田中モトユキ「リベロ革命」(小学館)
バレーボール漫画は少ない。 「ミス・バレーボール」「健太やります!」ぐらいか。 理由はいくらでもある。「草バレー」がうまれにくいルールと環境。血、カラダこそすべてにみえる実態。かつての栄光にしがみつく情けない現状。無理矢理アイドルをつくりあげるマンネリな切口。って、これはただのバレーボールの悪口か。 高さ&速さ&コントロール&パワーを要求されるバレー=超人!>のはずが客には伝わりづらい。エンターテイメントとして訴えるならその点をもっと押さないと。ってどんどん漫画の話から遠ざかる。 この作品、主人公にママさんチームの監督をさせたり、社交ダンスでフォーメーションを鍛えたり、いい意味ででたらめな前半がいい。後半は真っ向勝負の展開。というより一本調子。惜しい。かわりに女の子のサービスショット急増。飽きたか作者?(♂)