レビュートラックバック記事:『ムーンライト・ドライブ』@かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ★そのほか話題の記事はコチラ→